ミニマムアクセス米について知りたい。
 ガット・ウルグァイ・ラウンドにおける国際間の農業合意を実行していくため、外国産米を一定量輸入しています。
 ガット・ウルグァイ・ラウンド農業交渉においては、原則としてすべての関税以外の国境措置を関税に置き換えるという、いわゆる包括的関税化の考え方がとられ、あわせて、基準期間(1986〜88年)における輸入量がほとんどない品目については、最低輸入量(ミニマム・アクセス)として当時の国内消費量の3%の輸入を認め、それを6年間で5%まで拡大することとされました。
 他方、関税化を行わないという特例措置を適用する場合には、この通常3〜5%のミニマム・アクセスを4〜8%に加重することとされまし た。
 わが国のコメについては、これまで、この特例措置を適用していましたが、平成11年4月1日より、関税措置へ切り換えられることになり、これにより平成11年度は6.8%(72.4万玄米トン)、平成12年度は7.2%(76.7万玄米トン)のミニマム・アクセス米を輸入する(毎年0.8増から0.4増に半減)ことになります。
 また、新たなWTO農業交渉の合意ができるまでは現行のアクセス数量(76.7万玄米トン)が維持されます。
(平成15年7月回答) 
農林水産省「消費者の部屋」