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2007/10/09

パトリオットミサイル3反対のデモ行進

 9月30日、習志野市の津田沼1丁目公園において「パトリオットミサイルはいらない! 第1回市民統一行動」が開かれました。

 主催は「パトリオットミサイルはいらない! 習志野基地行動実行委員会」です。 …rankig

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津田沼駅前をデモ行進

 まるで台風を思わせる強い風雨のなか、習志野駐屯地周辺に住む住民など150人の参加がありました。

 強い風雨だけではありません。どこからともなく軍歌が聞こえてきます。あっという間に10台ほどの右翼の街宣車が集会場にやってきて、大音量で集会妨害をし始めました。これでは、パトリオットミサイルに反対する集会なのか、賛成する集会なのかわかりません。

 それでも、参加者は気を取り直して集会を始めます。実行委員会代表の吉沢弘志さんは次のように述べました。

 パトリオットミサイル3(PAC3)は現在三菱重工がライセンス生産していますが、発射実験もせずに配備をしています。発射ボタンを押しても、実際に発射されるかどうかもわからず、どこに飛ぶかもわかりません。こんなもので私たちの安全が守れるのでしょうか。

 迎撃ミサイルと呼ばれていますが、実態はアメリカが先制攻撃を行うためのシステムです。専守防衛などではないのです。

 集会には、参議院議員の糸数慶子さん、山内徳信さん、川田龍平さんなどからたくさんのメッセージが寄せられました。

 集会後、参加者は最寄りのJR津田沼駅前周辺と習志野駐屯地へのデモ行進を行い、年内にも予定されているPAC3習志野基地配備に反対する声を上げました。

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コメント

tomo 様

>さて一方、米朝交渉はかなり大詰めを迎えているようです。
>多少時間はかかりますが、このまま行くと米朝国交回復という日も来るでしょう。
>その時日本はどうしますか?

「ミサイル防衛の進捗は鈍化しても、それが止むことは考え得ない」
というのが貴方の主張で、また現状として、
「アメリカの対朝姿勢は軟化し、北朝鮮が核やミサイルを全廃する見込みは未だ無い」
以上が言えると思います。

これらを考え合わせると、
「アメリカのBMD開発は今後も進捗し、日本版BMDが求められる状況は変わらない」
となります。

したがって、
「日本はアメリカと共同で、引き続き日本版BMD開発に取り組むのが正解」
以外の答は出てこないと思いますが何か。

さらにまた、米朝国交「樹立」の見込みが「大」と仰るなら、

・アメリカが北朝鮮を攻撃する蓋然性は、さらに減じる。
・「パトリオット配備→アメリカの北朝鮮攻撃を助長」を考慮する必要性も減じる。
・「日本のパトリオット配備=純粋な自国防衛」の否定が不能に近くなる。

としかならないのでは。

投稿 stfan | 2008/06/11 00:11

stfanさん

> イラクの戦後処理の長引きから、アメリカでは厭戦基調が高まってます。
> ブッシュの支持率も下がり、以前のイケイケ(死語)は影を潜めてます

おっしゃるとおりです。
戦域ミサイル防衛 (TMD) と国家ミサイル防衛 (NMD) を統合し、計画を強力に推し進めたのはブッシュ政権ですので、今後オバマ政権に替われば、計画進行が鈍化することは考えられます。

しかし、そもそもの計画の骨子は絶対変更されません。アメリカは自ら武器を放棄することはありえないのです。もし米国が、ミサイル防衛とともに戦略ミサイルを全廃すれば、防衛に徹していると言い得ます。しかし例えオバマであれ、そんな芸当はできないのです。

米国における大統領の権限は、日本の首相より大きいですが、万能ではありません。軍産複合体の力は計り知れないほど強く、ミサイル防衛計画を大幅変更させることは絶対に許さないでしょう。

> 「何兆円もかけるほど?」は、まず北朝鮮に言ってあげてください。

北朝鮮にも大声で言いたいですね。「日本は攻撃圏内にある」というようなトンデモ発言も、許せないです。

さて一方、米朝交渉はかなり大詰めを迎えているようです。多少時間はかかりますが、このまま行くと米朝国交回復という日も来るでしょう。その時日本はどうしますか?

投稿 tomo | 2008/06/10 10:10

>tomo 様

>百歩譲って、パトリオット・ミサイルが「世界最高峰の迎撃誘導弾」だとしても、お金の使い方が間違っているのではないでしょうか?

甚だ心許ないデータですが、北朝鮮の国家予算は193億ドル。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/9959/data.html

2000年のデータと仮定して、最終日終値の対円レートが114.41円。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxlast.html

この前提でいくと、北朝鮮の国家予算は約2兆2千8百億円。

さて、テポドン1基の「製作費」は、韓国専門家の試算だと約30億円。
ウォン高が進む現在のレートで言うと約25億円。
http://www.chosunonline.com/article/20060706000026

25億円は2兆2千8百億円の0.1%。
日本の国家予算(00年)と同規模にすると、約1千2百60億円。

「ミサイル防衛」関連予算
http://www1.linkclub.or.jp/~chi-tan/bmds/bmdbudget.html

大雑把ですが、テポドン1基の「製作費」は日本版BMDの各年予算とそう大差無いような。
テポドン、ノドン全部と、その発射装置の開発-製作-維持費を含めるとどこまで行くやら。

「何兆円もかけるほど?」は、まず北朝鮮に言ってあげてください。
少なくとも、日本はここまで福祉を蔑ろにしてませんから。

食糧難の悪化でコッチェビが再び急増
http://www.chosunonline.com/article/20030306000006

投稿 stfan | 2008/06/09 20:17

>tomo 様

>本当にあるかどうかわからない敵国のミサイル攻撃を想定して、「人の命には代えられない」と言っても、それは勝手に想定しているだけだろと言う以外ありません。

以下、エントリ本文から。

>迎撃ミサイルと呼ばれていますが、実態はアメリカが先制攻撃を行うためのシステムです。専守防衛などではないのです。

イラクの戦後処理の長引きから、アメリカでは厭戦基調が高まってます。
ブッシュの支持率も下がり、以前のイケイケ(死語)は影を潜めてますので、貴方の論法に従えば、

「本当にあるかどうかわからないアメリカの先制攻撃を想定して、「専守防衛などではない」と言っても、それは勝手に想定しているだけだろと言う以外ありません」

てコトになる気がしますが。


>最近は北朝鮮のことはあまり言いませんね、誰も。中国ですか? 昔はソ連でしたね?

「日本は攻撃圏内にある」 拉致ビラで北朝鮮軍が警告
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080530/kor0805301658000-n1.htm

一市民団体が無断でビラ撒きしただけで、日本に向けて軍事攻撃ってw
旧ソ連が、ここまで露骨な「脅し文句」を吐いたことありましたっけ?

投稿 stfan | 2008/06/09 20:10

> 何兆円かけても人の命には代えられない。
> 配備するなという人は人間の命をなんだと思っているのでしょう

百歩譲って、パトリオット・ミサイルが「世界最高峰の迎撃誘導弾」だとしても、お金の使い方が間違っているのではないでしょうか?

本当にあるかどうかわからない敵国のミサイル攻撃を想定して、「人の命には代えられない」と言っても、それは勝手に想定しているだけだろと言う以外ありません。

敵国はどこでしょう? 最近は北朝鮮のことはあまり言いませんね、誰も。中国ですか? 昔はソ連でしたね?

ソ連は北朝鮮とは比べものにならないくらい大陸弾道ミサイルを所有していたし、アメリカ(日本)と先鋭的に対立していましたよね? そのときより今の方が危機的なのですか? 何兆円もかけるほど?

投稿 tomo | 2008/06/05 16:36

パトリオットって世界最高峰の迎撃誘導弾と聞きました。
もしも有事の際にパトリオットがあれば大惨事を招かなくても済むかもしれません。
何兆円かけても人の命には代えられない。
配備するなという人は人間の命をなんだと思っているのでしょう

投稿 | 2008/06/05 03:19

6兆円もかけてパトリオットを36発購入するそうだが、国民の血税をこんな当てにならないものに使われては困りますね。許しがたい。こんなもの36発より、核弾頭36基のほうが絶対に安いし役にも立ちます。

投稿 彩雲 | 2008/04/29 23:40

>観ようによっては中国側の問題をも観てとれるところにあります。

公式サイトの観客の声だけ見ると日本ひどいとか、日本政府の責任とか、まあ一部の声だけどそんな感想ばっか。moritaさんみたいな見方をする人がどんだけいるのかな~って。だいたい上映したのが2005年でしょ?戦後60年の年にホントにそんな観点から上映したかってのは説得力が・・・・

>私としては、中国政府への批判の意味を込めて、上映会に取り組みました。

ちょっと苦しい言い訳にしか聞こえないんですけど。結局上映して観客の反応はどうだったんですか? moritaさんみたいな見方の人はいたの??

投稿 精鋭無比 | 2007/12/06 17:05

> 正直「ミサイル防衛構想」については俺の勉強不足は認める所です。
> 申し訳有りません。

あらま、意外な態度の変化驚きました。こちらも、「ファビョ」「w」は撤回します。

> ただ、迎撃用のパトリオットミサイルを一般の国民はどこまで理解して
> いるのか非常に疑問に感じます。恐らくミサイルと聞いただけで単純に
> 攻撃する物としかとらえていないのでは?

いえ、逆に「迎撃ミサイル」と聞くと「迎撃用ならいいじゃん。北朝鮮が発射するかもしれないし」というふうに思う人がとても多いのです。それほど、北朝鮮への「恐ろしい」「何をするかわからないない」というマイナスイメージは強固です。「アメリカの軍事力を利用してでも、北朝鮮に対抗する必要がある」と考えるのですね。

> 確かにPAC3で見事迎撃したとしてもその破片等による被害は免れないの
> だが配備した方がいいのでは?そういう議論が本当は必要なんだろって
> 俺は考える。

はい、そうすれば冷静な合理的な議論になりますね。私は費用対効果を考えると採用できないと考えます。

PAC3配備全体では約6兆円かかると見積もられています。PAC3システムは、ミサイルをミサイルで撃墜するという原理的な難しさから、命中率が大変低い。命中しても破片の被害は免れない。誤射の危険もある。それで6兆円はあまりにも高い買い物だと思います。

ちなみに民主党は、このPAC3配備に反対も何もしていません。実質的に賛成です。

> 『苦い涙の大地から』は観てないけど内容だけみると遺棄科学兵器は
> 日本が全て悪い、で中国批判のような所は何も無いみたいだけど?

映画自体は、中国(政府)の責任を直接的には語っていないかも知れません。しかし、このドキュメンタリー作品の良い点は、観ようによっては中国側の問題をも観てとれるところにあります。

被災者は労働災害を受けているわけですが、それへの補償が何もないこと、劣悪な労働条件、そして根本的な貧困の問題etc。

私としては、中国政府への批判の意味を込めて、上映会に取り組みました。また、化学兵器遺棄以外の深刻な河川の汚染、大気汚染、海洋汚染についても、今後さらに警鐘を鳴らしていかなくてはならない課題です。

人権問題については、チベットに関する学習会などもやってきました。

投稿 morita | 2007/12/03 13:42

morita 様 
正直「ミサイル防衛構想」については俺の勉強不足は認める所です。申し訳有りません。ただ、迎撃用のパトリオットミサイルを一般の国民はどこまで理解しているのか非常に疑問に感じます。恐らくミサイルと聞いただけで単純に攻撃する物としかとらえていないのでは?
その曖昧な部分をPAC3配備に反対の人は国民を煽って利用しようとしているようにしか俺には見えない。なにもせずに飛んできたミサイルを指をくわえて家の中で怯えて着弾するのを待つのか、それとも確かにPAC3で見事迎撃したとしてもその破片等による被害は免れないのだが配備した方がいいのでは?そういう議論が本当は必要なんだろって俺は考える。民主党のようにただ反対の為の反対なんだろっていうふうにしか見えないんだよね。
『苦い涙の大地から』は観てないけど内容だけみると遺棄科学兵器は日本が全て悪い、で中国批判のような所は何も無いみたいだけど?
特に中国国内の環境問題なんて全く無いんじゃない?
あと、ファビョとかいうとあなた方の程度が知れて自分の品位を下げるだけだと思うよ。「w」もあまり使わないほうがいいよ。

投稿 精鋭無比 | 2007/12/03 09:00

「大量破壊兵器の存在」なってデッチ上げだった。
      ↓
「大量破壊兵器の存在」だってデッチ上げだった。

あ~あ、ファビョしゃったよ。
      ↓
あ~あ、ファビョっちゃったよ。

投稿 morita | 2007/12/02 22:53

あのさぁ、少しはググってみたら。

ブッシュ政権は「テロリスト」や「敵性国家」と自分たちが断定したものに対して、先制攻撃戦略をアメリカの軍事戦略の主要な柱にしている。従来の「抑止と封じ込め」戦略から転換して、「先制攻撃やむなし」となっている。

イラク攻撃がそうだった。「大量破壊兵器の存在」なってデッチ上げだった。その先制攻撃戦略の具体的なものがミサイル防衛構想であり、PAC3配備なの。

> 結局、反日・反米の左翼団体なだけでしょ?

あ~あ、ファビョしゃったよ。論争できないからレッテル貼り?w 詭弁の10原則とか知らないのw

あのねぇ、環境と人権をテーマにしたら、中国こそその対象になるの。そんなの百も承知なの。『苦い涙の大地から』という上映会をやったけど、あれは中国批判でもあるの。

> 憲法九条がミサイルから日本国民を守ってくれるんだ?

このブログをきちんと読んでくれれば、憲法9条擁護とは一言も書いてないことがわかると思うけど、それはいい。具体的に日本を守るためには、ミサイルが飛んでこないようにするべきだと思う。

六カ国協議で米国は、北朝鮮に対する「テロ支援国家」規定を解除する手はずになっている。一方北朝鮮は、核兵器開発を放棄する。東アジア―朝鮮半島情勢は話し合いで緊張緩和に向かっている。

日本もそうした道を進めるべき。そのことによって、日本、朝鮮半島、東アジアの平和を実現するべきだと思うよ。

投稿 morita | 2007/12/02 22:50

だから~全然先制攻撃を行うためのシステムの解説になってないじゃん・・・ 大体さー「環境と人権をテーマに活動するNGO」っていってるけどそれって中華人民共和国が一番対象になる国のひとつなのに中共に対しておたくら何も活動してないし。結局、反日・反米の左翼団体なだけでしょ?
「こんなもので私たちの安全が守れるのでしょうか」って、憲法九条がミサイルから日本国民を守ってくれるんだ?

投稿 精鋭無比 | 2007/11/30 13:51

とおりすがりさん。

パトリオットミサイル3そのものを先制攻撃に使うのではありません。パトリオットミサイル3=PAC3の飛距離は数㎞~数十㎞ですから。

PAC3配備は、米国の「ミサイル防衛」=MD計画から来ています。この計画にもとづき、色んな国でPAC3の配備が進んでいます。東欧への配備をめぐって、ロシアが反発しているのも有名です。

米国は先制攻撃を可能にするため、敵国のミサイルによる反撃を迎撃するためにPAC3配備を進めています。東欧への配備は、イランへ攻撃の布石と見られています。

投稿 morita | 2007/11/30 09:18

迎撃用のパトリオットミサイルで、どのように先制攻撃に用いるのか、とても興味深いところです。是非とも解説していただきたい。

投稿 とおりすがり | 2007/11/29 22:21

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