舛添厚労相「首相も政策の転換を」

 舛添要一厚生労働相は6月10日、東京都内のホテルで開かれた自民党の後藤茂之衆院議員(政調副会長兼事務局長)のパーティーであいさつし、「社会保障をしっかりやり、必要なお金をそこに付けるという方針を内閣全体の方針にしてもらうよう努力している。そういう方向で福田康夫首相も政策を転換する方が日本国全体のためにいい」と述べ、社会保障費を堅持していく考えを強調した。

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 舛添厚労相は、現在は年金や後期高齢者医療制度、救急医療の受け入れ不能や医療崩壊などの問題があるとして、現行の政策が続けば、政権交代が現実味を帯びる可能性があるとの見方を示した。その上で、「生活のことを考え、社会保障をちゃんとやる。こう方針を転換しないと、とてもではないが次期総選挙でわが党が勝つのは難しいという危機感を持って毎日国民と接している」と述べた。「わたしは内閣の一員だが、やはり社会保障をしっかりやり、必要なお金はそこに付ける。そういう方針を内閣全体の方針にしてもらうように今、努力をしている。そういう方向で福田首相も政策を転換する方が、日本全体のためにいい」と、社会保障費抑制政策に否定的な見解をあらためて示した。 
 国民の自民党に対する批判については、「政策の面で勝負したい」と述べた。

 後藤議員は旧大蔵省出身で、現在は党の政調副会長兼事務局長、政調全体会議(予算合同)事務局長、税制調査会幹事などを務めている。


更新:2008/06/10 22:42     キャリアブレイン

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