むつ市の公立病院「むつ総合病院」の経営改善委員会があり、経営健全化計画の最終年度である08年度で不良債務を解消できる見通しであることが明らかになった。
むつ病院は不良債務約55億円を抱え、02年度から7年計画で経営改善に取り組んできた。07年度末現在で約12億5000万円の不良債務が残っているが、小川克弘院長は「病院各部の担当者に自覚を持って望むように話している。がんばりたい」と話している。
08年度予算では不良債務解消額が約9億7000万円で、不良債務の残額より2億8000万円少ない。6日の委員会で病院事務局は「7月から診療報酬の加算対象である薬剤師の当直制導入で増収を図り、何とかクリアしたい」と説明した。【松沢康】
毎日新聞 2008年6月10日 地方版