7日午後9時半ごろ、久留米市上津町の産婦人科医院に、生後間もない女児が置き去りにされているのを同病院の女性職員(22)が見つけ、110番した。乳児は同市内の別の病院に搬送され、命に別条はないという。久留米署は保護責任者遺棄容疑で調べている。
調べでは、同9時25分ごろ、若い女性の声で「育てられないので、赤ちゃんを裏口に置いていきます」と産婦人科医院に電話があった。職員が確認したところ裏口に段ボールが置かれ、乳児がタオルケットでくるまれていた。乳児は体重3650グラムで、へその緒は付いたままでぬれており、生後24時間以内とみられる。
〔筑後版〕
毎日新聞 2008年6月10日 地方版