シーファー駐日米大使は13日、都内の米大使公邸で日本経済新聞のインタビューに応じた。11月1日に期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長問題を巡り、アフガニスタン情勢に関する機密情報を9月半ばにも政府・与党だけでなく民主党に提示する考えを表明した。米同時テロを支援した反政府組織・タリバンの活動状況などを詳細に説明することで、同法延長に反対する民主党の態度軟化を促す狙いだ。
シーファー大使は機密情報の開示時期について「9月の第2週か3週ごろ、機密扱いとなっている情報を自民党と民主党などの国会議員に開示する会合を開くべく、準備を進めている」と言明。これに先立ち9月初めに大使自らワシントンに戻り、ブッシュ大統領、ライス国務長官らと意見交換を重ね、米政府の対処方針を固める見通しだ。
(2007/8/14 07:02 NIKKEI NET)
予言してやろう、米国のアフガニスタン情勢機密情報を入手した民主党が最初にやること。それは、入手した機密情報をネタに「内閣はこんな重要な事実を秘密にしていた!」と政権批判。
ちゅーかさ、ネクスト防衛副大臣に日本ではなく韓国に忠誠を誓う白 眞勲氏を据える民主党。以前にも、白眞勲氏は平成18年10月26日の参院外交防衛委員会でこのテロ特借法に関してインド洋上の詳細な給油ポイントを執拗に明かせ明かせと迫っていた。給油なんて一番無防備な状態、その詳細な場所を公表したらそれこそテロリストに「狙ってください」って言ってるようなもんだろ。だから久間防衛長官(当時)が非常に微妙な問題なので、議事録や資料が公開されない理事会で聞いて欲しいと最大限の協力姿勢を見せているにも関わらず「誠意が無い」とか超くだらない揚げ足取りで、執拗に公表しろしろと迫る。この異様なやり取りは議事録の最初の部分を読めばよく分かる。
ほんとに政権交代しか頭に無い連中だからな。嬉々として機密情報を振りかざし政権批判、またそれを喜ぶ反日マスコミが日本語理解できないテロリストにも判りやすいジオラマ付きの解説でその極秘情報を全国に配信し、インド洋上で活動している自衛隊員を危険に晒すのかと思うと頭痛いよ。それ以外にも小沢一郎代表の政策秘書である金淑賢氏経由で韓国大使館に情報垂れ流しコースは規定路線か。
考えただけで眩暈がしてきた。
まさにキチガイに刃物。
【東京9日聯合】日本の参議院選挙で圧勝した民主党の小沢一郎代表の秘書を務める韓国女性が注目されている。国際担当秘書の金淑賢(キム・スクヒョン)さんだ。金さんは2000年に当時自由党の党首だった小沢代表の秘書に抜てきされ、以来7年間にわたり小沢代表を陰で支え続けてきた。日本の政界では、自民党の議員が韓国人留学生をインターンとして起用するケースはあったが、韓国人が正式に秘書として採用されたのは金さんが初めてだ。
韓国外国語大学日本語科卒業後、大学院を修了し1998年に日本に留学した金さんは、今年東京大学で博士号を受けた人材だ。東大で2年間の研修生活を経て再度修士課程に入学しており、多忙な秘書生活を送りながら「韓中修好に関する研究」で博士号を取得した。
小沢代表の事務所で勤務する金さんは、国際関係の専攻を生かすため、朝鮮半島を含む国際情勢に関して補佐する業務を主に担当している。週に1回東アジア情勢を報告しており、中国、米国を含む複数のプロジェクトを企画進行している。また小沢代表を訪ねてくる日本の政治家だけでなく、海外の有力者らとの面談では通訳を担当し、選挙期間には他の日本人秘書らと同様に全国を飛び回り選挙支援活動にも積極的に取り組んでいる。
日本の政界に従事するという関係から、駐日韓国大使館とも随時政局などについて情報交換を行っており、アジア外交を重視する小沢代表の韓日関係に対する認識にも大きな影響を与えているものと金さんは自負している。
金さんは小沢代表を「プロ中のプロ」と評価し、カリスマ性あふれる典型的なボス型の政治家だと話す。仕事に関してはミスを許さない完ぺき主義者だ。しかし実際には温かい性格で、仕事を離れれば人間的に接してくれるという。金さんは「ボス」である小沢代表が、政権奪取の夢を実現するその日まで、秘書として補佐していく考えだ。
(2007年8月9日19時53分配信 YONHAP NEWS)
こんな↓名刺も出回ってて、幾らなんでもそりゃ合成だろうと思ってたけど

いやー、マジだったとは凄いな。しかも在日でもないガチンコの韓国人。その韓国人が日本の政権交代を狙う政党の政策秘書として:
「駐日韓国大使館とも随時政局などについて情報交換を行っており」
なんじゃこりゃ。韓国政府に随時情報垂れ流しかよ?これをスパイと呼ばずなんと呼ぶ?
オレが民主党だけは死んでも支持しない理由の一つが「在日参政権付与」を公約にしている事なんだが、それ以外にも年金払ってもない在日外国人にタダで年金あげるとか、やたら在日韓国人・朝鮮人を国政選挙に立候補させたり、韓国への強烈な擦り寄りの理由はここに有ったのか!!
[参考エントリー]
民主党の目玉候補 白眞勲
民主党に心強い応援団
民主党は売国政党から亡国政党に変わります
外国人参政権がなぜいけないか
ちなみに上の3つのエントリーは2004年に書いた物なんだけど、着々と不安が現実に近づきつつある事に恐怖を覚えるよ。
民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は9日の理事会で、「(参院では)次の国会から『クールビズ』の申し合わせを廃棄したい」と述べ、次期臨時国会から本会議、委員会でのネクタイ着用を義務づけることを提案した。
10日に改めて協議するが、突然の提案に与野党とも困惑顔だ。
西岡氏は理由について、「制服を着た国会参観の子どもがいる中で、大人がリラックスした格好でよいのか」などと述べた。
参院では一昨年から、各党の申し合わせで6~9月は冷房温度を上げるかわりに、ネクタイ着用は義務付けないことにしている。参院の先例でも本会議場での「上着着用」が義務付けられているだけで、西岡氏の提案は一昨年以前の状態よりも「厳しい」内容だ。
(8月9日20時19分読売新聞)
これが民主党の対決姿勢ですか?
ちょっと参議院で過半数取ったからって、とにかくなんでも過去を否定しようって姿勢はまさに半島的であり大陸的でありますな。そのうち焚書坑儒でもするか?
そもそも西岡さんってクールビズをかっこつけかなんかだと思ってんの?リラックスした格好って、アホか。子供だって夏服は半そでの白シャツだろ、それも知らないんだろうな。
こういう能無しに限って、我慢大会することで仕事してるとアピールしてるような気がしてならない。会社でも居るだろ、仕事終わってるのに上司が居るからまだ帰らないとか、だらだら残業して遅くまで会社に居ることが仕事と思ってる奴。サラリーマンの保身はまだ理解できない事もないが、ルール作る側にいる奴がわざわざ自分で能無しアピールして、下まで巻き込もうとしてるのがムカついてしょうがない。こんなのはトップダウンじゃなきゃうまく行かないんだよ。
そんなオレはクールビズの恩恵をたっぷり享受してる一小市民。
そう言えば岡山選挙区、民主党新人の姫井由美子氏が自民党の片山虎之助参院幹事長を競り落として初当選を飾ったが、これはもうなんと言っても「姫の虎退治」ってキャッチフレーズの勝利だね。自民党に逆風が吹いてなくても姫井氏が勝っちゃったんじゃないかと思うほど。こんな素晴らしいキャッチフレーズ見たこと無い。
片山氏は年齢考えるともう引退しちゃうんだと思うが、もし捲土重来を期して6年後の参院選で姫井氏に挑戦するなら、今度は挑戦者の立場で姫井氏に負けないコピーを!例えば「虎の姫いじり」とか「虎の姫はじめ」とか。
さて、参院選の結果を受けてサヨ系をはじめとするマスコミ各社は「とっとと衆院解散しろ!」って連呼してる
参院選は自民党が歴史的敗北を喫した。与党は過半数を大幅に下回り民主党は参院で第1党となった。
安倍晋三首相にとっては、全国の有権者に審判を仰ぐ初の国政選挙だった。私たちは今回の参院選を「安倍政治」を問う選挙であるとともに、自民、民主両党による2大政党化の進展を占う選挙と位置付けてきた。
選挙結果について安倍首相は29日夜、「国民の声を厳粛に受け止めなければならない」としながらも、自らの進退については「改革続行、新しい国造りを約束してきた。この約束を果たしていくことが私に課せられた使命だと決意している」と続投する意向を明らかにした。
与党内には「参院選は政権選択選挙ではなく首相の進退は問われない」という声もある。
しかし98年の44議席を下回り、40議席を切る大敗北である。今回の結果は国民による「安倍政治」への不信任と受け止めるべきだろう。首相の政治責任はあまりにも明らかであり、続投が民意に沿った判断とは思えない。
6年任期の参院では3年ごとに議員の半数が改選される。
このため今後少なくとも3年間は法案成否の主導権は野党に握られる。衆院で再議決する道はあるが混乱は必至だ。
今後の政策遂行上、まず課題となるのは11月1日で期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長問題である。さらに来年度予算編成との関連で本格的な消費税論議も始めなくてはならない。北朝鮮の核問題に関する6カ国協議への対応など外交上の難問も山積している。
首相は参院選敗北にもかかわらず続投を決意したからには、早期に衆院を解散し、改めて信を問うべきである。(後略)
(2007年7月30日 毎日新聞)
理屈としては「安倍政治が不信任されたんだから、衆議院も解散して国民の信を問え」っつーことで、他社もほぼ同じロジックだ。
でもさ、参議院選挙で国民の審判により自民党は負けたわけで、そのせいで今後の年金処理問題でも自治労をバックにつけた民主党らの意向に耳を傾け反映させながら窮屈な国会運営を強いられる、それこそが参院選で突きつけられた国民の審判に対するペナルティーじゃないの?
参院で負けたんだから衆院もすぐ解散しろって、それじゃそもそも両院制の意味ないだろ。
こういうと「じゃぁ郵政法案を参院で否決されたからって、衆院を解散した2005年の総選挙はなんだ?」って言う御仁も居るかもしれないが、そりゃ単純明快「内閣の最重要法案を否決されても参院が解散できないので、国民の信を問う為には衆院を解散させるしか方法が無いから」だ。
逆に次の衆院選挙で与党が圧勝した場合「参院選挙で野党が過半数取っているのはおかしい民意を問えるよう憲法改正すべきだ!」なんて絶対マスコミは言うわいくせに。
だいたい、今回の選挙では出口調査でも明らかなように年金処理の問題と政治とカネが最大の争点でそれに閣僚からの失言(オレに言わせれば言葉狩り)が油を注いだ。安倍内閣が発足当初から掲げていた「憲法改正」「教育改革」「戦後レジームからの脱却」は一切報道で取り上げられる事無く、有権者からも忘れ去られていたのに「安倍内閣の不信任」とはこれいかに?ちゃんと政策を争点化しもせずにスキャンダル探しだけではしゃいでた連中が何を言ってるんだ、と。
さてさて、国民の審判を突きつけられた自民党がなんかやってます
自民党は1日、政治資金管理団体の事務所費など経常経費(人件費を除く)について、収支報告書に添付を義務付ける領収書の額を「5万円以上」から「1円以上」とし、すべてを対象とする方針を固めた。秋の臨時国会に公明党とともに政治資金規正法改正案を提出する。「政治とカネ」を巡る問題への批判が参院選大敗の一因となったことを受け、透明性を高める必要があると判断した。
中川秀直幹事長は1日の記者会見で「1円以上の領収書を公開すべきだというのが民意の大勢だ」と語った。対象を資金管理団体だけでなく、政治団体に広げることを検討する意向も示した。(16:00)
(2007年8月1日 NIKKEI NET)
領収書添付1円以上って、参院選翌日のNHKの討論番組(各党の幹事長クラスを集めてやってた)で社民党福嶋瑞穂氏が言ってたな。経常経費1円以上って現実的に出来るんか?しかも全ての政治団体に広げるって結構凄い事になりそうだな。これって、民主党内にいる小沢代表はじめとする古い自民党議員達は賛成できるのかね?それとも民主党が反対することを見越しての自民党の自爆テロ(いや自爆テロは言い過ぎた「肉を切らせて骨を絶つ」)か?
一方の民主党は民主党で天下り根絶法案なんてのを提出予定らしいけど、なんだかこういうわっかりやすい、庶民感覚や主婦感覚に訴える法案提出ばかりに躍起になって大局を置き去りにするような政治こそ国民にとって最悪の政治だと思うがね。
こういうのこそ「衆愚政治」とマスコミは批判しないのか?
参議院選挙の結果はご存知のとおり民主党大勝、自民党惨敗。
衆参捩れちゃってこれからどういう国会運営になるのか見もの。ただなぁ自民・民主双方とも世論に媚びるために財源無視のバラ撒きに逃げこんだり、政策無視の政局ごっこだけは勘弁して欲しい。見極めるのは有権者だろうけど、今回の選挙結果見てる限りは目先のニンジンに弱い人がまだまだ多いのがハッキリしたし、心配だ。
ところで色んな分析が報道メディアでなされているがちょっと首を傾げたくなるものも含まれている。
例えば「自民党は支持基盤が壊滅状態」って論調。
前回も書いたが参院比例区候補は知名度だけで票が見込めるタレント候補以外は支援組織に紐付いている。従い比例区得票数分析を見ると、今回は
2007年参院選挙比例区得票数
総得票数 政党名得票 個人名得票 当選者数
民主党 23,256,242 18,829,335 4,426,907 20
自民党 16,544,696 10,543,574 6,001,122 14
2004年参院選比例区得票数
総得票数 政党名得票 個人名得票 当選者数
民主党 21,137,458 17,345,037 3,792,421 19
自民党 16,797,687 11,604,565 5,193,122 15
比例区総得票に占める個人名得票数が民主党が18%⇒19%とほぼ横ばいなのに対して、自民党はあの逆風の中票数で約80万票、割合も31%⇒36%と5ポイント伸ばしている。
日経新聞は7月31日の朝刊で「自民、支援組織に衰え」と題して業界団体が支援する組織候補の落選が相次いだのは、建設関係や医師会等支援団体の集票力の衰えだ、とし「(医師会が支援した)武見敬三氏が18万6千票あまりしか獲得できずに落選」と書いているが、他党では5-6万票で当選したケースもいくつか有る。それに医師会がもうちょっと集票して武見氏が当選したとしたら今度は自民党比例区で最下位当選だった神社本庁支援の有村治子氏が落選するわけで、比例区の当落は組織集票力より政党名の集票力の問題でしょう。こういう見当違いの分析記事出して「もっと支援組織に手厚い政策打ち出せ」って遠まわしのプレッシャー掛けてるのか?
あと笑えるのが、選挙前には年金処理の問題をこれでもかと言うほどキャンペーン張って、各種出口調査でも「年金問題」を投票の決め手にした人がダントツ1位で、「年金を取り返す」なんてセリフを口走ってた民主党の比例区の1位当選が"年金を消えさせた張本人"である自治労役員の相原久美子氏って事。
この人当選後のテレビで↓こんな事ほざいてたらしい
「あの当時、労働組合が職場の改善要求を出して何が悪い、と。50分やって10分休む。45分して15分休む。その基準値より上回るものを取ったとしてもじゃー、休んでみんな寝てたわけじゃありませんから。」
http://jp.youtube.com/watch?v=wuvf957Qjfs
http://www.nicovideo.jp/watch/sm725917
ほんと笑えるよな、「消えた年金5000万件、ふざけるな!」とか言って政府追求してた民主党が、年金を消えさせた張本人=自治労の親玉相原久美子氏をトップで当選させてるわけだから。
これ、判り易く例えれば、元社保庁長官を自民党が比例代表候補に紛れ込ませて「社保庁解体やります!」とか言ってたらマスコミはどう報道したと思うよ?
いや、別にいいんだよ民主党は労働者の味方で怠慢職務で年金処理を混乱に陥れた自治労を徹底的に養護する姿勢を鮮明にしてるのなら。
ところがどうだよ?この消えた年金問題を争点に今回の参院選の顔として東奔西走し、民主党大躍進の原動力となった長妻昭政民主党政調会長代理はどの面下げてこの結果を説明するんだよ?羊頭狗肉とはこのことだ。
ちなみに公式WEBサイトによると相原久美子氏の連絡先は
〒102-8790
東京都千代田区六番町1
(自治労会館)
だってさ。どんだけ自治労どっぷりなんだよ!
みんな選挙行けよ。
ところで前回2004年の参院選挙結果で興味深い数字を発見
2004年参院選比例区得票数
総得票数 政党名得票 個人名得票 当選者数
民主党 21,137,458 17,345,037 3,792,421 19
自民党 16,797,687 11,604,565 5,193,122 15
注目したのは政党名得票数と個人名得票数の割合。民主党は総得票に占める政党名得票の割合が82%、一方の自民党は69%。10ポイント以上も民主党の比例区は個人に紐付く投票ではなく、政党名で投票されていることが分かる。個人名の得票はタレント候補でなければ、立候補者の支援団体の集票能力に基本的に紐付く。なので民主党の支援組織は自民党と比べると集票能力は劣っている、逆に言えば候補者個人というより「民主党」というイメージに投票する有権者が民主党の議席を後押ししている訳だ。
2004年の比例区選挙で自民党候補の最低得票当選者は152,627票の松村 祥史氏、一方で民主党は106,141票の渡辺 秀央氏。なんと5万票の違いがある。15万票以下で当選した民主党比例区選出の議員は6人、その中には114,136票だった解放同盟役員の松岡徹氏や130,249票だったジェンダーフリーで夫婦別姓論者の円より子氏なんかもいる。(参考エントリー:比例区で民主党が第一党になるヤバさ)
今回の選挙も民主党比例区候補にはアヤスィ候補満載。
民主党参院比例区アヤスィ候補リスト
金政玉
在日韓国民団葛飾支部国際課長、人権擁護法案推進の「人権フォーラム21」事務局次長、在日外国人参政権獲得の為に民潭が送り込んだ日本人への刺客
相原久美子
元・自治労組織局次長、年金を宙に浮かした労働組合・自治労『国費評議会』絡み。民主党への年金内部情報リークの見返りか?
斉藤つよし
元・自治労中央執行委員、年金を宙に浮かした労働組合・自治労『国費評議会』の総元締め。
神本美恵子
元・日教組教育文化局長、輿石東氏から続く民主党日教組閥
今野東
2003年「不当逮捕」革マル派幹部7人釈放要求、2003年衆院選挙違反により当選無効と同一選挙区からの5年間立候補禁止にも関わらず参院から出馬
さて、この中からどんだけヤバイ奴が当選して6年間日本を貶めるための工作活動をするのか?
こんな比例区候補の羊頭狗肉っぷりをひた隠しにして、政策議論も完璧にスルーして、とにかく「民主頑張れキャンペーン」に一途なマスコミの魂胆はこのアヤスィ候補者リスト見れば自ずと分かってくるもんだ。
民主党は選挙制度を逆手に取って、こういうやばい奴をこっそり国政の場に送り込もうとするなよな。
[追記]
さっき投票行って来たけど、生まれて初めて出口調査されたよ!
嫁さんと二人で清き2票を民主党に投じてきた。
TBSの調査って言ってたが年代、性別、選挙区と比例区の投票先、あと普段の支持政党、今回の選挙の争点、年金制度を信じられるかどうか、等の質問だった。
選挙区はもちろん民主党候補者名、比例区は金政玉、普段の支持政党は民主党、選挙の争点は憲法と教育問題、年金制度は信じられるって答えておいた。
小さなことからコツコツと。みなさん「出口調査は民主党~自民でも民主でもなくマスコミにNO!」、選挙のたびにお忘れなく。
復党問題に関して個人的に思うこと
造反議員を復党させたからといって、郵政選挙で自民党を地すべり的圧勝に導いた無党派層が一気に民主党支持に変わり、来年の参院選挙で民主党が圧勝するなんて事は有り得ない。「自分の一票で何かが変わる」という期待感、そして実際に「支持する事で政治が変わる」という結末に感動した人々は次から選挙に行かなくなるだけだ。
すると何が起こるかって言えば、組織型選挙の復権。
候補者は組織・団体からの支持の取り付けに奔走し、目に見える支持団体の顔色を伺う事が政策の柱になる。能力の無い組織・団体は自らの生き残りのための自助努力を放棄し、補助金目当てで選挙協力を競い既得権益固めを狙う。そうなると益々無党派層は政治への関心を失う。めくるめく組織型選挙復権へのスパイラル。
オレはそれが嫌だから、大多数の有権者が納得してないような今の段階で復党には絶対反対。
そもそも組織型選挙っつっても、今時組織・団体の結束なんてどんどん低下してるんだから、自民党が旧来の戦術に復古しても自分で自分の首を絞めるだけ。執行部もそこまでバカじゃないだろ。造反組が「安倍総理を支持しますから一緒に政治やらせてください」って言うのなら、造反組は新党作って統一会派でやれば良い。いい働きすりゃほとぼりが冷めた頃に吸収合併してもらって自民党に戻れる可能性もゼロではないよ。
と頭じゃ理解してても新聞記事とか見てると「復党は規定路線」みたいな思い入れと思い込みタップリの臨場感溢れる記事が繰り返し繰り返し掲載されて冷や冷やするけどね
例↓
郵政民営化造反組の復党問題で自民党は4日、9月の首相指名選挙で安倍晋三首相に投票した無所属議員12人に加え、昨年の衆院選で落選した前職も安倍首相の政策に全面的に従うことを条件に同時期の復党を認める方針を固め、調整に入った。沖縄県知事選(19日投開票)後に党紀委員会を通じ、手続きを進める。来夏の参院選で組織を重視した選挙戦術を優先する立場から、前職の協力も不可欠と判断した。
落選した無所属の「造反組」14人のうち、復党の検討対象となるのは、民主党、国民新党からそれぞれ参院選に出馬する川上義博氏と自見庄三郎元郵政相を除く前職12人。党紀委員会(笹川尭委員長)で「郵政民営化を含む党の政権公約と、首相の所信表明演説への支持」を確約した前職については、現職の無所属と同様に年内の復党を容認する方向。復党の意思がなかったり引退を検討する前職もいるため、最終的に復党するのは7~8人程度になる可能性がある。
複数の関係者によると、首相は10月上旬、東京都内で青木幹雄参院議員会長、森喜朗元首相、中川秀直幹事長と極秘に会談し、造反組の復党問題を協議。青木氏が「参院選(の情勢)は厳しい。造反者の協力もあおぐべきだ」と、無所属議員と前職の一括復党を強く主張。首相は了承したうえで中川氏に対し「細かいところは党で検討してほしい」と指示していたという。
その後、首相は無所属の現職議員について復党を容認する意向を表明。執行部は党内の反発を考慮し、無所属現職議員の復党を先行する案も検討していた。しかし、無所属議員の「窓口役」の平沼赳夫元経済産業相が当落を問わない復党を中川氏らに要求、参院側の強い要請もあり、当初の非公式の合意通りに現職と前職の一括復党を目指す方針に傾いた。
ただ、小泉純一郎前首相らがいわゆる造反組の復党に反対しており、一括復党を認めた場合に党内の亀裂が拡大することも予想される。特に、落選した前職議員の選挙区には「刺客」を中心に現職議員がいることから、仮に復党を認めても公認をめぐる選挙区調整が難航することは必至だ。【中澤雄大、高山祐】
(毎日新聞) - 11月5日3時5分更新
うーん、凄いリアリティー。
でもこれ読み込んでいくと凄いいい加減な記事なんだよな
第一パラグラフ最後にある「来夏の参院選で組織を重視した選挙戦術を優先する立場から、前職の協力も不可欠と判断した」って文の主語は「自民党」。自民党が判断?じゃぁ誰がそんな情報を中澤雄大・高山祐両記者に提供したかというと「複数の関係者によると」。「執行部」でも「幹部」でもなく、更に「自民党関係者」でもなくタダの「関係者」。おいおいおい、これじゃぁ野田聖子氏とか平沼氏から話聞いてても良い訳だ。すっげーな。
いや、もうマスコミ凄いわ。
昨日も小泉前総理の挨拶に関して「お前ら頭オカシイだろ?!」って誤読をしてやがる
まず、小泉前総理の挨拶書き起こしから↓
(前略)黙っているからといって、見てる人は見てる。皆さんみたいに、演説しているときだけ、自分が質問しているときだけ、選挙民と握手しているときだけ、酒飲むときだけ、お酌しているときだけが政治活動じゃないんですよ。日頃の行動、選挙民は言葉よりも感ずるんですよ。この人は何をしてくれるか、信じることができるか、期待できる、こう雰囲気を出すというのは日頃の行動ですね。よく学び、よく遊べという言葉がある。机の上の勉強だけが学びじゃないんですよ。遊ぶということも必要なんです。だから、これからは、そういう、皆さん努力、どういう政治家になるか楽しみなんですよ。
ただ、政治家っていうのは、常に使い捨てされるということを覚悟しなければいけない。使い捨てにされるっていうことを嫌がっちゃいけない。総理大臣だって使い捨てにされる。国会議員だって、一回一回選挙ごとに使い捨てにされるということを覚悟しなきゃいけない。当たり前なんです。甘えちゃだめです。だからこのとき使ってもらった、選んでもらったということに喜びを感じながら、そのたび全力を尽くす。さらに使おうと有権者が思ったら、また使ってもらえばいい。使い捨てされるなんてイヤだなんて言った人は、国会議員にならない方がいい。常に使い捨てされて当たり前だと思って、日頃向上心を持って頑張っていただきたい。そして夢。夢は実りがたいんですね。ジャマする人たくさんいる。敵はあまたなり。しかし、勇みて行かん。こういう気持ちを持って、夢を持ちながら、志を持って頑張っていただきたい。(後略)
該当部分だけ抜き出したが、是非全文を読んで欲しい。書き起こしされた方も仰っているが、これ別に政治家に対してだけじゃなくリーマンにも学生にも当てはまる普遍的なメッセージだと思うけどな。で、その中で「有権者にもう一度使いたいと思われる政治活動をして支持を勝ち取れ」とエールを送ってるだけだろ。
それがマスコミフィルターを通すとなんとこういう解釈になる
↓↓↓
小泉前総理大臣は自民党の新人議員らを集めた会合であいさつし、郵政民営化法案に反対して党を離れた無所属議員の復党について、やむをえないという認識を示したうえで、新人議員はそれを乗り越えて次の選挙でも当選できるよう頑張ってほしいと激励しました。 小泉前総理大臣は、先輩議員が、新人議員らに政治家としての心構えや選挙対策のノウハウなどを教える「日本夢づくり道場」の最高顧問を務めており、7日の会合であいさつしました。この中で、小泉氏は、自民党を離れた無所属議員の復党に新人議員の間から反対意見が出ていることを念頭に、「政治家は選挙ごとに使い捨てされることを覚悟しなければならない。それが嫌だという人は国会議員になるべきではない」と述べ、復党はやむをえないという認識を示しました。そのうえで、小泉氏は「邪魔する人や敵はたくさんいるが、選んでもらったことに喜びを感じながら全力を尽くし、有権者に再び選んでもらえるように向上心を持って頑張ってほしい」と新人議員を激励しました。(後略) (NHKニュース 2006年11月7日 21時12分)
小泉純一郎前首相は7日、自民党「日本夢づくり道場」のあいさつで、昨年初当選した衆院議員61人に対して「政治家は使い捨てにされることを覚悟しなければならない。甘えちゃだめだ」と述べた。自民党執行部が進める郵政造反組の復党を容認し、復党に反発する新人議員に党内を混乱させないようクギを刺した発言とみられる。
小泉氏は「参院選に負けるぞ」と語るなど、早期復党に異論を唱えていただけに新人議員は衝撃を受けた様子。杉村太蔵衆院議員は記者団に「使い捨てされないように頑張る」と語った。【米村耕一】
(毎日新聞2006年11月7日23時27分更新)
小泉純一郎前首相は7日、自民党本部で開かれた同党の若手育成機関「日本夢づくり道場」(塾長・武部勤前幹事長)の会合に出席し、新人議員らに「一回一回の選挙ごとに使い捨てされることを覚悟しないといけない。甘えてはだめだ」と政治家としての心構えを説いた。
道場は、昨年の郵政解散に伴う衆院選や2年前の参院選で初当選した議員らが対象で、会合には「刺客」候補として郵政民営化造反組と戦った小野次郎、佐藤ゆかり両衆院議員ら約60人が参加した。小泉氏はこれまで、造反組の復党には否定的な立場だと見られてきたが、同日の発言は復党に一定の理解を示したとも受け取れるだけに憶測を呼びそうだ。
(時事通信 2006年11月8日1時0分更新)
小泉純一郎前首相は7日、自民党本部で開かれた衆参1回生議員の研修会「日本夢づくり道場」で、「政治家は常に使い捨てにされることを覚悟しないといけない。甘えちゃいけない。使い捨てが嫌なら国会議員にならない方がいい」と述べ、郵政民営化に反対し、離党した衆院議員らの復党に反対する一部議員を叱責(しっせき)した。小泉氏の後ろ盾を期待していた議員は、非情な「突き放し」にショックを隠しきれない様子だった。(後略) (Sankei Web 2006/11/07 23:01)
どこをどう縦読みしたらそうなるんだよっつーくらいの解釈の飛躍。はいはい、あんた達が造反組に復党して欲しいのはよくよく判りました。電波通り越してもう捏造だねこれは。
政治記者になるには、どんな発言であろうとも自分の欲しい結論を導き出すという創作能力が一番求められているってのが良く分かったよ。ホントどいつもこいつもキチガイ揃いだな、記者って奴はよ!
と、エキサイトしてるところにこんな記事が
自民党・中川幹事長が7日、郵政造反議員のリーダー・平沼元経産相に対し、自民党への復党ではなく、統一会派の結成を打診していたことが明らかになった。
これは複数の関係者が明らかにしたもので、郵政造反議員の復党は世論の反発が強く、安倍首相の政権運営に悪影響が出ることも予想されるため、まずは統一会派にとどめることで批判を和らげようと判断したもの。
これに対して、平沼氏は「郵政造反議員12人一括での復党以外は認められない」として提案を拒否した。
自民党内では来年の参議院選挙をにらんで早期の復党を求める声がある一方で、1回生議員の有志が復党反対の署名活動を行うなど反発も根強く、今後、調整は難航しそうだ。
[NNN政治ニュース 2006年11月9日3時40分更新]
これまたニュースソースは「複数の関係者」なんで眉唾もんだが、非常に現実的な解決策だと思うよ。ま、統一会派にしたところで衆院選挙の時は必ず選挙区調整が必要になるわけで、造反組がどんな働きしてどう成果を残し、それを最終的に有権者がどう捉えるのか、小泉前総理の言葉をマスコミ的に使いまわせば
「常に自民党に使い捨てされて当たり前だと思って、日頃向上心を持って頑張っていただきたい。」
って事ですよ。こっちの方が随分しっくりくる解釈だな。
次の文章は、毎日新聞に掲載された直木賞作家石田衣良氏の「白黒つけます!! 中国、韓国と仲良くした方がいい?しなくてもいい?」からの抜粋である。
文章を読んで設問に答えよ。
ふー、びっくりした。でも、反対派の意見はほぼ一点に集中している。中国や韓国は反日だから、仲良くする必要はないというもの。それ、ほんとなのかなあ。(中略)
今回のこたえは数字のうえでは「しなくていい」派が圧倒的だったけれど、( 1 ) 中国・韓国とは仲良くしたほうがいい。
あたりまえの話だよね。メールをくれた「多数派」はあまり反日報道やネットの情報に踊らされないほうがいいのではないかな。
問1.( 1 )に入る適切な文を、次に挙げた選択肢の中から一つ選べ。
A. みんな2005年に起こった反日デモの記憶を引きずり過ぎじゃないの?
B. 日本の戦争責任に対する贖罪という視点が抜け落ちている。
C. アジアの安定の為にも未来志向の関係構築をすべきでしょう。
D. 応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮にいれて決定させてもらいます。
正解
「石田衣良の白黒つけます!!中国、韓国と仲良くした方がいい?しなくてもいい?」(ミラー)
(出典:毎日新聞 2006年10月31日)
次の文章は、毎日新聞編集委員 牧太郎氏のコラムからの抜粋である。
文章を読んで設問に答えよ。
「街灯のともる路地で××議員の手が……熱いキスは5秒ほど続いた」というコメント付きで、女性キャスターとの熱愛シーンを写真誌にスクープされたイケメン議員。慌てて「不徳のいたすところ」と党役職の進退伺を出したそうだが、( 1 )
問1.( 1 )に入る適切な文を、次に挙げた牧氏の発言の中から一つ選べ。
A. 金で女性を自由にしたのだろうか?
B. 「人間の倫理」に反している。
C. 議員歳費を使ったのだろうか。だとしたら国民の血税だ。政治資金を使ったとしたら、政治活動の名目で、無税で、企業からもらった金を、自分の欲望を満たすために使ったことになる。
D. それほど大げさな話?
正解
牧太郎の大きな声では言えないが(ミラー)
参考 その他の選択肢に関する出典:
第114回国会 予算委員会 第17号/牧太郎の宇野総理女性問題に関する見解
(出典:毎日新聞 2006年10月3日 東京夕刊)
次の文章は、とある新聞記事からの抜粋である。
文章を読んで設問に答えよ。
憎いし、苦痛。安倍晋三首相が訴える「美しい国」を逆さまに読むと、こうなる。
東京都内の病院で働く女性(四〇)は、同じ母子家庭の友人に言われてハッとした。
問1.病院勤務の女性はハッとして何を考えたのか、上記の文章に続く適切な文を以下の選択肢から選べ。
A. な、なんだってーーーー!!
B. そういえば「『死にたくなるよ』と夜泣くタニシ」は逆さまに読んでも「『死にたくなるよ』と夜泣くタニシ」だわ。
C. 美しさと苦痛という“光と影〝をはらんだように聞こえる国づくり。「自分たちは切り捨てられるのか」と、怖くなってきた。
正解
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/image/20061004chinichi.jpg
(出典:中日新聞2006年10月4日夕刊)
次の文章は、とある新聞記事からの抜粋である。
文章を読んで設問に答えよ。
人前でブーッとやらかす恐怖におびえているサラリーマンが急増しているという。
お腹の中のガスの発生を抑えるオナラ解消薬も売れている。おなら恐怖症が増えているのはなぜか。まずストレス。緊張すると、唾液と一緒に空気をのみ込み、その一部が腸にたまる。便秘にもなりやすくなり、ますますガスがたまる
……ああ、これも( 1 )のツケか――。
問1.( 1 )に入る適切な文を以下の選択肢から選べ。
A.日ごろの不摂生
B.欧米化した食生活
C.妻の理不尽な行動
D.小泉失政
正解
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=18306(ミラー)
(出典:日刊ゲンダイ 2006年9月13日)
問1 次の空欄アを埋めよ
兵庫県で塾帰りの女の子(9つ)が胸を刺された。愛知県春日井市で女子中学生(12)が登校中に髪を切られた。
岐阜県関市では女子大生(21)が電柱の陰にいた男に傷つけられた。先月末、続けて起きた事件である。
いずれも、ひとつ間違えると大事にいたったケースだろう。
それが日常茶飯事になった。普通、動物は肉食獣でも無意味で無駄な攻撃はしないという。情けないかな-人間だけがこうした異常な行為におよぶ。
( ア )のも先月末だった。
1.幼女連続殺人が起きた
2.本年度の犯罪被害統計が出された
3.危険な都市ランキングで名古屋がランクインした
4.県内の学校で登下校に十分配慮するよう呼びかけられた
5.安倍晋三首相が所信表明演説をした
正解
http://www.chunichi.co.jp/00/uho/20061002/col_____uho_____000.shtml(ミラー)
(出典:中日新聞 2006年10月2日)
最近新聞記事の電波っぷりが凄い。2ちゃんねるなんかでも散々取り上げられて弄られまくってるけど、もうちょっと系統立てて保存しておくと資料としてオモシロそうなので新カテゴリー「試験に出る新聞記事」を作ってみました。発見したら記事だけ貼り付けます。通報も歓迎。
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次の文章は、とある新聞記事からの抜粋である。
文章を読んで設問に答えよ。
今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、エビちゃん(蛯原友里)が人気だが、これからは男性にとっての理想像も 「さわやか正社員」系になるのかもしれない。そういえば( 1 )も、多少気になるところだが、
問1.( 1 )に入る適切な文を以下の選択肢から選べ。
A.秋冬もののトレンド
B.環境に配慮したクールビズ・ウォームビズ
C.女性達からの目
D.自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実
正解
http://www.asahi.com/culture/fashion/TKY200609110089.html(ミラー)
(出典:朝日新聞 2006年9月11日)
政府は19日午前、閣議了解の形で、北朝鮮の大量破壊兵器の開発との関係が疑われる団体・個人に対する金融制裁を決めた。同日中に財務省などが告示して発動する見通しだ。制裁は7月の国連安全保障理事会で採択された北朝鮮非難決議に基づく措置。政府は米国と連携しながら、国連総会の一般討論演説などの場で国連加盟国に協力を呼びかける方針だ。
金融制裁は「外国為替及び外国貿易法」(改正外為法)に基づき、北朝鮮の大量破壊兵器の開発との関係が疑われる団体・個人を制裁対象に指定する。日本国内に設けた金融口座からの海外送金や預金引き出しを許可制とし、事実上の凍結措置をとる。
米国は北朝鮮の銀行や商社など12団体・1個人に資産凍結措置を講じているが、日本政府は欧州各国から寄せられた情報などを踏まえ、米国の制裁対象よりも拡大して対象を「15団体・1個人」とする。
安保理の非難決議は7月、北朝鮮のミサイル発射を受けて採択されたが、その後、約2カ月が経過しても北朝鮮が6カ国協議への復帰に応じていないことから、政府は金融制裁は不可避だと判断した。
(Sankei Web 2006/09/19 10:36)
ご存知の通り20日には自民党総裁選挙の開票が行われ即日新総裁が決定する。その前日、まさに任期も大詰めのタイミングで経済制裁が発動される。この姿勢こそが、マスコミの歪曲・偏向報道を交えた執拗なネガティブキャンペーンにも退任までビクともしなかった小泉総理の高支持率の理由だろう。
もう多くの人が忘れかけているかも知れないが、2004年5月に再訪朝して以降「小泉総理は歴史に名を残すために北朝鮮と国交正常化を焦っている」という妄想に溢れた猛烈なネガティブキャンペーンが巻き起こった。
翌2004年7月、訪韓し盧武鉉大統領と首脳会談した際の記者会見発言でマスコミお得意の切り貼り歪曲報道でピークを迎える。その時のマスコミの情報操作の下劣さは↓このエントリーに詳しい:
小泉北朝鮮国交正常化発言報道のデタラメ
この情報操作にマンマと乗せられた人が続出、「空白の10分」なんて与太話を事もあろうか保守論客の重鎮みたいな人までコロッと騙され「正論」2004年10月号に「なぜか理由もなく日朝国交正常化を急ぐあぶない宰相」なんて論評まで掲載する始末。
マスコミらの勝手な解釈は置いといて、何度も繰り返された小泉総理の日朝国交正常化についての立場は下記の通り
(前略)日朝国交正常化について、一昨年の金正日氏との間の日朝平壌宣言を誠実に履行されるのであれば、正常化するという立場であることを明らかにしておきたい。拉致問題、核問題、ミサイル問題を総合的、包括的に解決された際に、正常化がなされるということである。
私の任期はあと2年ほどであるが、その間に、日朝平壌宣言が誠実に履行されれば、正常化がなされる。これが誠実に履行されれば2年にこだわらない。1年もあり得る。私は期間にはこだわらない。誠実な履行がなければ1年経っても2年経っても、3年経ってもない。望ましいことは、できるだけ早く日朝平壌宣言を誠実に履行することである。時期にはこだわらない。 (後略)
「私の任期はあと2年ほどであるが、その間に、日朝平壌宣言が誠実に履行されれば、正常化がなされる。」んで、2年待ったけど誠実な履行はされませんでしたね、じゃぁそろそろ本気で制裁かけますよ、と。有言実行。
小泉総理を大衆迎合の政治家と評する人も居る、もちろん「民意を汲む」という意味ではそうとも言えるだろう、その上で一度決めた方針については頑ななまでにブレずに筋を通す。そのフェアな態度が国民のみならず他国首脳(除く特亜)からも厚い信頼を置かれていた要因の一つであることは間違いない(もちろん、制裁時期についての批判は有るだろうが、それは方法論として議論すれば良いし、絶対的な正解等存在しない)。
そしてブレないが故に、切り貼り・歪曲・偏向とありとあらゆる手段で政権の足を引っ張ろうと必死なマスコミはじめ民主党やら敵対する連中の出鱈目さが逆に浮き彫りになった。っつーか、これも小泉政権の大きな功績だな。マスコミがいかに信用出来ない連中か広く国民に認識させ、メディアリテラシーの向上に寄与した。これ小泉政権の光と影でちゃんと紹介しろよ!
ネットによって過去の発言が簡単にトレース出来るようになった今「ブレない」という事がどれだけ難しいことか。逆に言えば「ブレない人」は応援する側にしてみればとても有り難い存在だ。このブログでは小泉総理側のスタンスで書くことが多かったが、担いでいる神輿がブレないと担ぐ側も安心していられる。これが民主党議員なんかを担いでいたら悲惨だっただろう。
郵政民営化の攻防も思い出深い。9月11日午後8時、テレビ局各局の選挙特番が一斉に「自民党歴史的圧勝」を報じた瞬間に「自分達が支えている政権」という興奮を覚えた有権者はもう後戻りする事は無い。マスコミなんかが張る小手先のネガティブキャンペーンはもう逆効果にしかならない。どれが本物なのかを見分ける力(または「見分けようとする姿勢」)を身に付けた有権者には面白可笑しく脚色されたニュース原稿なんか必要ない、欲しいのは一次ソースだけ。その変化に果たしてマスコミは気付く日が来るのだろうか?
とにかく、とにかく、小泉総理の5年5ヶ月はもうすぐ終わる。今言えることは、本当にただただ「面白かったよ!ありがとう!」という事だけ。今後の人生に必ず生かすことが出来る示唆に富む教訓を沢山与えてくれたことに感謝。そして稀代の名宰相と語り継がれるであろう総理をリアルタイムで体験出来たラッキーに感謝。その時代にブログを持ち多くの読者と触れ合えたことに感謝。
ありがとう、ありがとう、みんな頑張れ!オレも頑張る!

おいおいなんだよ、オレは死んでたことになってたのか?!勝手に殺すなよ。
【ソウル16日共同】韓国の聯合ニュースは16日、小泉純一郎首相ら日本の政治家の靖国神社参拝問題について、A級戦犯が分祀(ぶんし)されても参拝は容認できず、問題解決とはならないとの考えを韓国政府が内部で確認したと伝えた。
韓国政府は15日の小泉首相の靖国参拝に対し「A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社」との表現で非難したが、今後は靖国神社自体が「侵略戦争を正当化する」施設であるとの判断に基づき、靖国問題に対応していく姿勢を示したといえる。
韓国の青瓦台(大統領官邸)関係者は聯合ニュースに対し、靖国神社内の「軍事博物館」である遊就館は軍国主義を美化する施設と指摘。分祀した後に政治家らが参拝しても容認できないとし「靖国問題はA級戦犯の分祀では解決できない」と言明した。 (北海道新聞2006/08/17 02:25)
あらあら、韓国は靖国神社を解体しろとでも言いたいのか。やっぱ小泉総理が記者会見で言っていた通り「15日だろうが、13日だろうが、4月だろうが、10月だろうが、1月だろうが、いつ行っても批判してるじゃないですか。いつ行っても同じです。」ってのは的を射てるな。ここで中国韓国を怒らせないようにとA級戦犯を分祀しても次は「遊就館を展示内容を変更せよ」だの次々とエスカレートした難癖をつけ続ける事がハッキリしたじゃねえか。
どう考えても中韓のヤクザもどきの難癖を「アジアの声に耳を傾けよ!」とか表現して巧に正当化しようとするマスコミ連中は、事実を伝える事を放棄し、情報操作によって世論を自分の意のままに操る事が己の存在意義と勘違いしてるようだな。よっぽどそっちの方が軍靴の音が聞こえてくるぜ。
そう言えば、靖国参拝前に多くのマスコミで行われた多くの「世論調査」では小泉総理靖国参拝について「反対」意見が過半数を占めていた。
例えば朝日新聞は「小泉首相が任期中に参拝することに反対する人は57%で、賛成の29%を大きく上回った」。毎日新聞でも「参拝に反対する人は54%に上り、賛成の36%を上回った。」と世論調査の結果を振りかざし其々7月25日と24日の社説で総理の靖国参拝を批判していた。
ところが8月15日の参拝後にマスコミ各社が行った緊急世論調査によると
毎日新聞 首相靖国参拝:評価50%、批判46%
読売新聞 首相の参拝を「支持する」は「どちらかといえば」を合わせて53%、「支持しない」は計39%
共同通信 首相の「8・15参拝」について「参拝してよかった」との回答が51・5%で半数を超えた
NHK 「日本のこれから」靖国参拝 賛成63%、反対37%
日本テレビ 支持52.6% 支持しない39.1%
と、どこも支持(「どちらかというと支持」含む)が50%以上となり過半数を占める。僅か3週間でこの結果とは果たしてマスコミの世論調査って一体なに?って感じがしてくる。
その答えは図らずもマスコミ自身が
政府が、小泉首相の8月15日の靖国神社参拝に向け、ひそかに世論調査を2度にわたって実施するなど、入念な準備を進めていたことが15日、明らかになった。
靖国参拝に対する世論の反発を極力回避する狙いがあったとみられる。
世論調査は、調査会社などに委託する形で実施されたもので、質問は「首相が8月15日に靖国神社に参拝することをどう思うか」という1項目だった。結果は、賛成がわずかに反対を上回ったという。
首相は7月下旬、調査結果を報告されると、「もう一度調査をやってほしい」と再調査するよう指示した。この直前、昭和天皇がA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる当時の富田朝彦宮内庁長官のメモが明らかになった。これを契機に首相の靖国参拝への慎重論が広がり、逆風の中での参拝となる可能性があった。
(読売新聞) - 8月16日3時6分更新
つーか、慎重に世論を見極めるのは重要だと思うが、その結果を公表すらしてない世論調査をやったからって、一体どうやって「世論の反発を極力回避」出来るんだっつーの?!
まさにマスコミ自体が普段から世論調査を世論誘導の手段として活用してるから、こんなトンデモ論調が出てくるんだろうな。
7月下旬、富田メモが日経新聞によって公表された直後、上にも書いた通り、マスコミ各社はこぞって世論調査を行い「参拝反対過半数」として大々的に報道した。
小泉総理の指示で7月下旬にもう一度行われた政府の世論調査では一体どのような結果が出たんだろう?そして、その結果を踏まえてどう判断を下して小泉総理は8月15日参拝に踏み切ったんだろう?そんな読者の素朴な知的好奇心に全く応えることも出来ずに中韓のプロパガンダの片棒を担ぐしか能の無い連中はマスコミの看板をとっとと降ろせ。
[追記]
昨日の社説で朝日新聞はオモロイ事言ってるんだな
(前略)首相の目には、日本国内にある反対の広がりが見えないのだろうか。
朝日新聞の7月の世論調査では、参拝反対が57%で、賛成の2倍に達した。新聞も大半の全国紙、地方紙が反対の立場だ。(後略)
おいおい、8月15日参拝後の全てのマスコミアンケートで参拝支持が過半数を超えてるだろ。あと新聞の賛成反対の立場なんて世論とは関係ないよバカ。
世論を誘導できなかったのがよっぽど悔しいみたいだけど、耳をふさぎ、目を閉ざしてるのは朝日新聞、オマエだ!
小泉総理が終戦記念日の今日、靖国神社に参拝した。
2001年の自民党総裁選で掲げた「8月15日に靖国参拝」という公約がやっと果たされた訳だ。そりゃオレだって最初の年に8月13日に前倒し参拝したときはガッカリしたけど、今になって振り返れば、今までの参拝はずっと中国(及びその尻馬に乗る韓国)に誠実に向き合い日本人の心の問題を理解してもらう為の譲歩に次ぐ譲歩だったんだよな。
2001年 周囲の反対や説得に耳を傾け8月15日を避けて8月13日に参拝。
↓
2002年 8月を避けて4月の春季例大祭のタイミングに参拝
↓
2003年 靖国神社の行事が行われていない1月14日に参拝
↓
2004年 日本の風習である元旦の初詣のタイミングに参拝
↓
2005年 平服で本殿に昇殿もせずポケットから取り出した小銭を賽銭箱に投げ入れるという、極めてカジュアルな形式で参拝
毎年こうやって段階的に宗教色や公式色を薄めることで靖国参拝に反発する勢力、それは中国韓国のみならずマスコミを筆頭とする国内反日勢力にも出来る限りの譲歩をして理解を求めてたんだよね。特に2005年の参拝形式は小泉総理にとって屈辱に近い最大限の譲歩だったと思うよ。2005年の参拝に前後して小泉総理が周囲に「中国は、日本人の心の問題にまで踏み込んだことを後悔するだろう」(ソース:2005年10月18日産経新聞)と語っていたことでもそれは感じられる。
そんな最大限の譲歩にも関わらず、2005年のカジュアル参拝直後から中国も韓国もマスコミも相変わらずの「小泉フザケンナ!」の大合唱↓
小泉首相靖国神社参拝
靖国参拝報道で笑われてるのは誰?
そりゃ総理もブチ切れるわな。だれだよ総理のことを「説明が足りない」とか「アジア軽視」とか揶揄してる奴は?これくらい粘り強く身を持ってして交渉してきたことを無かったことにするな!
今日の参拝後の会見で小泉総理はまさにその事を指摘している
――二回目の参拝の際に所感の中で総理が終戦記念日やその前後の参拝にこだわることで、再び内外に不安を抱かせることは私の意に反するとしていました。今日の参拝はその所感と矛盾するのではありませんか?
総理:
矛盾しません。
それは過去五年を踏まえていつ行っても問題にして混乱にしようとする勢力があるんです。それはもう仕方ない。
そういうことを踏まえて過去の経験が生きてきたんですね。いつ行っても参拝をなんとか争点にしようとか、混乱させようとか、騒ぎにしようとか、国際問題にさせようとする勢力があるんです。
これに対して「いけない」と言ったって日本は言論の自由が認められてるんですからどうにもなりません。
ですから、いつ行っても、こういう騒ぎにしようという勢力はあるんですから。それは8/15に行っても、適切じゃないかなと。
また、むしろこだわってるのはね、毎回こだわろうという勢力はいるんですよ。私はこれまで、靖国神社の問題も質問されない限りは答えたことがないんですよ。自ら靖国問題をこうだああだと言ったことはなくて、いつも皆さん(といって、報道陣を見回す。「皆さん=マスコミ」のニュアンス)の質問に答えて言ってるわけです。
いろいろな説明や他のことも言いたいんですけど、いちばんマスコミが取り上げるのは靖国参拝のことでしょ。そういうのは止めた方がいいと言っても聞かないですから。マスコミは。いつでもこだわってるのはマスコミじゃないでしょうか。或いは私に反対する方々じゃないでしょうか。
そういうのを踏まえてね。これはいつ行っても同じだな、と思いました。
ついでに指摘しておくと、中国人民の心情がどーの、A級戦犯がどーの、と御託並べては総理の靖国参拝にケチ付ける中国がどんな理屈を並べようと、その魂胆は外交カードとして日本を脅しあげる事が真の目的だと、読売新聞の8月10日の記事でハッキリしたじゃないか。
【北京=藤野彰】中国の江沢民・前国家主席(前共産党総書記)が在任中の1998年8月、在外大使ら外交当局者を一堂に集めた会議の席上、「日本に対しては歴史問題を永遠に言い続けなければならない」と指示し、事実上、歴史問題を対日外交圧力の重要カードと位置付けていたことが、中国で10日発売された「江沢民文選」の記述で明らかになった。
中国は胡錦濤政権に移行した後も一貫して歴史問題を武器に対日圧力をかけ続けており、江氏の指針が現在も継承されているとすれば、歴史問題をめぐる中国の対日姿勢には今後も大きな変化が期待できないことになりそうだ。
同文選(全3巻)は江氏の論文、演説などを集大成したもので、これまで未公開だった重要文献を多数収録。江氏は同年8月28日に招集した在外使節会議で国際情勢について演説、この中で対日関係に言及し、歴史問題の扱いをめぐる指針を示した。(後略) (2006年8月10日19時35分 読売新聞)
そして朝日新聞もテレビ朝日もTBSも共同通信も時事通信もその他諸々の国内靖国参拝反対勢力は結局この中華人民共和国のご託宣に嬉々として従い、あれこれ屁理屈をつけて日本政府を攻撃し日本人の心を踏みにじっていただけなんだよ!
それが白日の下に晒され、多くの日本国民が身内にいる敵の存在を意識する機会を得た事こそ、今回の参拝のもっとも大切な意義だ。心から小泉総理に感謝したい。
先月7月20日に、碌な検証もせずに元宮内庁長官富田朝彦氏の個人的メモをネタに昭和天皇まで利用して小泉総理の靖国神社参拝を中国政府の為に阻止しようとした日経新聞。今朝の社説のタイトルが「静かに追悼し戦争と戦後を考えたい」(ミラー)というのは大笑いするところですか?
まさに放火犯が現場で燃え盛る炎を眺めて喜んでいるようですな。
早くこの放火魔どもを逮捕しろ!
[必見リンク]
2006/8/15靖国神社参拝後記者会見の模様
会見の映像
WBCは日本代表が優勝するという大団円。本当におめでとう&ありがとう!
試合後のウィニングランで見る日の丸は本当に美しく、感動させられた。日の丸に包まれて抱きしめあう王監督とイチロー選手を見るとまたウルウルしてくるな。やっぱり国際試合はイイ!!今回は主催者であったアメリカが早々に負けてしまい「やっぱこんなのつまんねーよ!もうやらないよ!プンプン」とかなりそうなのが怖いが、こういうのは継続していくのが大事だから。癇癪起こさずに次回大会で雪辱を期して欲しい。
一方で国旗に関しては気になる光景もあった。
試合終了後、上原投手らが日の丸をマウンドに置いたのだが、これがオレには凄く抵抗があった。理由は簡単で「国旗を地面につける事はご法度」と子供の頃から叩き込まれてきたので、地べたに置かれる日の丸に「おいおい、こんな事していいのかよ」と拒否反応が出た。
ま、そんな煩い事言いながら国旗に寄せ書きする事にはあまり抵抗を感じないオレだから、単なる個人的な思い入れの問題かもしれないし、好意的に捉えればマウンドに直接置くことで「神聖なマウンドに日の丸を捧げた」って感じに見てる人もいるのかもしれないけどね。他国の人、特に野球発祥の地アメリカの人はどう感じたのかとても興味がある。その場合は準決勝進出が決まっただけでマウンドほじくり反して国旗を突き刺した韓国チームに対する感想も併せて知りたい。
しかし韓国メディアはなんでこんな事いうのかね↓
【ソウル=中村勇一郎】韓国では、日本の優勝に対して複雑な心境がうかがえた。22日付韓国紙・中央日報は「5勝3敗の日本、きまりの悪い優勝」との見出しで、韓国が日本に2勝したことを改めて強調。「奇妙な大会規定のため、決勝に進出した」と日本の優勝を幸運に過ぎないとした。
東亜日報や韓国日報など各紙もこぞって、「ばつの悪い優勝」などと報道。KBSやMBCなどテレビ局は、韓国が日本に勝利した場面を再三にわたって放映するなど、「韓国は日本に2度も勝ったのに」との恨み節は消えていない。(後略)
(2006年3月22日13時58分 読売新聞)
いちいち咎めるのもバカらしいが、韓国は日本に感謝すべきだ。
日本が優勝したからこそ、韓国は「日本に2度勝った」事を自慢できるんだろ。日本を褒め称えて最後にちょろっと「我が国はそんな強国日本に予選で二回勝っていた」と言って後はご想像にお任せすれば良いものを。ここらへんの精神構造が日本人の理解の範疇を超えている。この報道姿勢が全ての韓国国民の心情を代弁しているとは思いたくない。
更に↓
韓国野球委員会(KBO)の辛相佑総裁は22日の平和放送のラジオ番組で、プロ野球シーズン終了後の10月以降に日本で再度、日韓戦を行いたいとの考えを示した。
辛総裁はWBCで日本が優勝したことについて「実質的には2対1(2勝1敗)で韓国に負けたと、日本もよく分かっている」とした。また、開催時期の気候的な問題から「(韓国には)ドーム球場がないために(再戦は)日本の意思が重要」と述べた。(共同)
(2006年3月22日12時54分 読売新聞)
韓国に2度負けたことは事実だけど、ちゃんとルールに乗っ取って日本は優勝しちゃったからね。韓国はよっぽど悔しかったんだな。要するに勝つまで逃がさないぞって事?ほとんどストーカーだよ、このメンタリティー。こういう国との付き合い方は「日韓友好」なんて役に立たない念仏唱えて歩み寄るより、徹底して反目しあって、サッカーでも野球でもオリンピックでも事ある毎に敵対し、勝った負けたでお互いの国威を発揚したほうが絶対いいね。日本人の愛国心教育にも繋がるし、長い目で見ればお互いの理解も深まるんじゃないかな。どのくらい長い目が必要かは不明だが。
2006年3月15日に全国紙5紙と北海道新聞に掲載された民主党の謝罪広告全文
「偽メール」に関する謝罪文 武部勤氏の次男に3000万円を送金するよう指示したメールは全くの偽物であり、送金された事実はなく、メールの内容も全くの事実無根でした。心よりお詫び申し上げます。
衆議院議員永田寿康及び民主党は、予算委員会や党首討論における質疑、一または報道を通じて、あたかも3000万円がライブドアから武部勤氏の次男の金融機関の口座に送金され、ライブドアの資金が武部幹事長周辺に流れたと指摘しましたが、全くの事実無根の発言でありました。
武部勤氏の次男ならびに同氏が経営される会社関係者の皆様に対し、その名誉を著しく致損したことを心からお詫び申し上げます。また、会社業務にも多大なご迷惑をおかけしましたことを衷心より陳謝いたします。
名誉段損にかかる国会での発言部分は議事録の削除を申し出させていただきます。今後は国会議員の発言の影響力を十分に自覚し、事実関係を十分調査した上で国会の質疑等を行ってまいります。
2006年3月15日
民主党
衆議院議員 永田寿康
それから舌の根も乾かぬ僅か4日後に↓こんな発言が
民主党の野田佳彦前国対委員長は19日、「送金指示」メール問題で国対委員長を辞任後、初めて自らの集会を地元の千葉県船橋市で開き「期待を裏切る結果となり申し訳ない」と支持者に謝罪した。その上で「今は反省し謹慎しないといけないが、自民党とライブドアの闇は存在すると思っている」と述べた。
その上で「私は今回、うっかり八兵衛みたいなことをしてしまったが、今後は風車の弥七となって、渡部恒三国対委員長を支えたい」と語った。
永田寿康衆院議員の進退について「いばらの道だが、批判を受け止めて先に進む覚悟を持ってほしい」と議員辞職は必要ないとの考えを示した。
(共同通信) - 3月19日20時15分更新
野田佳彦前国対委員長ってのはアホですか?この発言そのものが「うっかり八兵衛」そのものなんだが。
そりゃ思うのは勝手だが、このタイミングで言ってもただの負け惜しみ。だいたい永田ガセメール問題自体が民主党の「自民党とライブドアの闇は存在する」という思い込みが原因で、冷静な判断出来ずに起こった事なんだから、この野田発言を聞く限り民主党は今回の事件で何にも学んでいない事がよく分かりました。
こんな政党にうっかり政権交代なんてさせなくて本当に良かった。
ところでWBC、昨日の対韓国戦は熱かったね。特にイチロー
WBC準決勝、韓国戦――イチローはゲームセットの瞬間、中堅手・福留のもとへ駆け寄った。抱き合って勝利を喜ぶ二人に左翼手・多村の笑顔も加わった。「最高の気持ちです」。心の発露が言葉になった。
「向こう30年は日本に手は出せないな、という感じで勝ちたいと思う」。開幕前に今大会にかける意欲を示したはずの発言が、曲解されたまま独り歩きした。「イチロー・スズキ」。その名前がアナウンスされる度に、スタンドに沸き起こるブーイングの嵐。韓国の金寅植監督は言う。「韓国の野球界が侮辱を受けたと感じたからだ」
もちろん、イチローにそんな意図は全くない。それでも、弁解はしない。この日の記者会見では、「ブーイング? 大好き。もう少し強い方がよかった」とさえ言った。そんな言動は、自らを鼓舞すると同時にチームに降りかかる余計なプレッシャーを一手に引き受けようという思いの表れだろう。
「野球人生最大の屈辱」と表現した2次リーグ韓国戦の敗北。「3回同じチームに負けると、日本のプロ野球に大きな汚点を残すことになる」。この強い気持ちの結実がこの日の3安打、2盗塁につながった。
「野球は、けんかではない。でもそんな気持ちで戦った」。決死の覚悟で臨んだ韓国との3戦目。イチローが気迫とプレーで発信したメッセージをチーム全体が受けとめ、日本は韓国に雪辱を果たした。(門脇統悟)
(2006年3月19日22時18分 読売新聞)
WBCのメンバー選定直後から
「偉大な王監督の下での大会でしょう。恥をかかせるわけにはいかない。日本人の誇りもあるし、絶対に勝って世界一になりたい」
「単純なことですよ。この大会はオリンピックと違って、世界一を決めるもの。シーズンのことなど後で考えればいい。何もかも完ぺきにはできないんです。ボクは他人の行動では、自分の気持ちは変わらない」
と超激アツ発言したりしてたし。
今までイチローってインタビューではぶっきらぼうだし口数も少ないし、自分自身の野球道の追求だけに興味が有るような、あんまり面白味の無い人ってイメージだったがそれは完全にオレの誤解でした。
そんなイチローが変わるきっかけは朝青龍だったとの情報も有る
マリナーズのイチロー(32)が28日、両国国技館で行われた大相撲・元幕内朝乃若の若松親方(36、高砂部屋)の断髪式に出席。その後、横綱・朝青龍(25=高砂部屋)と対面した。激しい闘志を前面に押し出す名横綱に強い刺激を受けたイチローは、従来のクールなプレースタイルからの変身を決意。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では「鬼のイチロー」を見せてくれそうだ。(中略)
断髪式の後には朝青龍と対面。「会うと優しい顔なんだけど土俵の上の厳しさ、鬼のような顔が僕は大好き。勝負師として尊敬しています」と風格を全身で感じ取った。さらにWBCに向けて「ああいう(鬼のような)闘志は競技者として絶対に必要」と、自らの考え方にも変化が表れた。
「何を考えているのか相手に知られたくない」との気持ちがあった。01年にア・リーグ新人王に輝いた時も「獲らなければならない賞」と話し、米メディアに「クール過ぎてこの国になじまない」と批判されたこともあった。しかし、置かれた立場が変わった。WBCでは、野手で唯一のメジャーリーガー。6年目を迎えるマリナーズでも野手最古参となり、2年連続地区最下位のチームをけん引する役目が求められる。クールなだけではリーダーは務まらない。
今オフのイチローは変わった。テレビドラマに出演し、26日には茨城ゴールデンゴールズの女子選手・片岡安祐美と自主トレ。取材にも積極的に応える。この日も国技館の至る所で記念撮影を求められ、すべてに笑顔で応じた。変化。その延長線上に、闘志をむき出しにするイチローがいる。
[ 2006年01月29日付 スポニチ]
この朝青龍のWBCに関する一連の発言がこれまた熱い
(前略)WBC日本チームのメキシコ戦勝利を喜んだ後で、米国戦での「誤審」に触れ、「ふざけるなよ。子どもの夢を壊すんじゃないって」と、目をむいた。勝負への執念は誰にも負けないだけに、審判の判定に左右された勝負に、自分のことのように言葉に力を込めていた。
[2006/3/15/20:56 日刊スポーツ]
(前略) 場所入り前は憤慨していた。WBC2次リーグの日本対韓国戦をテレビ観戦。韓国側の攻撃の時に、バックネット裏で韓国人ファンが太極旗を揺らしている行為を、日本投手への妨害と見て取った。「オレも日の丸を振って応援したくなったよ。イチローさんの顔を見て悲しくなった」と“愛国心”をのぞかせた。(後略) (スポーツ報知) - 3月17日8時1分更新
(前略)大好きな野球談議に花を咲かせる余裕も。「それにしても野球は面白いね、楽しみだね」と、WBCの日本代表4強入りに目を細めた。日本と3度目の対戦になる韓国代表の心理を推理し「きっと『また日本とやるのかよ、せっかく勝ったのに』って思うはずだよ」と前向きな分析で日本有利を解説していた。
[2006/3/17/21:59 日刊スポーツ]
(前略)支度部屋では開口一番、WBC準決勝での日本-韓国戦に触れ「オレは負けてる方を応援したくなるんだ。日本は勝って良かったけど、6-5ぐらいの試合を見たかったね」。16度目の優勝へ、気力も体力も充実している。
(日刊スポーツ- 3月20日10時4分更新)
最初の二つの発言はマンマ激アツなんだが、「また日本とやるのかよ」って分析は相撲の優勝決定戦の似たような心理状態をダブらせてるのかとか、接戦を見たかったって発言も朝青龍一人勝ちの相撲界の現状を憂いているのかと色々想像させてくれる。
そんな朝青龍の最も激アツなエピソードはこれだよね↓
大相撲の横綱朝青龍(24=高砂)と十両西2枚目時天空(25=時津風)が15日、秋晴れの上野動物園で「真剣勝負」をした。それぞれけいこを終えた昼すぎ、軽装の2人は先を急ぐように動物園に駆け込み、正門横の動物相談室へ直行した。
事の発端は前夜だった。同じモンゴルの柔道場出身の2人が、飲みながら激論を交わした。「プレーリードッグとマーモットは同じ種類か違うか」。相撲以上に熱くなった。同種を主張する時天空と「違う!」と譲らない朝青龍。インターネットで調べ、モンゴルに国際電話までかけたが、分からない。深夜まで約4時間、引くに引けない2人は「それなら明日、昼に上野動物園集合だ」と約束し、勝負は水入りとなった。
驚いたのは動物相談室の担当者。いきなりちょんまげ姿の大男が2人、肩をいからせて入ってきた。事態をのみ込んだ担当者は、協議もなく、あっさりと朝青龍に軍配を上げた。「同じリス科ですが、違う種類です。たとえて言うなら同じネコ科でもトラとライオンぐらい違います」。
会心の勝利に、朝青龍は「オレの心は空のよう。晴れ晴れとした」と大満足。園内ですれ違う子供に「握手してあげるよ」と、超ご機嫌だった。一方、敗れた時天空は、苦笑いで何度も首をかしげた。「史上初」の動物園での大一番は、横綱の圧勝に終わった。
[2004/10/16/08:34 日刊スポーツ]
朝青龍、サイコー!
日本に入国する16歳以上の外国人に、指紋など個人識別情報の提供を義務づける出入国管理法の改正案をめぐり、法務省が、取得した情報を70~80年にわたって保有する方針であることが明らかになった。法案の目的は「テロの未然防止」だが、犯罪の容疑者でもない不特定多数の外国人について、指紋などを過去の要注意人物のものと照合するにとどまらず、国がほぼ一生の間、管理し続けることになる。このため、日本弁護士連合会は強く反対している。
法務省によると、入国審査時に両手の人さし指の指紋を採取。対象者は年間600万~700万人にのぼる。過去に退去強制処分にした約80万人分の指紋・顔写真のリストや国際刑事警察機構(ICPO)の手配者リストなどと照合するほか、データベース化して犯罪捜査にも利用する方向。近く法案が成立すれば、来秋にも始める予定だ。
情報の保有期間について、これまで法務省は「不必要になれば速やかに廃棄する」とし、具体的な回答を避けてきた。しかし、河野太郎副大臣は17日の衆院法務委で「(指紋などは)偽造旅券などを見破る重要な情報。その人物がもう一度日本に来る可能性があれば保存が必要だ。基本的にその人間が生きている間は保有する。16歳以上から採取するので70~80年は保有したい」と述べた。
日弁連は「指紋などの提供は過去の要注意人物リストとの照合のために行うべきで、照合の結果、入国を認めた外国人の生体情報を長期間保有し続けることはプライバシー保護の点で問題がある」と主張。入国審査が終わり次第、情報を消去するよう求めている。 (asahi.com 2006年03月18日17時40分)
法務省GJ、凄い朗報。実際指紋採取してもその運用如何によっては骨抜きになる可能背が有ったが、まずは合格点。
んで、そのうち「日本人や特別永住者の偽造旅券で不法入国をしようとする外国人もいる」って理屈で、日本人・特別永住者からも全部指紋取ってくれ。マジで。
一つ気になるのは、現状では入国時にしか指紋採取は行わないこと。この場合、日本で犯罪を犯しても出国して捜査の目を掻い潜ることが可能。アメリカのように出国時にも指紋採取してちゃんと本人が出国していることを確認するシステムにすべきだ。これも将来的に成りすまし出国を防ぐためにとか理屈つけて是非導入して欲しい。
一方で反日弁連の連中はまたプライバシー保護だの国が管理するのは駄目だと御託並べて日本の治安悪化を蔑ろにしようとしている模様。そりゃ弁護士の独立を守るためにこういう団体が必要なのは理解するが、あまりに思想的に偏りすぎている。中国とか北朝鮮と同じだ。この団体、解体しろとは言わないが分裂させて少なくとも自浄作用を弁護士内で働かせるようにしないと駄目だな。
あと、朝日新聞に限らず本件を報道するマスコミは、日弁連の主張ばかり垂れ流すのではなくメリットデメリットを明確に報道しろ。こっそり外国人犯罪者に送りバントしてんじゃねえっつの。
まだまだ続く外国人犯罪の統計分析の波紋。在日外国人に関しては前のエントリー「外国人犯罪-在日韓国人三世からのトラバ」で詳しく説明した。一方で来日外国人犯罪、とりわけ来日韓国人犯罪については引き続きコメントの応酬が続いている。
以前のエントリーでこのようにオレは発言した
驚いた事
1)来日韓国人の犯罪者率は想像以上に低い。日本人と比較しても12~22%という低さ。全来日外国人の犯罪者率と比較しても低く、このレベルで推移している限り、韓国が日本人へのビザ免除を実施し相互主義を迫れば日本政府が韓国人ビザ免除を拒否する理由に出来ない思われる。(中略)
特に今回の分析で来日韓国人の犯罪率の低さを知り、過去のエントリー等で韓国人ビザ免除について感情的な批判をしたことを深く反省したい。
この分析について、興味深い指摘をコメント欄で頂いた。普段はコメント欄に一々反応しないけどあまりにも興味深かったので取り上げてみよう。
>しかしまぁ、在日韓国人から叩かれ、一方で「韓国人ビザ免除反対派」からも噛み付かれ、とかくこの世は生き難いですな。
「平成16年国籍別日本国内の犯罪分析」ありがとうございます。
『「韓国人ビザ免除反対派」からも噛み付かれ』るのは検挙率の議論もさることながら、33154 : いまのうち氏の見解に帰着されると思われます。日本人と在日は、海外旅行期間や海外の長期滞在を除いても、実質的に分母は約10万人・年であるのに対し、来日者は 10万人であることです。理系的には次元の違う値を比較していることで、統計の誤魔化しか誤解です。正確には表の列毎に単位が違うということになります。たとえれば1mと1kgのどちらが大きいか比較するようなもので、反対の見解を持つ人からは印象操作の誹りを受ける可能性があります。
いまのうち氏の仮定を用い来日韓国人の平均滞在時間を1ヶ月とすれば、10万人・年あたりの検挙人員の値は
121.8×12=1461.6
一方在日韓国人は表どおり896.4で
1461.6/896.4=1.63
で来日韓国人は在日韓国人よりも1.6倍社会に脅威を与える存在と看做せることになります。
厳密には来日者の国別の延べ滞在日数が分からないと議論はできないのですが、gori様が滞在日数の議論に言及せず、もしくは念頭におかずに『特に今回の分析で来日韓国人の犯罪率の低さを知り、過去のエントリー等で韓国人ビザ免除について感情的な批判をしたことを深く反省したい。』としたのは早計であったかもしれないと考えます。
いや凄いな。確かに「定住している日本人」と「旅行者である韓国人」の犯罪者率の比較ではスケール感は把握できても矛盾は生じるかもしれない。だから旅行者と定住者を比較する為に分母を揃えるという発想はユニークではあるけど、このコメントの方は分子(つまり犯罪者の数)だけに係数を掛け、分母(来日者全体の数)への係数は無視してオレの「『特に今回の分析で来日韓国人の犯罪率の低さを知り、過去のエントリー等で韓国人ビザ免除について感情的な批判をしたことを深く反省したい。』としたのは早計」と断じてらっしゃる。
分かり易く説明すると、オレが使った計算式は
(10万人当りの犯罪者率)=犯罪者数÷来日者数 X 10万人
これに関し上記コメントの方(以下、「コメント氏」と表記)は、日本人犯罪率と比較するなら日本の滞在日数を考慮すべきと主張しているわけだ。旅行者の平均滞在を1ヶ月と仮定するなら、日本人は1年間ずっと日本にいるんだから、旅行者の総数も12倍しなければオカシイと。
その主張をもし採用するなら、旅行者の10万人当りの犯罪者率の計算式は下記のようになるはず
(10万人当りの犯罪者率)=(犯罪者数 X 12)÷(来日者数 X 12) X 10万人
だからそんな係数を用いようが結果的に来日韓国人の犯罪者率は変わらないし、コメント氏の下記↓の主張も
仮定を用い来日韓国人の平均滞在時間を1ヶ月とすれば、10万人・年あたりの検挙人員の値は
121.8×12=1461.6
一方在日韓国人は表どおり896.4で
1461.6/896.4=1.63
で来日韓国人は在日韓国人よりも1.6倍社会に脅威を与える存在と看做せることになります。 (上記引用文中の「検挙人員」とはオレの分析中の「10万人当りの犯罪者率」を指す)
計算間違いによる勘違いという事が言える。
もちろん韓国査証免除に対する反発は理解できる。だったらもっと自分で新しい分析を持ち出すなりして如何に来日韓国人が日本に対して危険か証明すれば良いと思うが、思い込みや結論ありきの韓国ビザ免除反対のコメントを見てると「これじゃ在日韓国人の人が在日韓国・朝鮮人犯罪率分析結果に屁理屈捏ねて反発してるのと同じレベルになっちゃうよ」と危惧してしまう。
そこで皆さんの冷静な議論の為に、新たな資料を作成してみた。
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「平成15年警察庁犯罪統計による国籍別・来日外国人犯罪の検挙人員分析」
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前回の分析では国別では韓国以外に中国・ブラジルしか情報が無かったが、今回の分析では他の査証免除国等も含めて20カ国以上の来日外国人犯罪を比較出来るようにした。その代わり分析の元となる詳細な国別データが含まれる統計が最新で平成十五年のものしか探せなかったので一年分古くなったが、大まかな傾向は掴んで頂けるだろう。
この分析には下記の統計を使用した
平成十五年警察庁犯罪統計
平成十五年世紀入国外国人総数
平成十五年在留資格別外国人登録者数
表の見方に関する注意:
● 「来日外国人」の定義は警察庁の犯罪統計の「来日外国人」の定義に近づける為に「正規入国外人数+外国人登録者から永住者(一般・特別)を引いた人数」とした。
● 短期滞在査証免除国は背景を黄色にしている。また表に記載されている以外にも査証免除国はあるが国別の犯罪・来日データが入手できなかったので表からは省いている。
● 犯罪統計にはオセアニアというカテゴリーしか分類が無いが、ニュージーランドとオーストラリアの来日者数が総来日者数の99%を占めており、且つこの両国は査証免除国であるのでオセアニアを査証免除として取扱う。
● 定住者たる日本人の犯罪者率と比較をするのは(個人的に規模感を掴むには良いと思うが)正確でないという意見もあるだろうから、犯罪者率比較については「来日韓国人の犯罪者率を100%」として比較してみた。
以上を踏まえて、「平成15年警察庁犯罪統計による国籍別・来日外国人犯罪の検挙人員分析」から分かることは下記の通り
1)刑法犯において、来日韓国人の10万人当りの犯罪者比率は、査証免除されていない他の国と比較して一番低い
2)刑法犯において、表中の査証免除されている8カ国(オセアニアを1と数える)の中で韓国はフランス・オセアニア(オーストラリアとニュージーランドの合算)に続き3番目の犯罪者率。また刑法犯の中でも特に人数が多い窃盗犯率の比較でもフランス・イタリアに続き3番目。
…という事で、来日外国人10万人当りの国籍別犯罪者率で比較すれば、以前のエントリーで述べた通り、韓国が日本人へのビザ免除を実施し相互主義を迫れば日本政府が犯罪者率を根拠に韓国人ビザ免除を拒否する理由には出来ない、という感想に変わりは無い。一応参考までに日本人の犯罪者数と犯罪者率にリンク
韓国は短期滞在査証というハードルがありながら総来日者数が多い(平成15年で173万人超、全来日外国人の25%を占める)、しかしながら犯罪者比率は相対的に低い。
日本の外国人旅行者受入数は2002年で世界33位、アジア内で8位と観光収入の面から見てもかなり貧弱で(参考:観光立国に向けた政府の取組み)、日本国内観光産業の隆盛による地域活性化・経済効果・雇用効果を睨めば、一番効果が高く且つリスクが低いであろう韓国のビザ免除に向かうのは自然な成行きだと思う。一方で査証以外の犯罪対策を考える必要はもちろん有り、その一つとして入国外国人の顔写真と指紋採取の実施は韓国人のみならず全来日外国人の犯罪抑止力として非常に有効な一手だと考える。
もちろんオレのこの論拠は上記の来日韓国人の犯罪者率分析に有るんだが、ビザ免除後にこれが急激に悪化したりする場合は早急に見直しをする必要はある。
関連エントリー:
平成15年警察庁犯罪統計による国籍別・来日外国人犯罪の検挙人員分析
外国人犯罪-在日韓国人三世からのトラバ
平成16年国籍別日本国内の犯罪分析
外国人犯罪について色々と分析してみた
外国人指紋採取が閣議決定
先日のエントリー「外国人犯罪について色々と分析してみた」(分析結果:平成16年国籍別日本国内の犯罪分析)について Young Hyang氏という在日韓国人三世の方からトラバを頂いたが、ワザとかどうか知らないがあの統計分析についてちゃんと理解していない節があるので説明しておく。
まず、オレの作成した「平成16年国籍別日本国内の犯罪分析」について再度解説しておこう。
外国人による犯罪の検挙人員の基礎資料としては警察庁が発表している犯罪統計の「外国人犯罪」を使用している。
この統計では外国人の犯罪を「外国人全体による犯罪」と、その内の「来日外国人による犯罪」が掲載されている。つまり「外国人全体による犯罪」から「来日外国人による犯罪」を差し引けば「来日外国人以外の犯罪」が算出できる事になる。
警察庁によると「来日外国人」とは「我が国にいる外国人のうち、いわゆる定着居住者(永住権を有する者等)、在日米軍関係者及び在留資格不明の者以外を言う」と定義されており、また警察庁に確認したところ「定着居住者」とは「永住者(一般永住者と特別永住者)及び永住者の妻」と定義されている。
なので「来日外国人以外」とは「定着居住者+在日米軍関係者+在留資格不明者」を指しているが長ったらしいので、これを当ブログの分析中では「来日」の対語である「在日」と便宜上呼んで分類している(平成16年国籍別日本国内の犯罪分析参照)。このエントリーでも便宜上「定着居住者+在日米軍関係者+在留資格不明者」を以下「在日」と呼ぶ。
「在日」の総数について、「永住者(一般永住者+特別永住者)」の数は法務省の外国人登録者統計で判明する。一方「在留資格不明者」の数は正確な統計は存在しない為法務省の発表する「不法残留者総数」を利用し、不法残留によって在留資格不明状態になっている人数のみを採用した。また在日米軍関係者について総数が不明且つ、犯罪者数事態も少なく、今回の分析で特に注目していた中国・ブラジル・韓国人の犯罪比較に与える影響はほとんど無いので無視した。なので正確な数とは言い難いが、概数を示す数値と言える。
重要なのは、これは韓国だけに採用した特例ではなく、中国人もブラジル人も全外国人にも等しく適用してある。その結果がこの犯罪者率比較である↓

(平成16年国籍別日本国内の犯罪分析より抜粋)
比較すると在日韓国人の犯罪者比率は「刑法犯」「凶悪犯」「粗暴犯」「覚醒剤取締法違反」において在日中国人・在日ブラジル人・全在日外国人より高い。
これに対し、Young Hyang氏は
この説はあくまでも「相関関係」を述べているものにすぎない。収入、学歴、居住地域など、ほかの要因を検討しないと、「在日であることが原因で、犯罪率が高い」という因果関係は導き出せない。
と言うが、当たり前だ。在日韓国人であることが原因で犯罪者率が高い等と言う事が目的じゃない。警察庁と法務省の統計を元に在日外国人の犯罪者率を分析したら在日韓国人の犯罪者率が高かったという結果を示しただけの話。
つまり「在日韓国人である事が原因で犯罪者率が高い」のではなく「警察庁による在日外国人の犯罪統計を調べて公正に比較したら、在日韓国人は犯罪者率が高かった」ってだけだ。
まず、この現実をYoung Hyang氏は受け入れるべきだろう。
また、Young Hyang氏自身が述べているように
在日のなかの「素行善良」な層が、毎年1万人規模で帰化しているのであるから、残った集団がどのような傾向が強まるか、ということを考えただけでも、母集団の同質性に大きな疑問が起こるのだが、そんなことはおかまいなしである。
(上記引用文中の「在日」とはオレのblogにおける「在日韓国人」を指す)
仰るとおりで、「在日韓国人」のうち「素行善良」な層が毎年1万人規模で帰化しているから残った集団はますます「素行善良でない」比率が増え、その結果在日韓国人、延いては在日外国人全体の犯罪者率を高めるわけだ。
だからそういう特殊事情のある層を除いて在日外国人犯罪を捉えるために、全在日外国人(998,001人)中約6割弱を占め犯罪者率の高い在日韓国人(550,845人)というカテゴリーを除いた在日外国人犯罪者率を算出してみた↓

(平成16年国籍別日本国内の犯罪分析より抜粋)
結果は見ての通り、在日韓国人を除く事で在日外国人全体の犯罪者比率は下がった。つまりYoung Hyang氏の言う
gori さんは「在日外国人数の6割近くを占める在日韓国人のお陰で、他国籍の在日外国人の名誉が貶められるのは可哀想だ。」と述べ、高い犯罪率は在日の不名誉、つまり、在日の側に責任があるとしている。
(上記引用文中の「在日」とはオレのblogにおける「在日韓国人」を指す)
とは正にその通りだった訳だ。もちろん「在日韓国人」一人一人に責任があるという意味ではなく、「在日韓国人」というカテゴリーが「全在日外国人犯罪者率」を引き上げていたという統計上の因果関係における責任だが。
Young Hyang氏はこの指摘が相当ご不満だったらしく、更に下記のように自論を展開する
つまり、ここで「犯罪率が高い」といわれている人は、ほとんど日本生まれの日本育ち、その大多数が韓国語も話せず、逆にふつうの日本人とかわらない日本語能力と、日本社会への適応力を持った人々なのである。
もし、在日である、ということと、犯罪率が高い、ということの間に、なんらかの因果関係が読み取れるとしたら、外国出身者が、日本で外国籍のまま、三代四代と代を重ねると、高い犯罪率を示す、ということになる。その「不名誉」の責を負うのは、在日の側なのだろうか、それとも日本社会の側なのだろうか。(中略)
差別される集団は、差別されない集団に比べて、当然、経済的に不利な状況におかれ、十分な教育も受けられないことになる。差別される、ということは、未来への希望を奪われるということだ。これは、十分に人を犯罪などのダークサイドに引き寄せる要因になるだろう。そして、差別状況が改善されないまま代を重ねると、貧困、無知、犯罪、薬物中毒などが、差別されない集団に比べて高い割合で表れるのは、明らかである。
つまり「在日韓国人犯罪者率が高いのは日本社会の在日韓国人に対する差別が原因だ」とYoung Hyang氏は主張していると理解したが、オレに言わせりゃこれこそYoung Hyang氏自身がblog前半で述べている
人間は、どうしても「相関関係」から「因果関係」を見てしまうものなのかもしれない。
をよく実証していると思う。
なぜなら、「在日外国人中の在日韓国人の犯罪者率が高かった」という単なる統計数値の「相関関係」を示したオレの分析に、勝手に「それは日本社会の在日韓国人に対する差別が原因」と「因果関係」を見出してるんだから。
再度繰り返すが、今回オレが行った分析は「在日韓国人である事が原因で犯罪者率が高い」事を証明する為のものではなく、「警察庁による外国人の犯罪統計を調べて比較したらどうなるのか」を検証するためのもので、その結果として「在日外国人で比較すると、在日韓国人は犯罪者率が高かった」とか「来日外国人の中で来日韓国人は犯罪者率が相対的に低い」という事が分かった。ただそれだけ、それ以上でも以下でもない。その分析結果に「因果関係」を求めたいのなら、読者の方で勝手にどうぞ。
最後に、今回の分析結果は概数であり正確なものではないことを再度お断りしておく。今回の分析において犯罪者率が相対的に高かろうが、犯罪者ではない善良な方も当然いるわけで(というかそのような一般的な人が殆ど)、国籍や在留資格だけで全てを断じるような事は厳に慎んで頂きたい。
■■■
しかしまぁ、在日韓国人から叩かれ、一方で「韓国人ビザ免除反対派」からも噛み付かれ、とかくこの世は生き難いですな。
関連エントリー:
目から鱗の外国人犯罪-韓国人ビザ免除は妥当?
平成15年警察庁犯罪統計による国籍別・来日外国人犯罪の検挙人員分析
平成16年国籍別日本国内の犯罪分析
外国人犯罪について色々と分析してみた
外国人指紋採取が閣議決定
お詫びとお知らせ:
本エントリーで行った外国人犯罪数の分析について、前提条件で大きく間違っている点が有ることが判明しました。読者の方に間違った情報で誤解を与えたことをお詫びします。
具体的には警察庁の犯罪統計において「来日外国人」に含まれない「定着居住者」を「外国人登録者」としていましたが、読者のご指摘により確認しましたところ「定着居住者」とは「永住者・永住者の妻」を指す事が判明。従い、警察庁の犯罪統計の定義に近づけるよう、便宜上次のように「来日」「在日」の定義を変更したうえで再分析し、結果を再アップロードしエントリーを追記・取り消しし修正したいと思います(追記部分には下線、削除部分には取り消し線をつけておきます)。読みにくくなりますが、どうぞご理解下さい。
「来日」の定義=(JNTOの「訪日外客数・出国日本人数2004年確定値」(PDF)による訪日外客数)+(外国人登録者)-(永住者)
「在日」の定義=(永住者)+(法務省入管局が算出した不法残留者数)
上記の定義に基づいて再度分析した結果⇒
「平成16年 国籍別日本国内の犯罪分析」2006/3/11修正版
関連エントリー:
「外国人犯罪-在日韓国人三世からのトラバ」
外国人指紋採取が閣議決定
=======↑お詫びとお知らせ終り↑==========
=======↓以下、本文↓===============
前回のエントリー「外国人指紋採取が閣議決定」のコメント欄で指摘を頂いたが、警察庁の犯罪統計「外国人犯罪」によると、「『来日外国人』とは、我が国にいる外国人のうち、いわゆる定着居住者(永住権を有する者等)、在日米軍関係者及び在留資格不明の者以外を言う」そうだ。つまり、犯罪統計から外国人犯罪-来日外国人犯罪=定住外国人の犯罪を確認する事が出来そうだ。
これを元に韓国(朝鮮含む)人、中国人、ブラジル人の日本定住者における犯罪についてちょっと分析してみた。
分析に使った資料は
法務省入国管理局「平成16年末現在における外国人登録者統計について」(PDF)「本邦における不法残留者数について」
JNTO(国際観光振興機構)「訪日外客数・出国日本人数2004年確定値」(PDF)
警察庁統計「平成16年の犯罪」・「外国人犯罪」(PDF)
これらを元に、全外国人・韓国人・中国人・ブラジル人の「日本に来日した者(来日者)」と「日本に在留する者(在日者)」それぞれの日本国内における検挙人数及び10万人当りの犯罪者率を算出。また日本人についても同様のデータも算出し、日本人の10万人当りの犯罪者率を100%として各国籍(来日・在日)との比較もしてみた。
すると今まで見えなかったものが見えてきた
(↓をクリックすると其々の結果が新しいウィンドウで開かれます)
「平成16年 国籍別日本国内の犯罪分析」2006/3/11修正版
外国人全体
韓国人
中国人
ブラジル人
日本人
各国犯罪者率比較
驚いた事
1)来日韓国人の犯罪者率は想像以上に低い。日本人と比較しても12~22%という低さ。全来日外国人の犯罪者率と比較しても低く、このレベルで推移している限り、韓国が日本人へのビザ免除を実施し相互主義を迫れば日本政府が韓国人ビザ免除を拒否する理由に出来ない思われる。
2)在日中国人・ブラジル人の犯罪者率は低い。イメージ先行で中国人に対する疑念は強かったが、ちゃんと在留資格をもって定住している中国人・ブラジル人の犯罪者率は日本人と比較しても低い。ただし在日中国人の知能犯については日本人と同レベルだった、これは国民性の問題か?
3)来日ブラジル人の犯罪者率、その凶悪犯罪率度共に極めて高い。来日人数の約1割が刑法犯、そして日本の153倍という凶悪犯罪者比率。密度の濃さNo1。来日中国人と並んで警察庁が外国人犯罪の取り締まりターゲットとして重点を置くだけの事はある。
また、この比較の中で予想通り在日韓国人の犯罪者比率は高かったのだが、在日外国人数の6割近く三分の一を占める在日韓国人のお陰で、他国籍の在日外国人の名誉が貶められるのは可哀想だ。よって、韓国人を除いた在日外国人のデータもを纏めてみた。
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韓国人を除く在日外国人
予想通りその犯罪者率は激減し、日本人と比較しても約半分程度となった。
それは当然の帰結だ。なぜかといえば、日本で正規の永住資格を持つには素行が善良であり、納税義務の履行その他公的義務の履行をし、市民として社会的に非難されることのない日常生活が条件で、且つ独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有し、日常生活が、生活保護など、公共の負担となっていないこと、資産、技能からみて将来も安定した生活が見込まれることが必要となる。
そんな人がわざわざ犯罪に手を染め、築き上げた立場を手放すとは考え難い。逆説的に言えば、そういう犯罪予備軍を排除する為の永住資格審査なのだから。
また非永住者で日本の在留資格を手にするには、留学や研修等に代表される日本に何かを学びに来た人だったり、日本人と国際結婚している人だったりするわけで、これも在留資格を失うリスクと犯罪に手を染める動機を天秤に掛けてもメリットが無い人が多いと容易に推測できる。
では何故韓国人が他国籍の永住者と違いがあるかといえば、それは「特別永住者」という存在、その一点だ。
「特別永住者」とは入国管理法により定められた資格ではない。第二次世界大戦終戦以前に移住や強制連行(この強制連行については諸説有るので、興味のある人は自分で調べてみてください)で日本に渡り1952年のサンフランシスコ条約発効で日本国籍を失った後も日本に住みつづけている外国人及びその子孫を対象とした1991年5月に公布された「出入国管理特例法」に基づいた資格である。
日本での永住資格を取るにあたり、入国管理法に従った一般的な永住資格と比較して入管特例法の特別永住資格は明らかにハードルが低い。
この特別永住者、平成16年で465,619人いるが、その99%以上を占める461,460人が韓国・朝鮮人である。
ちなみに韓国・朝鮮国籍の外国人登録者は607,419人なので、在日韓国・朝鮮人と呼ばれる人の75%以上がこの特別永住者ということになる。
特別永住者を除く在日韓国人(145,959人)の主な内訳は一般永住者:42,960人 日本人の配偶者21,083人 定住者8,751人、留学16,444人 就学7,286人であり、これらのカテゴリーの人たちは先に述べた理由と一緒で他国籍の在日の人と同じような犯罪者比率になるように思われる。
その仮定に基づき、在日韓国人の犯罪分析から特別永住者のデータだけを抜き出してみると結果は以下の通りになる
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韓国人特別永住者
刑法犯は日本人の約3倍、殺人・強盗・放火・強姦等の凶悪犯も日本人の約3倍、暴行・傷害・脅迫・恐喝等の粗暴犯や覚醒剤取締法違反は日本人の約5倍という結果になる。
もちろんこれは仮定に基づいた推測なので、正確なものではないことをお断りしておく。また、今回の分析全般において犯罪者率が日本人より高かろうが、犯罪者ではない善良な方も当然いるわけで(というかそのような一般的な人が殆ど)、国籍や在留資格だけで全てを断じるような事は厳に慎んで頂きたい。
一つ言えるのは「外国人犯罪」とは一括りで語る事が出来ないし、そのイメージや先入観に踊らされて日本に利益をもたらす可能性がある来日する外国人や日本に在留する外国人にまで偏見を持つ事は愚かだという事だ。
特に今回の分析で来日韓国人の犯罪率の低さを知り、過去のエントリー等で韓国人ビザ免除について感情的な批判をしたことを深く反省したい。
ご参考までに全ての分析結果を1ページに纏めておきます:
⇒「平成16年 国籍別日本国内の犯罪分析」
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平成16年国籍別日本国内の犯罪分析
外国人指紋採取が閣議決定
最近コメント欄が賑やかなので最初に一言。
このサイトのコメント欄は名無しでの書き込みが可能ですが、読んでる方が訳わからない状態になって意味不明なコメント欄に成り下がるのは好ましくないので、一つのエントリーで何度も書き込む人や、議論や問題提起で他者に絡む人はハンドルネームを使用してください。(参考:当サイトでのコメントの取扱いについて)
では、本題
政府は7日午前の閣議で、16歳以上の外国人に入国審査時の指紋採取や顔写真撮影を原則として義務付けることを柱とした入管難民法改正案を決定した。テロリストが別人に成り済まして入国するのを阻止するのが主な狙いだ。今国会に提出し、成立を目指す。
米中枢同時テロなどの発生を受け、政府が2004年12月に策定した「テロの未然防止に関する行動計画」に基づく内容だが、日弁連は指紋採取について「市民的、政治的権利に関する国際規約に抵触する。採用すべきでない」と反対している。
改正案では、日本に入国する外国人は「電磁的方式によって個人識別情報を提供しなければならない」と規定。個人識別情報については指紋、写真のほか法務省令で定めるとしている。ただ(1)在日韓国・朝鮮人ら特別永住者(2)16歳未満(3)外交・公用での来日(4)国の招待者-は例外とした。
(共同通信) - 3月7日9時0分更新
US VISIT形式に倣って指紋採取と顔写真撮影とは完璧だ。ついでに出国時の指紋採取も是非行って欲しい。以前から言ってるが指紋採取・顔写真撮影は、主目的は対テロ対策だが来日外国人犯罪の抑止力になる可能性が極めて高い。
警察庁の発表している平成16年度の来日外国人犯罪統計資料(PDFファイル)を見ると、外国人による凶悪犯罪検挙のターゲットは完全に中国とブラジルだな。もちろんこれは検挙された件数・人数を元にした統計なので、未解決事件にどれ位外国人が絡んでいるかは不明だが。
今回の入国管理法改正に先立ち、韓国に対するビザ免除が大きな議論を呼んだのは記憶に新しい。犯罪統計で見ると確かに検挙人数は平成6年1300人⇒平成16年2063人と増えているが、この多くは実は入国管理法違反等の特別法犯だ。
例えば平成16年で見ると韓国人来日者の総検挙人数は2063人、そのうち特別法犯1446人、刑法犯617人。参考までに中国は総検挙人数9259人の内特別法犯4974人、刑法犯4285人。ブラジルは総検挙人数1322人のうち特別法犯206人、刑法犯1116人(参考:来日外国人検挙状況(罪種別/国籍・地域別/平成16年) 6/11ページ)。
また韓国の刑法犯罪者数に関しては平成6年の763人をピークに500-700人位で推移しているのが分かる(参考:来日外国人検挙状況推移(刑法犯/国籍・地域別) 8/11ページ)。一方で中国は平成6年2748人⇒平成16年4285人、ブラジルは平成6年301人⇒平成16年1116人と激増している。
もちろん来日韓国人の犯罪がゼロという訳ではないから、ビザ継続によって入国のハードルを高くする事は犯罪対策手段としての意味は有るとは思うが、観光収入や文化交流などと天秤にかけてどう判断するかというレベルである気はする。
韓国のビザ免除について「これで犯罪者がゾロゾロ入国してくる」という言い方をする人も居たが、実際1年以上も特別措置によるビザ免除状態で犯罪検挙数の推移を見て判断した結果がこうなんだから、ビザの有無が犯罪検挙数とあまり関係なかったという事なんだろう。
しかし来日外国人の犯罪状況は統計資料によってかなり把握する事が出来たけど、特別永住者の犯罪統計ってのは全然公表されていないのかね?いろいろ調べたけど見つけられなかった。
結局、韓国ビザ免除なんかで感情的な反発を持つ人が多いのは、グレーゾーンとしてベールに包まれた特別永住者に対する不信感じゃないのかと思う。来日外国人の指紋採取・顔写真取得が正式実施された後、国内犯罪件数がどういう推移を辿るかよく検証すべきだな。それでも外国人犯罪者がもし減らなかった、次の対策を政府は早急に立てる必要がある。
ちゅうか、テロ抑止だけでなく外国人犯罪抑止にまで確実に効果がある指紋採取に反対する日弁連って一体どんな団体だ?もしかして外国人が日本で犯罪バンバン起こしてくれたほうが儲かるからこういう事言ってるのか?だったら「反日弁連」とでも名前を変えろ!
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外国人犯罪について色々と分析してみた
「堀江メール」問題で、自民党は三日、武部勤幹事長が「釈明と謝罪を了とし、この問題を区切りとする」との談話を発表し、民主党の謝罪を受け入れた。民主党が二回目の回答書でメールや資金提供疑惑を全面的に「事実無根」と認めたためで、半月以上におよんだメール問題は決着した。武部幹事長の二男は同日、民主党と永田寿康衆院議員にそれぞれ、産経新聞などに連名で謝罪文を掲載するよう文書で申し入れた。
民主党による二回目の回答書は鳩山由紀夫幹事長と永田氏の連名で、メールは「偽物」であり、ライブドアから武部幹事長の二男への送金疑惑についても「全くの事実無根」と断定した。自民党は、(1)永田氏が国会の正式な場で謝罪する(2)民主党が行うメール仲介者らの検証結果を自民党に報告する-ことを条件に回答を受け入れた。
小泉純一郎首相は同日夜、民主党の対応を「あまりいいとは言えない」としながらも問題は決着したとの認識を示し、「(民主党は)この過ちを反省し、出直して頑張ってほしい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
一方、民主党の鳩山幹事長は両院議員総会で、情報提供者(仲介役の元記者)への法的措置を検討する考えを示したが、その後の記者会見では「(党に入る)情報が途絶えることは避けなければならない」とトーンダウン。四日に党本部で開かれる全国幹事長・選挙責任者会議で、地方から執行部批判が相次ぐのは必至で、党内の混乱収拾にはなお時間がかかりそうだ。
(産経新聞) - 3月4日3時16分更新
民主党のWEBサイトには自民党からの公開質問状に対する再回答が掲載され
(前略)
(1)予算委員会等で指摘したいわゆる「送金メール」は根拠のない偽物であること。
(2)3000万円がライブドアから武部幹事長の次男の金融機関の口座に送金され、ライブドアの資金が武部幹事長周辺に流れたとする疑惑も全くの事実無根であったこと。(後略)
と完全白旗状態。
ま、人間ってのは2週間以上も怒りが継続するものじゃないな。あれほどムカついていた気持ちも段々収まってきた。国民の多くも「あんだけ謝ってるし、もう飽きたよこのネタ」って感じではないだろうか。
一方、民主党が肝に銘じなければならないのは時が経つことで「怒り」が収まっても次に来るのは「呆れ」や「諦め」だという事だ。今までのように真に国民の側を向いていない足の引っ張り合いのような追求型の国会対策を繰り返す愚は止めて、前原体制の初心である「対案型」に戻る事が出来れば良いんだけどね。
ま、今回の永田寿康氏のガセメール事件で国民がスキャンダルに対して「ソース」を意識するようになればメディアリテラシー的には大きな進歩となるだろう。政治に限らず、スキャンダルに対する潔癖症というか「穢れ」を忌み嫌う性質は場合によっては冷静な判断を妨げるものだと思うから。
早速週刊新潮と週刊文春で面白い現象が起こっている
3月2日(木)発売の週刊新潮では永田メール事件の記事でこんな見出しをつけている
札つき記者の「弁護士」は筋金入り「創価学会員」
一方で同日発売された週刊文春は「『ネタ元記者』と対決180分 永田町“ガセメール”民主も知らない全真相」と題して徹底取材を敢行
今度は“創価学会黒幕説”を流す「ネタ元記者」
という見出しで、ガセメールの流布元である西澤孝氏がまたデタラメな「創価学会黒幕説」を流して責任回避を目論んでいることを暴いている。
もちろん文春が書いている方が絶対的に正しいとは断言できないが、少なくとも週刊文春は西澤氏が「創価学会員」と指摘した弁護士などを取材・検証し裏を取った上の記事を書いている点で、週刊新潮とは信頼度が全く違ってくる。
週刊新潮は普段から創価学会と対決している背景もあるからだろうか、あっさり西澤氏の第二のガセを信じて裏も取らず「創価学会黒幕説」の記事を書いたようだ。この構図、普段から自民党憎しの民主党があっさりガセメールを採用したのと全く一緒。人間、「好き」「嫌い」の感情が冷静な判断力を鈍らせるのは当たり前だが、政党やマスコミにおいても全く一緒だ。
裏を取らなかった事で政党自体を崩壊の危機に晒した永田議員のガセメールに関する記事の中で、永田議員と全く同じタイプの失態を犯している週刊新潮。唯一違うのは、政治家の場合は徹底的に追及され白黒がハッキリ付けられるんだけど、マスコミの場合は有耶無耶に終わらせて誰も責任を取らないって事だ(例:朝日新聞のNHK番組に対する虚偽報道問題)。その点、キッチリ責任取らされる政治家の方がまだマシだという見方も出来るだろう。
永田メール事件が政治不信を招くとマスコミは吹聴する。それは正解だ。ただマスコミは情報を扱う立場として、これを対岸の火事として落ちた犬を叩ける立場なのか?と問いたいね。
永田事件で多くの人がメディアリテラシーを意識するようになることを願うばかりだ。
とりあえず本日の永田寿康氏の謝罪会見を見て:
永田氏が一番謝らなければいけないのは根拠の無いガセメールで誹謗中傷した武部幹事長の次男だ。冒頭の謝罪には一切武部氏次男への言及がなく、記者から質問を受けて渋々謝罪の言葉を吐くような会見は「謝罪会見」とは呼ばない。うわべだけの謝罪で国会議員の立場に固執するための「言い訳会見」だ。
永田氏の処分が「党員資格停止処分6ヶ月」との事だが、党の比例代表として選出された衆議院議員が党員の資格を停止されるにも関わらず比例代表選出議員の立場に留まれるのは矛盾してると思わないのか、民主党は?
いずれにせよ、一連の騒動で民主党は今後一切政府与党に対して「引責辞任」や「説明責任」を追及する資格を失った。日本の有権者の為に二大政党制を根付かせるには、民主党が消滅し自民党を肥大化させて二つに分裂させるのが一番現実的だということがハッキリしたよ。
また後から書くかも知れないが、取り急ぎ。
民主党の前原誠司代表は20日午後、津市内で記者会見し、ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部勤自民党幹事長の二男に資金提供するようメールで指示したと民主党が指摘している問題に関連、「党のすべての事柄について最終的な責任は代表にある」と述べ、仮に指摘に誤りがあれば、自らの責任は免れないとの認識を示した。
前原氏は、同党の永田寿康衆院議員が取り上げたメールの真偽について「信ぴょう性が高いと確信している」と重ねて強調。
(時事通信) - 2月20日18時0分更新
↓
民主党は21日、ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党の武部幹事長の二男への送金を電子メールで指示したと指摘した問題について、このメールが本物だとの立証は困難として、事実上断念した。
民主党への批判が強まる中、党内では、「信ぴょう性は高い」としてきた前原代表や野田佳彦国会対策委員長ら執行部の責任を問う声が出ている。
堀江被告がメールの受信時刻に衆院選の街頭活動をしていたことなど、自民党がメールの信ぴょう性を疑う材料を相次いで示したのに対し、民主党は有効な反論ができないでいる。
このため、同党は今後、「問題は、メールの真偽ではなく、実際に二男の口座に入金があったかどうかだ」(幹部)として、二男への資金提供の事実解明に焦点を絞ることにした。前原代表は21日の記者会見で、「国政調査権の発動を引き続き求めたい」と強調した。(後略)
(2006年2月22日6時9分 読売新聞)
堀江メールの信憑性を立証できなくなると「問題はメールの中身ではなく、資金提供の事実が有ったかどうかだ。だから国政調査権を発動させろ」=「根拠は無いけどお前は悪いことをしてるはずだ。だから国政調査権を発動させろ」こんな無茶苦茶な事を民主党は言ってる。もうね解党しろと。メールの件で永田寿康氏を支持した議員全員国会議員の資質に著しく劣ると思うね。
しかも永田議員自身がガセメール問題で責任を取って議員辞職をしようとすると、その責任論が前原代表や野田国対委員長にも及ぶ事を恐れ辞職を先送りさせ病院送りにする始末。その判断を下したのは"あの"「ライブドア投資組合に自民党議員が関わっている可能性が高まった」と根拠も無いのに発言し自民党から質問状を叩きつけられたにも関わらず逃げ回っている"Mr.風説の流布"鳩山由紀夫幹事長だぞ。マジで
民主党は23日夜、同党の永田寿康衆院議員(36)(比例南関東ブロック)が、党幹部に辞意を伝えたことを受け、党本部でこの日2回目の緊急役員会を開き、永田氏を当面、「休養」させることとし、進退の結論を先送りした。
永田氏は「精神状態が不安定」との理由で同日夜、都内の病院に入院した。
鳩山幹事長は同日夜、記者団に、執行部の責任について、「国民に(メールの)信憑性が高いという思いを与えてしまった。今後、信憑性を高める努力をしたいが、できなければその時に(責任を)考えたい」と述べた。
永田氏は22日夜、ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部自民党幹事長の二男への送金を電子メールで指示したと指摘した問題で、「党に迷惑をかけた」として党幹部に辞意を伝えた。
永田氏の進退については23日午前の緊急役員会で鳩山氏に対応が一任され、鳩山氏が野田佳彦国会対策委員長とともに永田氏と都内で会い、意向を再確認した。永田氏はこの中で、「自分の思い込みの中で、行動したことをおわび申し上げたい」と謝罪し、メール問題の非を認めた。
鳩山氏は同日夜の緊急役員会後、記者団に、「永田氏は精神的に極めて不安定な状況で、国民の前に出ても混乱を招くだけだ。しばらく休養させ、彼自身で正しい判断ができる状況になるのを待ちたい。(休養は)数日間だ」と語った。
永田氏は23日の衆院本会議も欠席した。永田氏が辞職すれば、メール問題を衆院予算委員会で持ち出すことを許した野田氏や前原代表の責任問題に発展することは避けられないとして、同日早朝から、永田氏を慰留する動きも繰り広げられていた。
ただ、党内には永田氏の辞職はやむを得ないとの見方が広がっただけに、永田氏の進退問題を「休養」という形で棚上げした執行部の対応には批判も出そうだ。
また、永田氏がメール問題を持ち出した自身の誤りを認めたことで、国政調査権の発動に同意しない与党側を批判する姿勢を変えていない民主党執行部に対して、党内外の風当たりが強まることは避けられそうもない。とくに、国会対応の責任者である野田氏や、メールの信ぴょう性への疑いが強まった後も「確度が高い」などと繰り返した前原氏の責任を問う声が出ている。
しかし、前原氏は23日の党代議士会で「政府・与党を徹底的に追及していく気持ちに何の揺らぎもない。巨悪は何か、最大の問題は何かという観点で先頭に立って頑張りたい」と述べ、現執行部体制を維持していく考えを示した。野田氏も、「ライブドアと武部氏周辺の間が黒く塗られていることを解明しない国会になってはならない。全力で戦い抜く」と訴え、辞任の考えのないことを強調した。
(読売新聞) - 2月24日0時2分更新
オレね、今回の永田寿康氏のガセメール事件で一番の収穫は、民主党でマトモだと思っていた政治家はドイツもコイツも揃って糞みたいな奴ばっかりだったという事が分かったことだな。
前原・野田の無能無責任恥知らずのトップ2、ワイドショーでキチガイ発言連発の河村たかし、あとブログで醜態晒しまくりの長島。ガッカリだよお前らには。本当に腸煮えくりかえる。ちょっと保守的な発言が過去有ったからって「惜しい人材だ」云々の擁護論は馬鹿馬鹿しい、こいつらに政治家として期待しても事を成しえる実力も度胸も脳味噌も無いことがハッキリした。
あと鳩山幹事長よ執行部の責任として「国民に(メールの)信憑性が高いという思いを与えてしまった。今後、信憑性を高める努力をしたいが、できなければその時に(責任を)考えたい」って発言はなんだよ?
どうして国会内でガセメールを元に名指しで誹謗中傷された武部氏の次男に対しての謝罪が最初に来ない?
なにが「巨悪は何だ?」だよ、民主党こそが巨悪中の巨悪だ。無知無能な上に国家権力を振り回し民間人を誹謗中傷して謝罪もしない糞オヤジ集団を税金で賄っているこの不条理。ほんと民主党はとっとと解党した方がいい。
民主党の前原誠司代表は十九日、フジテレビの「報道2001」で、ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党の武部勤幹事長の二男に三千万円を振り込むようメールで指示したとされる問題について、「武部氏は息子や会社の口座を調べたと言うが、一般論でいえば、このようなやり取りに普通の口座は使わない。われわれは金融機関にかかわる情報も得ている」と述べ、振込先に“隠し口座”が使われていた可能性を指摘した。
前原氏は十七日に同党が写しを公表したメールについて、「信憑(しんぴょう)性が高いものと思っている」としたうえで、国政調査権の発動による資料提出を求める考えを重ねて強調。「『数打てば当たる』というような議論をしているわけではない」と述べ、具体的な金融機関に関する情報があることを示唆した。(後略)
(産経新聞) - 2月20日3時13分更新
先日も書いたけど、一番恐ろしいことは信憑性も疑わしい怪文書もどきメールのプリントアウト一枚を証拠として、疑惑が有ると国会で喧伝され、国政調査権という権力を振りかざし銀行口座を明らかにしろと迫られる不条理だ。
しかも、疑われた側が身の潔白を証明するために、疑惑の根拠(=送金された銀行口座)を教えろと言うと、逆に国政調査権の発動を認めるなら教えてもよいと逆ギレな条件を突きつける。しょうがないから出来る範囲で銀行口座をわざわざ調べると、今度は「裏口座があるはずだ」と無茶苦茶な言い掛かり。
民主党の松原仁氏や安住淳氏は「メールの真偽が問題ではなく、その内容が問題だ」という内容の発言をしたりしているがこれって完全に魔女裁判と一緒だよ。民主党が政権を万が一取ったら、怪文書一枚で疑惑をでっち上げられ、無実が証明されないと言い掛かりを付けて強制収容所送りにされる、そんな北朝鮮のような暗黒社会が出来上がるんだろうな。
また一部コメンテーターらは「国民は真実を知りたいから自民党も潔白ならば国政調査に応じればいい」と言った旨の発言をしているが、この論調も無茶苦茶だ。特に、なんだこの毎日新聞のとんでもない民主党擁護記事は↓
ライブドア前社長の堀江被告が自民・武部幹事長の二男に3000万円を振り込むようメールで指示した、と民主党議員が暴露した問題は20日も新証拠の提示はなく、自民党からも疑惑を否定する資料は示されずこう着状態が続いた。どちらかが次のアクションを起こさない限り、「泥仕合」のまま幕引きとなりかねない状況だ。
(毎日新聞) - 2月20日22時14分更新
「自民党からも疑惑を否定する資料は示されずこう着」って、こう着してるのは民主党が疑惑の根拠も示さず悪魔の証明を求めて騒いでるからだろう。イチイチ怪文書ごときで疑惑を否定する資料を出すことを義務化するんじゃねえよ、毎日新聞も悪魔の証明支持派か?それが言論で飯食ってる奴の言う事か?
怪文書一枚で国会を混乱させ、やれ参考人招致だ証人喚問だと騒ぐ、これどう考えても税金泥棒以外の何物でもない。やってる内容は牛歩並みだ。もちろん怪文書と言え、瓢箪からこまは有り得るが、国会に持ち込む時点で「瓢箪からこま」の状態にしておくために根拠を積み上げ裏を取るのは、政治家としての最低限の良心だろ。今回の民主党永田寿康氏のやり方は国会議員として史上最低最悪で品性下劣極まりない行為だと断言するよ。
それを支持する前原代表はじめ民主党の連中も全員同罪だろ。
ところで民主党永田議員が使った黒塗りだらけの疑惑メール(ミラー)だが、自民党の平沢勝栄氏が独自に幾つかの黒塗りが無いコピーを入手し公表した。

民主党の黒塗り部分との比較画像
民主党の公表したものと違い
X-Mailerの項目
民主党:黒塗り
平沢氏:QUALCOMM Windows Eudora Version■■■■■
本文1行目
民主党:黒塗り
平沢氏:メール宛先の人名(或るライブドア取締役と同名)であること公表
本文下から3行目
民主党:「■■■■■■■■■■■、宮内に相談して」
平沢氏:「問題があるようだったら、宮内に相談して」
本文一番下
民主党:「■■屈江」
平沢氏:「@堀江」
この新たな情報で下記の3つの疑問が発生する
⇒民主党が加えた不可解な墨塗り
平沢氏が公開したことにより明らかになった「問題があるようだったら」という部分は、民主党が黒塗りする理由としていた「情報提供者の安全保護」等と全く関係のない部分である。「問題あれば」「宮内の指示を仰いで」という事は、この送金が行われたかどうかはこのメールだけでは挙証出来ない。ゆえに、民主党がこのメールだけをもって武部幹事長の次男に疑惑があるとするのは言い掛かりに過ぎない。何故民主党永田議員が予算委員会で武部氏次男疑惑の質問を行うに至ったかちゃんとしたメール以外の根拠を明らかにする必要がある。
また、民主党は情報提供者の安全保護と関係無い部分を敢えて墨塗りにして、見る側に予断を与えるような「印象操作」を行ったのは卑劣としか言いようが無い。
⇒「@堀江」で判明した手間のかかる書式
メール最後の「堀江」の署名が実際は「@堀江」になっていた。先日のエントリーで推理した「掘江」でも「崛江」でもなかったが、これにより新たに謎が深まった。メール本文欄のうち、「■■へ」と書かれた宛先部分と「@堀江」と書かれた差出人部分以外の用件が記載されているところが、右の図で明らかな通り几帳面に一文字分右にズレていることが分かるだろう。
つまりこのメールはわざわざ用件部分は書き出しに空白を入れて、手動改行でメールを作成した事になる。手動改行だけならまだ理解できるが、改行のたびに行頭を合わせる為に空白を入れるのって無茶苦茶不自然だろう。こんな社内の部下に対する伝達メールでわざわざこんな書式にシコシコ手間掛けるか?選挙ど真ん中の糞忙しい時期に。「堀江」という送信者の署名に「@」をつけるとか、文頭で「堀江」と名乗るなんてのは結構簡単に変える事が出来る部分かも知れないが、本文を手動改行にして文頭を一字空けるなんて面倒くさいこと普段からやってなければわざわざこのメールだけそうするなんて有り得ない。つまり、このメールは堀江氏本人が書いていると言うのは無理が有りすぎるから、民主党がこのメールに信憑性があると主張するなら一体誰が書いたものか証明する必要が有るだろう。
⇒堀江氏が書いていないとするなら
民主党が持ち出したメールは堀江氏自身が直接送信したものではないとするなら、堀江氏の指示を誰かが代筆したり、あるいはメール自体を転送した可能性が考えられれる、しかし平沢氏が公開したメールを見る限り代筆を示唆する文言が全くメールには入っていない。しかも「至急・シークレット」とされる内容を電話で直接指示するのではなく、わざわざ第三者を介して面倒な転送メールや信憑性の落ちる代筆メールをさせるのか全く理屈が通らない。
2月19日のTBS系サンデーモーニングでは毎日新聞の岸井氏が下記のような発言をしている
>「あえて言うとね、永田さんが繰り返し、その間に入った人を信頼して信憑性があるって言い方してますけど、我々のなかで言うと、やっぱりこの問題をある時期は追っかけてたわけですよね。それで持ちまわって民主党に持ち込んだと言われてる人物についてはねぇいろいろといわくがあるんですよ今まで。それで、ああもうダメとなったんです。我々のなかでは。
(関口発言:その人物の問題で?ええ)
だからそこがちょっとキツイんじゃないですかね、民主党。」
「脇が甘かったのか調査をきちっとしなかったのか、あるいは政権にダメージを与えるという目的だけでやっちゃったのか。そこなんですよね。このあいだ鳩山幹事長もちょっとやってなかなかその後発展してないんですよ。事実はわかんないわけですよね。ちょっとそこが目立つんですよ。」
「基本的にジャーナリストって範疇には入らないと思います。この人物はね。ね、ご存知のように我々も昔から痛い目に遭ってることは、政局が絡んでくるとねぇ、野党に持って行くって人がでてくるんですよ。この人は元記者です。元ですよね。それであのう、議員さんの秘書をちょっとやって。」
マスコミさえ食いつかなかずとっくに自民党も入手していた疑惑メール、唯一食いついたのは民主党だったというオチか?
何れにせよ、こんなメールだけを根拠に国会審議を空転させ税金を無駄遣いした上に国政調査権発動等と強権を振り回す民主党はグダグダ言う前に、素人にだってこんだけ突っ込めるこのメールの信憑性を明らかにしろ。安倍・中川・NHKに放たれた朝日新聞虚偽報道問題みたいに有耶無耶で逃げられると思うなよ。
民主党の永田寿康氏は16日午前の衆院予算委員会で、ライブドア事件で逮捕された堀江貴文被告が衆院選直前の昨年8月26日付の社内メールで、自民党の武部勤幹事長の二男・毅氏あてに選挙コンサルタント費として3000万円を振り込むよう指示していたと指摘した。その上で、武部氏と二男の毅氏、堀江被告ら5人の参考人招致を要求した。これに関し、武部氏は二男への振り込みの事実を否定した。(後略) (時事通信) - 2月16日15時1分更新
民主党が2月17日に公開した永田寿康氏が入手したメールのコピー⇒PDFファイル(ミラー)
本メールに関する永田寿康氏の見解
(前略)永田氏は情報の信ぴょう性に強い自信を示しつつも、物証を公表しない理由について「情報源が身の危険を感じている」と理解を求めた。
報道陣に公表されたメールは本文のみで、差出人や受取人の氏名やメールアドレスは示されていない。永田氏は「受信記録は05年8月26日15時21分35秒」などと語り、差出人や受取人は確認済みと強調している。
メールの本文には二男の名前は記されているが、武部という姓は書かれていない。永田氏は、堀江氏と振り込みを依頼された人物との間で「こういうメールで『○さん(二男の名)』と堀江氏が言った場合は、武部氏の二男を指す」ことで了解ができていたと主張するが、二男と「○さん」が同一人物だとわかる決定的な証拠はない。
メールの内容が永田氏の指摘通りとして、振り込みが実際に行われたことを示す記録も、現時点で公表されていない。
永田氏は振り込みに関し「(金融機関名、口座名、日時などの)証言を得ている」「出金はライブドアの法人口座から」と情報の信頼性を強調。「銀行に資金移動記録を提出させる国政調査権の発動が確実に行われるとわかれば、必要な情報を提供する」と述べ、「(与党側が)それを拒否するのは、やましいところがあるのだろう」と語った。【須藤孝】
(毎日新聞) - 2月17日10時5分更新
この堀江メール問題に関して民主党は前原代表・鳩山幹事長・野田国対委員長等が党を挙げて「メールには信憑性がある」と主張し国政調査権を発動し武部幹事長の参考人招致を要求している。こんなの、送金先口座や送金日時がハッキリしているのなら、その送金口座に本当にそんな送金が有ったかどうかを調べさせれば良い話。それを提示せずにこんな黒塗りだらけのメールのコピーだけを振りかざし「信憑性は有る」と強弁しても誰が何をどう信じりゃ良いんだよ?
こんな立証責任無しでの糾弾を認め始めたら、自分の気に入らない人間を怪文書だけで犯罪者に仕立て上げる事が可能になっちゃうよ。恐ろしい。
しょうがないから武部幹事長側はわざわざ次男の預金口座と次男の会社の預金口座の入金履歴を予算委員会に提出して身の潔白を証明しようとすると
(前略) 野田国対委員長は、「永田議員の質疑を踏まえて、与野党厳しいやり取りがあった」として、特に自民党の逢沢幹事長代理の質疑内容に疑義を呈し、詳細に反論した。まず、武部幹事長の次男の預金口座及び次男が代表を務める会社の預金口座全てに、3000万円の入金履歴がなかったとの逢沢議員の発言については、「全てかどうかをどうやって証明するのか、これは説明のつかないことだ」と鋭く指摘。 (後略)
なんだこりゃ?見事な悪魔の証明だよ。世界中の全ての口座を調べ上げない限り武部幹事長側はこの言い掛かりをどうやっても晴らせる訳無いだろ。民主党はキチガイか!
もうね民主党のやり方は無茶苦茶。メールの信憑性に関しては後ほど書くが、メールの内容が正しかろうがガセネタで有ろうが、こんな卑劣な手段で国会審議を空転させた挙句国政調査権の発動を主張する民主党はもはや公党の体をなしていない。
3点セットとか4点セット等と気勢を上げていたが、結局ハッキリしたのは民主党は「真実を追究する為に予算委員会等の時間を使っているのではない」という事だ。民主党が発動させろと主張する国政調査権の「調査」っつー意味は事実を明らかにする為の行為なのに、単に「怪しい!」と騒ぎたて、マスメディアを使って事実に基づかない印象操作を行おうとしているだけ。つまり民主党がやってる事は単なるテレビに映りたいだけの税金泥棒だな。
こんな税金泥棒政党・民主党をとっとと解党させた方がなんぼ国民の為になるか。
しかも、永田氏が証拠として持ち出した疑惑の堀江メールにはオカシナ点が幾つもある。
既に色んなところでこのメールの不自然な点は散々指摘されているが、オレが一番注目しているのは、メール最後の行、半分墨塗りされた部分。「堀江」の「堀」の字の土へん部分が消されているように見える。
民主党野田国対委員長によると、「メールのコピーの墨塗りの部分は情報提供者が特定されないようにするためのもの」らしいが、情報提供者により最上部から三行(=メールヘッダー部分)が最初から墨塗りされていたそうだ。つまり逆に言うと最後の行は民主党の手によって墨塗りされたという事になる。
メールの検証に一番重要なメールヘッダー部分が消されたプリントアウト状態で情報提供者からこの堀江メールが民主党に渡されたのなら、民主党はどうやってこのメールに信憑性があると強弁しているのかとっとと弁解してほしいんだが、それよりなにより全く理解できないのは「堀江」というメール送信者名の一部を墨塗りする必要が何で有るのか?という事。
民主党はまさに「堀江氏」と「武部幹事長の次男」の関係を追及しているわけで、メールの「堀江」の部分は情報提供者の特定とは全く関係ない。しかも中途半端に「堀」の左側だけ消すのは強烈な違和感を感じるが、ネット上でも既に同じような指摘をしている方は多数いて、実はこれは「堀江」の「堀」ではなく「崛」または「掘」ではないかという仮説に基づいて様々な検証がされている。
「堀」「掘」「崛」とも漢字の作りとしては"へん"が違うだけで右側は3つとも「屈」があるが、それぞれのフォントを拡大して見れば「屈」という部分には僅かだがハッキリした違いがある。具体的には「屈」を構成する「尸(しかばね)」の右下部分の出っ張りが「堀」には無いが「崛」と「掘」には有り、また「出」の部分が「堀」と「崛」「掘」では明らかに違うというのだ。
実際に検証された画像はコチラ
⇒「尸(しかばね)」の違い比較・「出」の違い比較
つまりこの検証により「情報提供者の特定」とは関係ない部分をわざわざ民主党が塗りつぶさなければならなかったのは「堀」の字が間違っていた=「メールそのものが捏造されている」という疑惑がネット上で持ち上がっている。
更に面白いことに「崛江」をgoogleで検索すると、「崛江」とは「堀江」の中国語表記だという事が分かる。
記憶に新しいが中国は既に↓下記のような日本国内の政財界・民間を巻き込み小泉攻撃を進めると「対日工作会議」で確認しており
(前略) 中国は、昨年12月20日に唐氏や一時帰任中の王毅駐日大使ら約10人が出席して北京市内で極秘に開いた「対日工作会議」で、「後継首相の靖国参拝を阻止するため、小泉首相を徹底的に攻撃し、孤立化させる」との今年の対日基本方針を決定した。首相を「孤立化」させるため「政財界工作、民間交流などを幅広く展開する」ことも確認した。(後略)【佐藤千矢子】
毎日新聞 2006年2月9日 19時55分
民主党が「情報源の秘匿」を盾に出所を明かさない墨塗りメールは実は中国関係者により捏造されたもので、それを民主党が利用して自民党攻撃を行い中国の対日工作の片棒を担いでいるという穿った見方も容易に成り立つ。事実、政敵を根拠の無いスキャンダルで陥れ犯罪者扱いするなんて中国共産党のやり方と全く一緒だ。
あまりしつこく書くとだんだんオカルト染みてくるが、民主党は現状のようにメールの出所を明かさず自らの挙証責任も有耶無耶にして武部幹事長攻撃を続けるのなら、逆に「民主党は中国の対日工作活動の片棒を担ぐ中共の犬だ」と糾弾されても仕方ないだろう。
民主党がチンタラしてるうちに、国民の疑惑の目が「民主党メール捏造&中共工作活動」に向かいつつある事にそろそろ気付いた方が良いかもね。
「民主党牛肉調査団と前原代表が晒す『無能の極み』」の続き。
民主党調査団が「危険部位除去作業が荒っぽい。髄液が肉に付着していた」等と発言したことについて米タイソンフーズが謝罪と撤回を求めているが、もうちょっと詳細な記事が2月9日の日経新聞夕刊に掲載されていた
「米職肉最大手のタイソン・フーズが、同社の食肉加工施設を最近視察して「BSE対策が不十分だ」と告発した山岡賢次衆院議員ら民主党のBSE議員調査団の対応に不満を募らせている。
調査団は一月末にカンザス州にあるタイソン社の食肉施設を訪問。
その後、処理中の牛の脊髄が周囲の肉に飛び散るなど、特定危険部位(SRM)の除去がずさんだったと記者団に発表していた。
同社のボンド社長は調査団にあてた二日付の書簡で、SRM除去が不十分だとする調査団の指摘は不正確で「わが社の評判を傷つける」と反論。調査団に発言の撤回と謝罪を求めた。調査団は視察中にはSRM除去について懸念をしめさなかったばかりか、視察後の会議では「施設の運営について是認と信頼を示していた」と、書簡を強調している。
タイソン社広報は八日、日本経済新聞の取材に「(書簡に対する)民主党調査団からの返答はまだない」と回答。調査団の告発が政治的な動機に基づいているのではと懸念を示した。
自民党も九日から五人の調査団を、民主党が視察した食肉処理施設に派遣する。(ワシントン 吉田透) (日経新聞2006年2月9日夕刊)
注目すべき部分はタイソンフーズ側が「(民主党)調査団は視察中にはSRM除去について懸念をしめさなかったばかりか、視察後の会議では『施設の運営について是認と信頼を示していた』」と暴露している事。
つまり民主党調査団はタイソンフーズを視察した際に「特定危険部位の除去作業が荒っぽい」とも「髄液が飛び散っているように見えたが、あれは大丈夫なのか?」とも直接的な指摘をしていなかったという事になる。それどころか「おーけーおーけー、うぃーあぷるーぶあんどとらすとゆあふぁしりてぃーおぺれーしょん」ってな感じでタイソンフーズに対してオベンチャラ使ってた模様。
民主党調査団がもし本気で日本国民の食の安全の為にタイソンフーズ社のSRM除去作業に問題があると考えて、今後の日米交渉の中での交渉カードとして自分達の調査報告を活用してもらおうと思うのなら、その場でタイソンフーズに対して問題点を指摘し相手にそれを認めさせる努力をしなくちゃ駄目だろ。
ところが全く問題点の指摘もせず、証拠を押さえることもせず、視察後のタイソンフーズとの会議では「是認と信頼を示す」なんて言って、日本に帰ってきたら掌返して「危険部位除去作業が荒っぽい、髄液が肉に付着していた」と息巻こうとも、相手側にしてみりゃ「聞いてないよ~」状態だろ。だから「民主党の告発は政治的な動機に基づいているのでは」なんて突っ込みを入れられるんだよ。
つまりアメリカ側に「日本の国会議員が行なう調査は非科学的で政治的動機(=国内畜産業保護)に基づいている」と日本側の調査の信頼性を貶める事で抗弁する余地を民主党は与えちゃったわけ。
だから今後の日米交渉で日本側の様々な調査結果が謂れのない貶めを受けないように、ワザワザ自民党が民主党の発言に抗議している食肉加工施設を再訪問して「日本は科学的で公正な調査を行なっている」事を証明しに行かなきゃならなくなった訳ですよ。
もし民主党が内弁慶でその場でタイソンフーズにガツンと問題点を指摘できない位チキンだったとしても、国民の食の安全を本気で考えているのなら、日本に帰ってきて政府側にこっそり「タイソンフーズ、あれマジヤバイ。髄液飛び散りまくり!再調査お勧め!」ってチクれよ。民主党の「政権交代」しか頭に無い愚かなネタばらしのお陰で、間違いなく問題点が改善されちゃったような食肉加工施設を再調査してもアメリカ側に有利な調査結果しか出てこないのは火を見るより明らか。それを「同じ施設に派遣するのは戦略的にバカだ」なんて言ってる前原代表は自分らがやっちまった大失態に全く気付けない程阿呆なのか?
いずれにしても民主党の「政府与党批判先ずありき」の軽率な行動が米国産牛輸入問題交渉に関して著しく日本を不利に陥れる結果をもたらしたのは間違いない。政権交代も結構だが、民主党にはちゃんと日本の事を考えて政府・与党と協力すべき点は一致団結する程度の国を思う気持ちを持って政治活動に当たって欲しいもんだ。
民主党よ、頼むから日本の足を引張るような事だけは止めてくれ!
久々に腸煮えくり返るほどの無能な奴を目にした
自民党は9日、アメリカの牛肉処理施設に調査団を派遣した。この処理施設は民主党が先月に調査団を派遣したところで、10日朝、前原代表は「同じ施設に派遣するのは戦略的にバカだ」と批判した。
民主党は、先月末にアメリカの2か所の大手牛肉処理施設に調査団を派遣して「安全基準が守られていない」と報告している。自民党も同じ2社に調査団を派遣しており、前原代表は「自民党も慌てたようだ。混乱ぶりは目に余る」などと批判した。(後略) (日テレNEWS 2006/2/10 15:37)
前原民主党代表の脳天気っぷりに呆れる。そもそも自民党が民主党調査団と同じ2施設をわざわざ訪問するのは訳がある:
自民党の武部幹事長は大阪・堺市で講演し、アメリカからの輸入牛肉に特定危険部位の背骨が混入していた問題を受けて、9日からアメリカに党の調査団を派遣し、民主党の調査団が訪れたカンザス州の畜産業者などを視察することを明らかにしました。 この中で、武部幹事長は「先に民主党の調査団が入ったアメリカの会社から、2回にわたって抗議文が来ており、大きな外交問題に発展しつつある。どのようにして問題が生じたかということを、きちんと調査するために行ったはずなのに、誠意をもって公正に調査していたかが問題になっている」と述べ、民主党の対応を批判しました。そのうえで、武部氏は、松岡利勝元農林水産副大臣ら、党の農林水産部会のメンバーを中心とする調査団を9日からアメリカに派遣し、カンザス州の畜産業者などを視察することを明らかにしました。 (NHKニュース 2006/02/09 00:06)
武部幹事長が指摘するアメリカの会社からの抗議文とは↓この民主党の報告に対する
(前略) 山田本部長代理は食肉加工現場視察の印象を踏まえ、月齢識別と危険部位の除去状況について報告。大手と中堅業者を比較すると大手の方が危険部位の除去作業は荒っぽい印象で、背割りの際に危険部位が飛び散り、脊髄が肉に付着し、高圧洗浄後もそれは完全には洗い落とされていなかったとの印象を語った。(後略) (民主党WEBサイト 2006年02月02日)
米食肉最大手のタイソンからのこの↓抗議を指している
米食肉最大手のタイソン・フーズ(本社アーカンソー州)は7日、山岡賢次副代表を団長とする民主党の米国産牛肉調査団が同国の牛肉処理は荒っぽいなどと批判したことについて、「誤った主張により信用が損なわれる恐れがある」として、発言の即時撤回と謝罪を求める文書を山岡副代表あてに送付したと発表した。
(時事通信) - 2月7日13時1分更新
つまりさ、民主党が証拠写真も残さず印象だけで日本全国のマスコミを通じて「大手業者(=タイソン)の食肉加工は荒っぽく、脊髄が付着した肉を売ってる」って言っちゃったんだからそりゃ揉めるよ。恐らく民主党はその場でタイソン側にちゃんと事実確認もしてないんだろうな。
いつも政権与党を攻撃する時にやってる、ちょっとだけ真実を織り交ぜた誹謗中傷攻撃のノリでタイソン批判をやっちゃったらそりゃ問題になるよ。
しかも民主党は
篠原議員はまた、最大の輸入国である日本が頑張れば、世界の畜産業界の流れを変えることができるとの認識を示し、大量飼育・大量加工ではなく、適正規模での飼育・加工体制を整えた丁寧な畜産を定着させることが食の安全確保に繋がるとの考えを語った。
なんて言ってるものだから、そりゃズブの素人の印象だけで濡れ衣を着せられた(と自分では主張している)タイソンは猛抗議するにきまってる。
民主党は本当に交渉事の素人だなぁと思うのは、相手の非を見つけたなら必ずその場で指摘して事実確認を行い証拠を押さえて文章に残してお互いのサインを入れる位の基礎の基礎をやってない間抜けさ。これじゃ水掛論になるに決まってるし、その上訴訟されたら確実に負けるよ。腹立たしいくらい詰めが甘すぎる!
その尻拭いを自民党がする為にわざわざ民主党が訪れた施設を再度訪問してあげるのに、

「同じ施設に派遣するのは戦略的にバカだ」
「自民党も慌てたようだ。混乱ぶりは目に余る」
なんて得意げにホザいてる前原代表は本当に無能の極みだ。
しかも、ここで自民党がタイソンの食肉加工作業にお墨付きを与えた場合、民主党にはどういう展開が次に発生するか分かってないのかね?馬鹿すぎる。今はどうやってタイソンの反論を突き崩すか日本の政党として自民党と協力するべき所だろう。どうして自民党批判に持っていくんだよ?
はっきり言って外交問題としての米国産牛肉輸入問題は、脊髄混入事件以降完全に米国平謝り状態で折角日本が有利に話を進めるチャンスだったのに、民主党のお間抜け調査団のお陰で台無しだよ。
こういう無能集団は外国に行かせるな。まだ国会でスキャンダル合戦や審議拒否で職場放棄してくれてる方が10000倍マシ。
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