TBSが公式ホームページ(HP)で新聞記事を盗用していた問題で、同社は29日、2002年ごろに雑誌などからも3件の記事をHPに盗用していたと発表した。盗用された側からの指摘でその当時に判明し担当部署が相手方に謝罪していたが、会社として事実関係を把握していなかったという。
TBSは27日付で執筆者や上司ら計4人を厳重注意処分にした。
盗用があったのは、スポーツ局のページ2件とCS事業部のページ。日本代表選手の紹介をサッカー雑誌から、ドラマの解説文を外部のHPから盗用するなどしていた。
TBSではことし5月にスポーツ局担当部長がHPコラムで新聞記事を盗用していたことが発覚、同部長は諭旨解雇となった。今回、これを受けての社内調査で過去の盗用が明らかになった。
井上弘社長は「再発防止策を講じ、今後盗用がないよう厳しくしたい」と話した。
ZAKZAK 2005/06/30