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放送されたドキュメンタリードラマ内に「不適切な表現があった」として、番組を放送したTBSが謝罪しました。 問題となったのは、去る3月5日夜放送されたドキュメンタリードラマ『告白〜私がサリンを撒きました〜オウム10年目の真実』。新聞等の報道によると、番組冒頭でぼかし入り、声を変えて登場した男性が、林受刑者とは面識がなく違う刑務所にいたにもかかわらず、「獄中の林(郁夫)受刑者を知る元受刑者」と説明され、刑務所内の林受刑者の様子について「手先が器用だった」「袋張りの仕事をしていた」などと、目撃したかのような証言をしていました。TBSは4月24日夕方放送のニュース番組「ニュースの森」などで、「面識があるかのように表現したことは不適切だった」と謝罪したとのことです。 TBSは「本来は伝聞と分かるように伝えるべきで、元受刑者が、直接林受刑者と面識があるかのように表現したことは不適切であり、お詫び申し上げます。」とのコメントを発表しています。 この問題は 4月26日発売の写真誌「フラッシュ」(光文社刊)の取材で発覚したもので、男性は同誌の取材に、番組のインタビュー前に記者から伝聞に基づいた問答用メモを渡され「直接接触した人物ということにしてください」と「やらせ」まがいの対応を依頼されたとも語っていますが、この件に関してTBS広報部は「 放送したインタビューは、その元受刑者から聞き取った内容に則したものであり、担当者が事実と違う発言をするよう求めたことはなかったと考えております。」と否定するコメントを 発表しています。 さらにスポーツニッポン紙によると、このインタビューに答えた男性は、昨年6月放送の「ニュースの森」にも「北朝鮮から覚せい剤を密輸した元暴力団組長」として登場しているとのことで、TBS広報部では同紙の取材に「記者は実際に北朝鮮との覚せい剤取引を行った人物と理解していた」(スポーツニッポンより)とコメント、虚偽の証言依頼の有無については「事実を認められない」(スポーツニッポンより)としています。
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