(株)東京放送殿 放送と青少年に関する委員会
委員長 原 寿雄
「とくばん」再回答のお願い
「とくばん」の視聴者の意見に対する貴局の回答(4月28日)について委員会で議論しました。その結果、いくつかの点で意見や疑問が出てきました。
そこで、以下の項目を含め、貴局の見解や具体的な対応を再度回答下さるようお願いします。
なお回答は、6月7日までにいただければ幸いです。
(1)回答文では、司会者が出演者にセクハラ発言をしたことに対し、言われた側の出演者の精神的被害については、何も触れられていません。
出演者が未成年であるだけに、発達を阻害する怖れはないでしょうか。それとも出演者はタレントだからそのような配慮は必要ないということでしょうか。
また、こうした放送を見た子どもたちが“この程度のセクハラ発言は社会的に許される普通のこと”と受け止めることも考えられます。視聴者である子どもたちの規範意識への影響についてどのように認識されていますか。
(2)視聴者の意見が司会者にどのように伝わり、さらに司会者がどのように受け止めたかが明らかになっていません。司会者がこのような発言を繰り返さないためにも、番組責任者と司会者の話し合いは重要と考えますし、場合によっては、次の回の放送で、司会者が自分の反省点を述べるという方法もあったと思います。司会者に対する放送局の対応はどうなっているのでしょうか。
(3)回答文では、「新たな対策」を考えたいとありますが、すでに取られた対策、あるいは今後検討される対策について具体的にお知らせください。特に、収録時にこうした場面が収録されないようにする方法はないでしょうか。
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