道の医師勤務実態調査 36.2%の病院が「緊急に医師必要」


166病院で計458人の医師が不足。
道は9日、道内の医師不足数や常勤医師の勤務状況などを把握する目的で、今年3月に民間を含めた全604病院を対象に行った「医師勤務実態調査」の結果を発表した。
調査は、75.8%に当たる458病院が回答した。そのうちの36.2%となる166病院が「緊急に医師を必要とする」と回答し、計458人の医師が不足していることが明らかになった。
道が定める21の二次医療圏のうち、「緊急に医師を必要とする」と回答した病院の割合が50%を超えたのは、留萌(62.5%)、根室(57.1%)、北渡島桧山(57.1%)、北網(56.5%)、十勝(55.2%)、遠紋(53.8%)、宗谷(50.0%)の7つ。札幌市や旭川市が含まれる札幌、上川中部などの4医療圏は30%以下だった。
法律に定められた標準医師数の「充足率」でも、札幌、上川中部医療圏では160%超となったが、南檜山(78.2%)、北渡島桧山(81.4%)など7つ医療圏で100%を下回っている。
緊急に必要とされる医師458人を診療科別に見ると、内科118人(25.8%)、循環器科34人(7.4%)、消化器科26人(5.7%)と内科系で約4割を占め、整形外科34人(7.4%)、外科25人(5.5%)、脳神経外科23人(5.0%)と外科系は約2割だった。そのほか、精神科29人(6.3%)、小児科27人(5.9%)、産科・産婦人科計38人(8.2%)が不足している。







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