[スピード社水着]「速さは気泡による浮力?」元開発担当者
6日から3日間、東京辰巳国際水泳場で開催されたジャパンオープンでは、LRを着た日本選手が北島の世界記録を含む15種目で日本新記録を更新。LRの高性能を実証した。なぜ速いのか? ミズノで素材開発を担当してきた企業セミナー会社代表の森健次朗さん(45)が、経験から分析した。森さんは、LRで泳いだ選手が一様に「体が浮く感じがした」と語ることに着目。「素材中の気泡により、浮力が出ているのではないか」と考える。 00年シドニー五輪では、ミズノとスピード社が共同開発した「サメ肌水着」が世界を席巻。森さんは、この素材開発を担当した。98年には、泳ぎやすさを重視して「水着の面積を最小限にする」という、それまでの常識を覆す「全身型水着」を開発。「シドニーモデル」はその生地に、サメの皮膚をヒントにした小さなV字形の溝を付けて流水抵抗を下げる素材を使った。世界100カ国以上の選手が使用し、シドニー五輪では競泳メダリストの約7割が「サメ肌水着」だったという。 ただ、この水着も発表当初はライバル社などから「浮力が付いているのではないか」との声も上がった。競泳用水着の開発では、国際水泳連盟のルールで「浮力を付けてはいけない」と定められている。しかし、浮力についての数値の表記がなく、どこまで認めるかはグレーゾーン。LRについて、国内メーカーの担当者は「ルール解釈の部分で、(スピード社のように)踏み込めなかった」と口をそろえる。 森さんは「LRはビート板の上で泳ぐようなもの。このままでは競泳とは言えなくなる。浮力の統一基準を設けるべきだ」と指摘する。また、ハイテク水着の開発が加速し、水着ばかりが注目されることにも警鐘を鳴らす。「私は選手の役に立ちたいと思って開発していたが、『用具に金をかけたら勝てる』というのでは、ちょっと違う。主役は選手であって、五輪は個々が努力して磨いた能力を競う場であってほしい」と語った。【井沢真】
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