尖閣諸島にある魚釣島の近くで10日未明、海上保安庁の巡視船と台湾籍の遊漁船が衝突した。遊漁船は沈没したが、遊漁船に乗っていた16人は巡視船に救助されている。
第11管区海上保安本部によると、10日午前3時23分ごろ、尖閣諸島の警備に当たっていた巡視船「こしき」が不審な漁船を見つけ、確認しようと追跡していたところ、この漁船と衝突した。遊漁船は、台湾船籍の「レンゴウホウ」で、約1時間後に魚釣島の南約10キロのところで沈没した。レンゴウホウに乗っていた16人は「こしき」に救助された。
現場海域は日本の領海内で、海上保安本部では巡視船3隻と航空機、ヘリコプターを派遣して、衝突の詳しい原因や経緯について調べている。
(06/10 07:15)