「中学教師になりたい」 短大時代の加藤容疑者「やっぱり、前から考えていた中学校の先生になりたい」。秋葉原の無差別殺傷事件で逮捕された加藤智大容疑者(25)は高校卒業後、自動車の技術者を養成する短大に進んだが、卒業を前に、多くのクラスメートとは異なる進路希望を教員に打ち明けていた。 加藤容疑者は2001年、自動車整備工などを養成する中日本自動車短期大学(岐阜県坂祝町)に入学。2年生の秋ごろ、国家試験の準備講座の出席が足りないことを気にかけて面談を持ち掛けた担任の男性講師(38)に、同容疑者は中学教師になる夢を語ったという。 卒業時の進路調査では「弘前大学進学希望」と報告したといい、講師は「進学希望はめずらしいのでよく覚えている」と振り返る。 一方、学生生活では社交的な一面も。まじめで言葉遣いも丁寧だが、「決して内にこもるような感じではなかった」(同)。2年生の夏ごろにはクラスメートが所属していたバイク部に入部し、買ったばかりのバイクで友達とツーリングへ。校内で友人と談笑する姿も見られるなど、対人関係でのトラブルを抱えていたような様子はうかがえなかったという。
【共同通信】
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