2008年6月9日 18時45分更新
佐賀県唐津市の海岸で、地元の小学生90人余りがクルマエビの稚魚1万匹を放流しました。
この放流は、佐賀県や唐津市などでつくっている佐賀県豊かな海づくり推進協議会が子どもたちに海の資源の大切さを学んでもらおうと行い、唐津市浜玉町の浜崎海岸には地元の小学校の5年生91人が集まりました。
県玄海水産振興センターの山口忠則さんが「昔はたくさん取れた唐津湾のクルマエビも減少が続いています。クルマエビが増えて豊かな海になるよう願っています」とあいさつしました。
このあと、全員で地元の漁協の養殖場で育てられれた体長5センチほどのクルマエビの稚魚1万匹を放流しました。子どもたちは漁協の人たちにバケツに稚魚を入れてもらい海に放流していました。
9日の「浜崎海岸」は波も静かで放流したクルマエビは沖に向かって元気に泳いで行きました。
漁協の話では放流されたクルマエビの稚魚はエサが多い唐津湾で過ごし、3か月後には体長15センチほどに成長するということです。