現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 地方政治
  5. 記事

「橋下効果」一般会計8年ぶり3兆円割れ 大阪府予算案

2008年6月9日20時38分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 大阪府の08年度の一般会計本格予算案の全容が9日、明らかになった。橋下徹知事の財政再建案の効果もあり、予算規模は2兆9230億円で、前年度当初(3兆2555億円)に比べ10%減った。ただ、景気減速の影響で法人2税が大幅に落ち込み、税収は5年ぶりに前年度を割り込んで同年度当初比700億円減の1兆3990億円となる見通しだ。

 府の一般会計が3兆円を割り込むのは00年度以来8年ぶり。歳入は、法人2税が5370億円で、前年度当初比590億円減少したのが響いた。府債発行は同380億円増の2675億円。通常債は同400億円減の840億円に抑えたが、税収減に対応し、国からの地方交付税で75%が補われる減収補填(ほてん)債を850億円起債したことが影響した。

 主な歳出は、約9万人の職員の人件費8780億円(07年度当初比5%減)、一般施策経費1兆580億円(同13%減)、建設事業費2020億円(同30%減)など。

 2月に当選した橋下知事は08年度予算で大幅な削減を指示。このため府は7月までの暫定予算を組んでいた。今回の本格予算案は暫定予算を取り込んでおり、7月の臨時府議会で審議される。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内