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「ヨン様効果」で大にぎわいの高麗神社

『太王四神記』日本で放送後、ファン続々

 「ヨン様」ことペ・ヨンジュンのおかげで、日本のある神社がにぎわっている。

 高句麗の王族を祭る埼玉県日高市の高麗(こま)神社(写真)。8日の朝日新聞によると、高句麗時代を描いた『太王四神記』が韓国で放送された昨年9月ごろから30‐60代の女性グループが増えた。『太王四神記』のヒットを祈る絵馬を奉納する女性ファンもいるという。

 『太王四神記』は昨年12月からNHKのBSハイビジョンで放送された。また、今年4月からはNHK総合で毎週土曜日に放送されており、人気を集めている。同神社の宮司、高麗(こま)文康さん(41)は「高句麗の王について韓国名で問い合わせが来るので驚きました」と話している。

 朝日新聞によると、日高市の菓子店は女性ファンが同神社を続々と訪れていることに着目、昨年12月から4種類の味が楽しめる「四神カステラ」を発売しているという。また、地元のしょうゆメーカーも「四神ドレッシング」を作り、売っているそうだ。

 高麗神社は、高句麗が滅亡したため日本に亡命したといわれる高句麗の王族・高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)を祭る神社。古くから「参拝すれば出世する」という言い伝えがあるため、政治家などの参拝が絶えない。神社一帯には亡命した高句麗人約1700人が住み、716年からは「高麗郡」と呼ばれたが、1896年の行政区域変更で名称が変更された。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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