テニスの全仏オープン最終日は8日、パリ・ローランギャロスで男子シングルス決勝が行われ、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6―1、6―3、6―0で破り、4年連続4度目の優勝を果たした。4連覇は81年まで4連覇したビョルン・ボルグ(スウェーデン)に並ぶ史上2人目で、優勝回数4度は6度のボルグに次ぐ史上2位タイ。
ナダルは決勝まで7試合すべてストレートで勝ち、失セット0の優勝は80年のボルグ以来3人目(4度目)となった。05年の初出場から続く全仏での無敗記録は28試合に伸びた。4大大会のうち全仏だけ優勝のないフェデラーは3年連続の準優勝で、生涯グランドスラム(4大大会全制覇)の達成は今年もかなわなかった。