児童8人が殺害された校内児童殺傷事件から7年を迎え、大阪教育大付属池田小(大阪府池田市、藤田大輔校長)で8日、8人を追悼し安全な学校にすることを誓う式典「祈りと誓いの集い」が開かれた。
昨年に続き校庭の「祈りと誓いの塔」の前が会場になった。事件に遭った児童は昨年3月までに全員卒業。今年は日曜日となったが、児童、教職員、遺族ら計約770人が参加し、保護者約800人が校内の体育館に設置されたスクリーンで集いの様子を見守った。
冒頭、亡くなった8人をしのび、献花して黙とう。児童3人が塔の鐘を鳴らした。
藤田校長は「友達や身近な人の安全をともに考え、つくり上げていく人間に育ってほしい」と児童に語った。保護者や地域住民には「事件を風化させることなく、学校安全にかかわる新たな取り組みを継続していくことが池田小に課せられた使命だ」と話した。〔共同〕(08日 12:33)