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土日の繁華街、凶行の舞台に 注目されたい意識の表れか

 東京・秋葉原の殺傷事件は、無差別殺人としては、ちょうど8年前の同じ6月8日に起き、8人の死者を出した大阪教育大付属池田小事件に次ぐ惨事となった。今年も1月に東京都品川区の商店街で発生した通り魔事件、3月に茨城県土浦市のスーパーなどで男女8人が男に包丁で刺された事件が起きている。土日の買い物客でにぎわう場所が凶行の舞台となる傾向も目立つ。

 中央大の藤本哲也教授(犯罪学)は容疑者がトラックで人をはねてからナイフで刺した事件の展開を「暴力団同士の抗争でよく見られる手法だ」と指摘、「より大量に人を殺すために何が効果的か学習しているように思える。社会に不満をためた人が起こす最近の『不満爆発型』の犯罪は発作的でなく計画的なので、模倣されエスカレートしやすい」と話す。

 日曜日や人込みを狙った点について、藤本教授は「普段注目を浴びない人は逆に自己顕示欲が強く、注目されたい意識の表れ」と分析。(00:05)

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