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2008年5月30日 (金)

アフリカ

TICADが始まりました。

アフリカの首脳をそろえた一大イベントです。中国のニュースに隠れて、あまり目立たないイメージがありましたが、このイベントは、今後の世界を決定する大きな要因になりうるはずです。

一般的には、日本人とは縁の薄い感じのするアフリカですが、巨大な潜在的ビジネスマーケットとして注目を集めています。アフリカ、それは、人口9億近くを備えた巨大なマーケットであるだけでなく、アフリカと一言では括れないくらい、バラエティに富んだ地域です。

世界史であまり教えられないこともあり、アフリカというと、どうしても奴隷貿易の対象である未開の地域というイメージがありますが、それはとんでもない誤解。人類の生まれた地と広く伝えられているだけでなく、エチオピア、マリ、ソンガイ、ジンバブエ等、非常に高度な文明が存在していました。そして、今、その地が再び大きな胎動を迎えようとしています。

アフリカの潜在力は、相当大きいでしょう。インド洋という海洋の戦略的な意味も考えれば、中国、インドに匹敵するか、或いはそれ以上の巨大な生産市場、そして資源大国になる可能性も秘めているように思います。

想いを寄せている地域であるからこそ、客観的な判断だけは避けたいように思います。今後深く付き合って生きたい地域だからこそ、自身もアクターの一人として含めた視点で、かの地域を眺めたいと思っています。

とにもかくにも、アフリカという地域に対する興味は尽きません。(坂井)

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コメント


いよいよアフリカが霧の奥から立ち現れてきたかという感慨を覚えます。

西洋文明とそれを盲信してきた日本は
暗黒大陸とか言って
未開人の土地とか決め付けて搾取しほうだいしてきましたから…

南極はともかく
アフリカが世界の舞台に立つ日がきたことは
グローバリズムの光の部分でしょう

民族問題と言う中国やインドが抱える難問が
より激烈な形で突きつけられるでしょうが

世界をあげて向き合うしかないでしょう

でも人口問題がなあ…

うーん
言いたいことがありすぎて支離滅裂ですわsweat01

投稿 大浦則昭 | 2008年5月30日 (金) 11時15分

今日もJICAで会合をしてきました。
JICAも変わりつつあるなあと、強い印象を受けましたね。

JICAは、継続的で目的もあり、関係者がウィンウィン関係を構築できるビジネスに興味があり、一方、日本のビジネスフィールドは、遅ればせながら、途上国支援がこれまで培ってきた経験と情報が、相当使えるとの認識を持ちつつある。

今日は、非常に実りある会合が出来ました。

支援とビジネス、両者のマッチングを実現できる実感を大きく感じた一日でした。

新宿の黒いビルディングが、今日は何故かいつも以上に輝いて見えましたよ^^;。

投稿 坂井 | 2008年5月31日 (土) 01時01分

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