土砂ダムの水位上昇続く 中国、依然決壊の危険性【北京8日共同】中国・四川大地震の際の土砂崩れで川がせき止められてできた四川省綿陽市北川県の「唐家山・土砂ダム」に関し、国営中央テレビは8日、ダム決壊防止のために人工的に設けられた排水路などからの自然排水が始まった7日以降もダム湖の水位上昇が続いていると伝えた。 現場入りしている陳雷水利相は同テレビに「土砂ダムが決壊する危険性は依然としてある」と強調。引き続き警戒が必要との見方を示した。 新華社電によると、ダム湖に流れ込む水の量は毎秒約115立方メートル。これに対し、ダム下流への流出量は毎秒約25立方メートルにとどまっているという。ダム湖の水量は約2億4000万立方メートルに達しており、土砂ダムへの圧力の増大が懸念されている。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿:
(ソーシャルブックマークとは)
ホーム
共同ニュース