土地転がしで２億８０００万円脱税！“巨乳美人社長”の「素顔」

　約９億３２００万円の法人と個人所得を隠し、約２億７８００万円を脱税したとして不動産会社「ショウカ」の女社長が４日、東京地検特捜部に逮捕された。捕まった林雅由末（３９）は、年齢よりも若く見える美貌と推定Ｆカップの巨乳を武器に、南青山や元麻布などの都内一等地の“土地転がし”でひと財産築いていた。

　林は創価大を卒業後、大成建設に入社。９９年に資本金１０００万円で「ショウカ」を設立、３年前に東京・麻布十番通りに面した６階建て自社ビル（約３０坪）の一室に本社を構えた。従業員は数人ほどなのに、０６年９月期の売り上げは１９億円。その前後、土地売買にダミー会社をかませて売り上げを除外したり、土地の仕入れ値の水増しをするなどの手口で税金逃れを画策した疑いがある。

　林を知る男性はこう言う。

「顔立ちがハッキリしていることもあり、派手な女性です。美人で胸が大きいし、愛想がいいのでオトコ受けも抜群だった。ワンピースに揃いのジャケットで上品にまとめたり、スーツでキャリアウーマン風に装ったり、オシャレに気を使っている感じです。３歳くらいの女の子がいますが、いまは独身のはず。仕事熱心で、本社ビルの店子（たなこ）から相場以上の家賃を取っている。亡くなった父親、母親や弟が役員に並ぶ一族経営でしたが、２年前に高額の退職金を支払って退任させた。節税対策だったようです」

　麻布十番でもヤリ手として知られていた。

「３年前に本社のあるビルを数億円で買ったと思ったら、昨年は地続きの２軒の土地４０坪を４億円で購入した。ビルを取り壊して土地を広げ、高層化させた複合ビルに衣替えしてから高値転売を計画していたようです。あんな小さな会社の女社長がこんな大金を動かせるのかと話題になりました」（商店街関係者）

　林はこの２年間に３回も転居しているのだが、いずれも一等地だ。南麻布→六本木→代官山と引っ越し、わらしべ長者のように自宅はグレードアップしていった。

　代官山の自宅は約８５坪の土地に、地下１階地上３階建ての瀟洒（しょうしゃ）な造り。広い庭には大型犬がいて、通行人に吠えていた。インターホンを鳴らすと、母親が「国税に何も話すなと言われています！」と怒鳴ってガチャ。日中なのに、カーテンはすべて閉ざされていた。

【2008年6月5日掲載】