1. 目的
ヒマラヤ山脈の北側最奥、ブラマプトラ(ヤル・ツァンポ)河の源流の一つであるクビ・ツァンポ河を極め、その源流にある未踏の最高峰に登頂する。また登山・学術活動を通じて現役学生の育成を行う。
(1) 源流域の未踏峰クビ・カンリ(6,721m)、アブシ(6,254m)、ランタチェン(6,198m)の初登頂を目指す。
(2)本活動を通じて関西を中心とした若手登山家を育成する。
(3)ヤル・ツァンポ河の最源流となるクビ・ツァンポ河の源を確認すると同時に源頭に到達する。地球温暖化による地球環境調査(氷河後退)を行う。踏査予定氷河はアサジャ氷河、ランタチェン氷河とする。
(4) 河口慧海が白巌窟からマナサロワール湖へ抜けたルートを調査する
(5) 標高(気圧と酸素濃度)が閉鎖集団中での認知処理に及ぼす影響の研究
2.実施時期
2007年8月上旬~10月上旬
3.メンバー 9名
隊長 和田豊司 日本山岳会/同志社大学山岳会
登攀隊長 千田敦司 日本山岳会/同志社大学山岳部サブコーチ
隊員 谷 勇輝 甲南大学理工学部 4回生
下里直樹 同志社大学文学部 4回生
石川敬三 同志社大学工学部 3回生
小谷絋平 同志社大学工学部 2回生
小林博史 同志社大学政策学部 1回生
藤井良太 京都府立大学農学部 2回生
寺倉惣吉 同志社大学山岳会
コック 1名、キッチンスタッフ 1名、リエゾンオフィサー 1名
4.総経費
15,950,000円(個人装備費を除く、10名の場合)
現地費用 6,500,000
ネパール現地費用(コック費用含む) 1,500,000
航空運賃 200,000×10 2,000,000
食料費 300,000
装備費 600,000
医療費 100,000
輸送費 800,000
保険費 750,000
通信費 300,000
国内交通費 200,000
事務費 400,000
報告書費用 1,500,000
予備費 1,000,000
5.概略の日程
2007年
8月 5日 日本出発
8月 7日 ネパール・ランタン谷もしくはロールワリン方面にて高所順応
~13日
8月14日 カトマンズにて隊荷準備
~17日
8月18日 カトマンズ発→ネパール・中国国境通過→ザンムー
8月19日 ニエラム→ラツェ→サキャ→シントンパ→ラルー→
~24日 BC予定地(道路事情によりBC着は変動)
8月25日 登山活動開始
9月15日前後に クビ・カンリ登頂予定
学術調査実施
9月27日 登山・学術活動終了
9月28日 BC発
10月 1日 ザンムー→中国・ネパール国境通過→カトマンズ着
10月 2日 カトマンズ隊荷整理
~ 9日
10月10日 (9日夜カトマンズ発)日本着
7.実行委員会(予定)
実行委員長 日本山岳会前副会長/同志社大学山岳会会長 平林克敏
副委員長 日本山岳会関西支部長 重廣恒夫
同志社大学山岳会副会長 松村多四郎
同志社大学山岳会副会長 大日常男
同志社大学山岳会 伊東正好 杉崎正美 室野進 水落和洋
長谷川常雄 山本一夫
甲南大学山岳会会長 武田雄三
京都府立大学山岳会会長 塚本圭一
日本山岳会関西支部 金井良碩
顧問 同志社大学山岳会前会長 吉村公一
(役職者を除きABC順)
8.後援会
後援会長 同志社大学長 八田英二
副会長 同志社大学副学長/学生支援センター所長 西村 卓
同志社大学体育会長 石川健次郎
同志社 スポーツユニオン名誉会長 北村光雄
同志社スポーツユニオン 会長 佐野修弘
同志社大学大学院商学研究科教授/山岳部長 太田進一
同志社大学文学部教授 鈴木直人
京都府立大学 未定
日本山岳会関西支部評議員 平井一正
(役職者を除きABC順)
事務局:
事務局長 松村多四郎
〒602-8464 京都市上京区元誓願寺通千本東入ル
TEL:075-451-1123 FAX:075-451-7359
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