康生の綜合警備保障が3度目V/柔道
- 決勝で了徳寺学園の佐藤から効果をとった井上康生(撮影・宮川勝也)
<柔道:全日本実業団体対抗大会>◇最終日◇8日◇横浜文化体育館
シドニー五輪金メダリストで5月初旬に引退を表明した井上康生が、所属の綜合警備保障を男子1部で2年ぶり3度目の優勝に導いた。初戦の新日鉄戦こそ先鋒(せんぽう)で登場し西山と引き分けに終わったが、準決勝の旭化成A戦では大将として谷口を相手に終了間際に横四方固めで1本勝ち。決勝の了徳寺学園A戦では中堅で出場し、佐藤から横四方固めで1本勝ちを収め、3戦2勝1分の戦績で優勝に貢献した。
父明さん、妻亜希さん、兄智和さんらが観客席で観戦。その前で有終の美を飾り「優勝できてよかった。ジーンときたけど(涙は)我慢しました」。4月の全日本選手権後から腰痛に苦しみ練習も不足。不調を押しての出場で最後の最後を締めくくった。
[2008年6月8日19時30分]
最新ニュース
- 康生の綜合警備保障が3度目V/柔道 [8日19:30](写真あり)
- 鈴木桂治「すごく光栄」の選手団主将 [8日17:08]
- 柔道60キロ代表平岡、7月独合宿参加へ [8日09:34]