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【政治】

アイヌ施策で有識者懇 官房長官談話を発表

2008年6月6日 19時49分

 町村信孝官房長官は6日午後の記者会見で、アイヌ民族に関し「独自の言語、文化、宗教があり、素直に言えば先住民族であると政府として考えているということだ」と先住民族との認識を示した上で、アイヌの位置付けや施策を議論する有識者懇談会の設置を盛り込んだ談話を発表した。

 談話は「わが国が近代化する過程で、差別され貧窮を余儀なくされたアイヌの人々が多数に上ったという歴史的事実について、政府としてあらためて厳粛に受け止めたい」と表明している。

 町村氏は会見で、懇談会について「今後アイヌの方々に対し、どのような政策を展開していくかを有識者に考えていただく」と説明。数人の有識者で構成し、必要に応じてアイヌの代表者から意見を聞く考えも示した。

(共同)
 

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