福岡放送局

2008年6月8日 12時27分更新

尾行気づかれ襲撃か

筑紫野市で、内偵捜査をしていた捜査員が4人組の男に襲われ警察手帳を奪われた事件で、逮捕された暴力団員の男ら4人の一部は、警察の調べに対し「誰かに尾行されているのに気づいていた」と供述していることがわかり、警察は、長期間の内偵捜査を続ける間に尾行に気づかれて、対立する暴力団と間違われた可能性もあると見て調べています。

この事件は、6月5日、筑紫野市の駐車場で、福岡県警の捜査員2人が内偵捜査をしていたところ、4人組の男に拳銃のようなものを突きつけられ腕などに軽いけがをした上、警察手帳1冊を奪われたものです。
暴力団・道仁会系の中村達也容疑者(23)ら男4人が、強盗傷害などの疑いで逮捕されました。
その後の調べに対し、4人のうちの一部の男は「誰かに尾行されているのに気づいていた」と供述していることがわかりました。
これまでの調べによりますと、道仁会は、おととしから対立する組織との抗争事件が相次ぎ、中村容疑者らは対立する組織に追われていないか確認する行動を繰り返していたということです。
警察は、長期間の内偵捜査を続ける間に尾行などを気づかれ、対立する暴力団と間違われて襲われた可能性もあると見て、さらに詳しい状況を調べています。