福岡放送局

2008年6月8日 12時27分更新

福岡市 高校教頭を民間からも

社会人としての経験を学校運営に役立ててもらおうと、福岡市教育委員会は市立高校の教頭について、この夏に行われる採用試験から、民間企業などの管理職経験者を対象に募集することになりました。

福岡市教育委員会は多様な人材を確保して教育現場を活性化しようと、この夏に行われる一般職の教員の採用試験から民間企業で経験を積んだ人やスポーツや芸術に秀でた人を別枠で採用することにしています。
これに加えて市立高校については、学校の運営に関わる教頭も民間企業などの管理職経験者を登用しようと、募集することになったものです。
応募資格は、日本国籍で大学を卒業して民間企業や行政機関などで管理職か同等以上の経験を積んだ人で、教員免許の有無は問いません。
募集人数は1人で、書類や論文、それに面接など2回の試験で選考された後、採用された場合、4校ある市立高校のいずれかに配属されます。
福岡県教育委員会によりますと民間から教頭を採用するのは県内では初めてで、福岡市教育委員会は「民間で培った管理能力や、社会経験を活かした進路指導などを期待したい」と話しています。