2008年6月7日 19時13分更新
JR岡山駅の忘れ物センターで働いていたJRの関連会社の社員が、現金などを着服していたことがわかり、6日づけで懲戒解雇されました。
懲戒解雇されたのは、岡山駅の忘れ物センターで働いていたJR西日本の関連会社の33歳の男性社員です。
JRなどによりますと、男性社員は、去年2月からの1年間に、センターで保管していた駅や列車内の落とし物の財布や現金およそ55万円を着服していたということです。
この社員は、落とし物の種類や金額などのデータを機械に入力する際、金額を少なくしたり、一度登録したデータを削除したりして、着服がわからないようにしていました。
JRではことし3月から4月にかけて落とし物を管理する機械のデータなどを内部で監査をしたところ、改ざんがみつかり、この社員の着服が明らかになりました。
この社員は「生活費に使った」と話しているということで、JRでは近く警察に被害届けを出すことにしています。
JR西日本岡山支社の黒田岳司営業課長は「お客様の信頼を損ねる結果となり、心からお詫び申し上げます。管理を徹底し再発防止に努めます」とコメントしています。