2008年06月04日
抱き枕 ツーウェイトリコットの変色 その3
その1、その2の記事を踏まえ、製造元のプリントエイティ(P80)に直接質問をしてみました。
質問内容は、勿論2WT生地の変色について。
変色が2WTの性質からくるのか、それとも他の要因(洗濯や使用条件等)が考えられるのか。
そして、他の生地(SKスエードやヴィエラ)でも変色が同様に起こりえるかということに
ついても質問しました。
このような質問をしたところ、P80から回答がありました。
生地自体の製造元はP80とは異なるのですが、わざわざそのメーカーにも問い合わせて頂く等、
しっかりと調査して頂けました。
今回はメールの転載許可を頂いているので、以下にそのメールを転載します。
> お使い頂いております生地はポリエステルとポリウレタンとを交編した生地で
> あります。ナイロン交に比べて光には強いものの、当然合成繊維であり 黄変
> の現象は避けることが出来ません。
> 特にポリウレタンとの相性で考えますと、NOX(大気汚染物質)による黄変は
> 時間経過とともに発生しうる可能性は大です。
> 又、ポリウレタンの脆化(ぜいか:時の流れによって布がボロボロになる状態)
> も含め直接日光にさらされる場合も黄変を起こしやすい原因になります。
> その他色々とありますが、消費品となった場合では、タバコ等の煙やストーブ
> から発生されるガス又、人体からの汗は特に原因の一因になり得ます。
> 加えるなら、整髪料等の化粧品や薬品も変色の原因です。
> 光、熱、薬品類(特に酸化防止剤等)、アルカリ系、反応しやすい物質を含有
> したものとの接触、NOXガス等々避けにくいものも沢山あります。
>
> 生地生産段階では、残留PHの確認や黄変しにくい助剤等を使用して対策を
> してはおりますが、現代社会の生活環境においては変色は経時変化の一つ
> として避けられないものと思われます。
>
> ポリウレタン交編生地の性質として、白及び淡色系の色に関しては色々な要
> 因で黄変(変色)を避けることは不可能です。
>
> 以上ご査収の上ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
やはり「その2」で予想した通り、変色はポリウレタンの性質によるもののようで、
P80の生地では2WTのみがこの現象に当てはまるようですね。
しかし、変色の原因はやっぱり多い……。
ちなみに、生地は一流メーカーも使用している生地で品質は最上級のものだそうです(´ー`)
そりゃ、頬擦りすれば一発で分かりますね。感触は最強ですからw
というワケで、ポリウレタンを含む生地の変色は仕方がないものと認識するしかないようです。
が、だからといってP80の2WTの使用をやめるか、といえばそれはありえません。
あの感触を体験してしまったら他に戻るのはやはり……。
自分がここまで抱き枕にハマった理由の一つとして、間違いなくP80製2WT枕の感触がありますから。
とにかくこの記事が、長短考慮した生地選択の助けになれば嬉しいです。
最後に。
今回の件に関しまして、一ユーザーである私の質問に対し、
ご丁寧にご調査頂いたプリントエイティ様、本当にありがとうございました。
▼関連記事
抱き枕 ツーウェイトリコットの変色 その1
抱き枕 ツーウェイトリコットの変色 その2
質問内容は、勿論2WT生地の変色について。
変色が2WTの性質からくるのか、それとも他の要因(洗濯や使用条件等)が考えられるのか。
そして、他の生地(SKスエードやヴィエラ)でも変色が同様に起こりえるかということに
ついても質問しました。
このような質問をしたところ、P80から回答がありました。
生地自体の製造元はP80とは異なるのですが、わざわざそのメーカーにも問い合わせて頂く等、
しっかりと調査して頂けました。
今回はメールの転載許可を頂いているので、以下にそのメールを転載します。
> お使い頂いております生地はポリエステルとポリウレタンとを交編した生地で
> あります。ナイロン交に比べて光には強いものの、当然合成繊維であり 黄変
> の現象は避けることが出来ません。
> 特にポリウレタンとの相性で考えますと、NOX(大気汚染物質)による黄変は
> 時間経過とともに発生しうる可能性は大です。
> 又、ポリウレタンの脆化(ぜいか:時の流れによって布がボロボロになる状態)
> も含め直接日光にさらされる場合も黄変を起こしやすい原因になります。
> その他色々とありますが、消費品となった場合では、タバコ等の煙やストーブ
> から発生されるガス又、人体からの汗は特に原因の一因になり得ます。
> 加えるなら、整髪料等の化粧品や薬品も変色の原因です。
> 光、熱、薬品類(特に酸化防止剤等)、アルカリ系、反応しやすい物質を含有
> したものとの接触、NOXガス等々避けにくいものも沢山あります。
>
> 生地生産段階では、残留PHの確認や黄変しにくい助剤等を使用して対策を
> してはおりますが、現代社会の生活環境においては変色は経時変化の一つ
> として避けられないものと思われます。
>
> ポリウレタン交編生地の性質として、白及び淡色系の色に関しては色々な要
> 因で黄変(変色)を避けることは不可能です。
>
> 以上ご査収の上ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
やはり「その2」で予想した通り、変色はポリウレタンの性質によるもののようで、
P80の生地では2WTのみがこの現象に当てはまるようですね。
しかし、変色の原因はやっぱり多い……。
ちなみに、生地は一流メーカーも使用している生地で品質は最上級のものだそうです(´ー`)
そりゃ、頬擦りすれば一発で分かりますね。感触は最強ですからw
というワケで、ポリウレタンを含む生地の変色は仕方がないものと認識するしかないようです。
が、だからといってP80の2WTの使用をやめるか、といえばそれはありえません。
あの感触を体験してしまったら他に戻るのはやはり……。
自分がここまで抱き枕にハマった理由の一つとして、間違いなくP80製2WT枕の感触がありますから。
とにかくこの記事が、長短考慮した生地選択の助けになれば嬉しいです。
最後に。
今回の件に関しまして、一ユーザーである私の質問に対し、
ご丁寧にご調査頂いたプリントエイティ様、本当にありがとうございました。
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抱き枕 ツーウェイトリコットの変色 その2