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20路線51工区を優先的整備/川崎市が道路整備プログラム
- 政治・行政
- 2008/06/05
川崎市は二〇一四年度までの七年間の道路整備で目標値を盛り込んだ「道路整備プログラム」をまとめ公表した。用地取得難や財政状況の悪化で〇七年度までの達成状況が低かったこともあり、優先的に整備する道路を二十路線五十一工区(延長二十四キロ)に絞り込んだ。
一九九八年度~〇七年度の十年間で掲げていた整備プログラムは、五十八工区のうち目標通りに達成したのが二十六工区(達成率45%)、遅れが出たものを含めても四十工区(同69%)にとどまり、三割が未着手だった。
〇八年度からのプログラムでは、遅れている北部や拠点開発を進める駅周辺で整備を進めるとして、交通渋滞の解消、交通事故の減少、環境配慮など客観的な指標も用いながら路線を選定した。
優先整備するのは▽東京丸子横浜線(市ノ坪、木月工区)▽国道409号(市ノ坪、小杉工区)▽尻手黒川線(第三期)─など。
渋滞解消の指標となる一般道路走行速度(全国平均時速三四・三キロ)は、現在の時速一九・七キロから二一・七キロに向上させる。死傷事故率は一万台の車が一万キロ走行した場合(一億台キロあたり)で示す指標を使い、現況の二百八件から二百件に減少させる目標を掲げた。
道路緑化は現在の六十六キロから七十八キロへ延長する。橋の耐震対策も現在の四十六橋から百二十四橋すべてで完了させる。
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