川崎市議会の鏑木茂哉議長らは27日、議会と議員の位置付けや役割などを明確にする「議会基本条例」を制定する方針を明らかにした。来年3月議会での議員提案、4月施行を目指す。
各会派の代表者によるプロジェクトチームで検討する。主な検討項目は▽議員提出議案の活用▽実態に即した本会議の会期設定▽議員報酬の歳費としての位置付けや法改正への働きかけ--など。鏑木議長は「議員提案に向けた議員の意識改革や市民参加なども検討したい」と話した。
市議会事務局によると、同様の条例は全国16自治体で制定されている。県内では湯河原町議会で施行しているほか、県議会も検討している。【笈田直樹】
毎日新聞 2008年5月28日 地方版