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聖火リレー:チョモランマ頂上に到達 中国TVが生中継

8日、エベレスト頂上で北京五輪の聖火を掲げる隊員=ロイター
8日、エベレスト頂上で北京五輪の聖火を掲げる隊員=ロイター

 【北京・藤野智成】北京五輪聖火リレーは8日午前9時16分(日本時間午前10時16分)ごろ、世界最高峰のチョモランマ(英語名エベレスト=8848メートル)の頂上に到達した。聖火の世界最高峰到達は五輪史上初めて。チベット問題で揺れる聖火リレーだが、中国が威信をかけた登頂が実現した。

 中国登山隊が選抜した12人のアタック隊と7人のサポート隊が8日午前3時(同午前4時)、標高8300メートルの最終ベースキャンプを出発し、中国国営中央テレビで中継された。火種を入れた筒状の特製ランタンを隊員が背負い、頂上手前で低温、強風に耐える特製トーチに点火。チベット族、漢族の隊員5人が交互にリレーし、最後はチベット族の女性、ズレンワンモさん(21)が聖火を頂上に掲げた。

 天候は晴れたが直前に霧がかかり、頂上付近は風速19メートル、気温氷点下20度。隊員らは中国国旗や五輪旗などを手に写真撮影し、「北京五輪を成功させよう」などと叫んだ。

 アタック隊の日程は非公開扱いで、登頂挑戦は前日夜に発表された。隊員にはチベット族が8人、女性も2人含まれている。

毎日新聞 2008年5月8日 10時55分(最終更新 5月8日 13時02分)

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