築上町湊の椎田小学校(広畑博校長、340人)の児童会が、中国・四川大地震の被災者を支援しようと募金活動を始める。同校は4月に南京市の竹鎮中日友好希望小学校と姉妹校になったばかりで、「同じ中国の友だちを助けよう」と全校児童で取り組む。
希望小は県内の有志らで構成した「日中友好桜の会」の支援で、昨年開校した。姉妹校になった椎田小は、学校紹介や絵画などの作品の交換で交流を深めることにしており、その準備を進める中で大地震が起こった。
南京市は四川省から遠く被害はなかったが、地震で多くの子どもが犠牲になったことを知った児童会が「自分たちで出来ることは何か」と話し合い、募金での寄金や寄せ書きなどを送り、元気づけることを決めた。
児童会は、現在、募金箱づくりや児童、保護者に協力を求めるポスター、中国に送る「加油」(頑張れ)の寄せ書きづくりをしている。
募金は10日から児童会が登校時間に校門に立って、児童に呼び掛けるほか、27日の授業参観日に父母らにも協力を訴える。寄金などは希望小を通して四川省に届けるという。児童会会長で6年生の篠田剛志君は「みんなで協力して被災者の子どもたちを激励したい」と話している。
=2008/06/07付 西日本新聞朝刊=