朝倉市立秋月小の4年生28人が6日、柳川市矢留本町の矢留小を訪れ、掘割など学校周辺を一緒に散策した。筑後川の上流と下流域にある小学校の“水交流”。水の大切さを学んでもらおうと、県南広域水道企業団(久留米市)が3年前から実施している。
矢留小の4年生66人は、柳川市内に残る詩人北原白秋の生家・記念館、うなぎ料理店の調理場、掘割の水をくみ上げる汲水(くみず)場などを案内した。沖端地区の鮮魚店では、クチゾコやメカジャ、ワラスボなど有明海特産の魚介類を見学。秋月小の児童は、初めて見る珍しい魚や貝に驚いた様子だった。
初めて柳川を訪れた原田運也(かずなり)君(9つ)は「せいろ蒸しがおいしそうで食べたくなった。また来たいです」と話していた。16日には、矢留小児童が秋月小を訪問する。
=2008/06/07付 西日本新聞朝刊=