4時間半、診察遅れ死亡 大阪・済生会茨木病院大阪府済生会茨木病院(茨木市、曽根春男病院長)で昨年11月、入院中の男性患者=当時(34)、同府吹田市=が首の椎間板ヘルニアの手術後に体調不良を訴えたのに約4時間半も医師の診察がなく、重体となって17日後に死亡したことが7日、分かった。 病院は「放置とは考えていないが診察が遅れたのは確か。手術の後遺障害の認識が低かった」としている。茨木署は業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査している。 調べや病院の説明によると、男性は昨年11月7日午前9時半から午後1時の間、手術を受けた後、呼吸不全などを訴えた。看護師が血圧を測り、その記録などから担当の男性医師(39)は緊急性がないと判断、予定されていた別の手術に取り掛かった。 男性が息苦しさを訴え続けたため、医師は約4時間半後の午後5時半ごろ、エックス線撮影して詳しく調べ、首にできた血腫が気管を圧迫していることが判明。男性は間もなく容体が悪化し、心肺停止状態になった。 緊急手術を受けて心拍は回復したが、意識は戻らないまま、同月24日に低酸素脳症で死亡した。
【共同通信】
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