師に奉げる

虎 流

心武一体型武道の全て

平成十九年八月発信



最新情報 佐山サトルの生の声を更新中。

2008/6/6(金)

現代多くの日本人には信仰心がない。
私も信仰と言われれば無い。
外人に聞かれたとき、いつも武士道と応えている。

世界の一神教は性悪説を取り、人の本能は元来残酷で悪なもので、それを神に定め見守ってもらうために神と契約をする。
仏教などは、人の本能は元来善であるという性善説を唱え、安らぎや宗教哲学を求め、人生のいつの時期にでも入信することができる。

前者はほとんど生まれたときから、神と一体となった思想教育がなされ、縦で生き、ぐらつきがない。
後者は仏教社会という影響下で、本能のまま自由に横に生きる。
横は左右にブレはするが、教えや安らぎ等で安定をさせるのだ。
両者ともに線の根本が、正しい道理に基づくという前提を持つ。
線が薄かったり歪があるのは、生自体に規範がないことなのだ。

そして神道は、全ての物に神は宿り感謝をし、人自体の存在も神に感謝をする。
教えや契約もない。
神から与えられた生だから、善に生きなさいというピュアーなものだ。
横の線が濃くまっすぐな姿である。

どれもが人生の哲学であり、どう無意識を構成させ生きるべきかを唱えているものだ。

縦の線の薄い仏教や神道ではあるが、かつての日本人はブレることがなかった。
我が国には武士道があったからだ。
紛れもなく義を無意識に入れ縦の線を形成し、宗教ではないから横とも密接に連帯する。

世界は平等となり誰もが自由だと先進諸国が発達した今、縦の線の無い者は、競って金を神にする。
その本能は押さえることが出来ない。

しかし、一神教でいうならば、金の上にあるものが神であり、仏教的に言うならば悟りを開くことになる。
神道的なら金にも感謝する。
何もなければ弱い歪な横の線となり、知らず知らずに金が縦となる。

信じられるのは金のみ。
生き方は二の次。
ここに安らぎは無い。

戦後GHQの6年半もの占領期間を通し、サムライは死に絶え、貢物をする者が絶えず、「プリンシプル」原理・原則・主義という言葉を常にしていた白州次郎は嘆いた。
明治政府は、一神教で国体をまとめなければ、列強諸国に対応できないと、国家神道の礎を築いた。
当時、今の我々には創造を絶する、列強の驚異であったろう。

フィリピンは330年間スペインに、インドネシアは350年間オランダに、インドはイギリスに、インドシナはフランスに、中国南部はドイツに、中国本土もイギリスに、そして新興国として、北方からはロシアが南下、アメリカは黒船外交で進出開始。
そして彼らの普遍的無意識は言う、文化や貿易を開いてやるのだと。
こんな脅威、誰がじっとして待てというのか?幕府も維新も何のための争乱だったか?
今の日本人なら、チビリそうになりながら、どう諂うかを考えるのみだろう。
明治が国体を一体化させるのに急務であったのは当然である。

我々の普遍的無意識、敷島の空間は先人三千年に及ぶ先人の足音が聞こえる大地である。
ピュアーな精神は非常に高いレベルにあった。
杜の鎮守様を崇拝し、自然に宿るすべてのものに神がいて、家族は一夫一妻制、平和もあり、そうでない時代もあり、飢餓や天災を体験した。
人々は礼儀正しく街も清潔、かといって恐怖政治に脅かされているわけでもなく。
軍事政権が当たり前のように、封建制に従った。
列強はこれまで見てきた、どのアジアの国とも違うと称し、奇跡だとも言っていたのだ。

この世の不可解な出来事や怪奇的現象を、ほとんど知ってしまった私たちにとって、空海における科学密教は納得できる。
現代科学がここ100年で切り開いてきた意識・無意識という二元論を、千年以上も前から九識論を具現化し、神は自己に宿るという、変性意識と無意識の関係を解いていた。
空海の知識は、当時の精神科学が相当進んでいたとわかるが、私はさほど驚かない。
かえって現代の多くの日本人が誤解している、あまりにも幼稚な変性意識(催眠)の認識には驚かされる。
精神を情報操作化された我が国では、しょうがないのかも知れない。

そもそも変性意識は古代エジプトで盛んで、その後、宗教に使われ、中世では南米のシャーマンが行っていた。
諸外国の学者が南米に行き、今も伝わるシャーマンになる者もいるくらいだ。
しかし現代は変性意識を理解した者が、被変性意識者を統治する時代ではない。

戦争に勝ち、優秀なる民族がために、危機感を感じ、精神的な去勢をするのは当たり前のことである。
歴史を変えられ文化を取られ、精神性を去勢された横の線でフラフラする姿。
拝金主義だけが進み、平和ボケを助長する姿。
精神基底の無い者が自由・平等・博愛を叫んで、はき違えるのは当然のことだ。
愛で構成されたキリスト教、死で構成された武士道、真逆の心理ではあるが、縦の線、規範の重みでは一致する。

私は新たに今興そうとしている精神基底を死で構成するつもりはない。
死を越えた生なる姿で規範を構成するつもりだ。
最初から生のみに行くつもりも無い。

人の無意識にはそれぞれの観念のパートが存在している。
愛で構成されたパート、死で構成されたパート、ならば死を越えた規範心と慈悲で構成されたパートは、新たな生なる環境を構成し、縦と横の充実した現代社会が創造されるはずである。
自己の経験にある無意識の各パートは、自我防衛のために、最も自分に心地よく作っている姿である。
そこは過ぎ行く時間や経験で変わらなくてはならないはずなのに、柔軟性を無くし、変われないでブレーキをかけ、全てのパートに障害をおこし、横へのブレが生じてしまう。
去勢された崩壊社会ではなく、規範に優れ、免疫力を身につける精神基底「義」が必要なのだ。

本来催眠とは無意識に働きかけるものだ。
ショー催眠における暗示術も、催眠(変性意識)を深みへ進化させるのに役立つものではあるが、その場の驚きや笑いで終わっても意味がない。
変性意識に入り、無意識の環境を変えてしまうものである。
無意識に働きかける、専用の心理的暗示が、現代催眠と言われる本物の心理催眠なのだ。
ようするにパートに働きかける、計算され尽くした催眠下心理学なのである。
無意識を研究し、人間本来の構成を知らなくては、そのスクリプト(暗示構成文)は出来ない。
世界の催眠心理学者達が編み出した、数々のスクリプトがあり、日本は本当に立ち遅れている。

無意識を把握すると、その構成を知り、人はどう動くかが解ってくる。
すべてが崩壊している現代日本を考えてみよう。
何が起こっているのか真実を見極めよう。
私たちはプリンシプルを胸に、ここで復活しないと後は無い。
歴史のみを気づき「そうだったのか!」と済ませている場合ではないのだ。

佐山サトル講演TIA「プリンシプル」が、単なる有名人や自己啓発ものでないことは、来ていただいた方には解かるはずである。

2008/6/4(水) 修斗

先日、修斗の浦田会長から、怒りの電話があった。
ゴング格闘技に許せない記事が載っていて、これからどんなことをしても裁きに行くとういのだ。
一応修斗が心配になり記事を確かめさせたところ、確かめた元修斗の者も怒り心頭して報告してくる。

当時のことをよく知っている浦田会長達は、その調子の良い記事内容に、憤りを感じたのでしょうというのだ。
私はというと、格闘技の記事や雑誌は全く見ないから、何があったのか解らないし関わる気もしない。

修斗から佐山を追い出したのは我々で、佐山が帰って来やすくするという内容であったという。
どうせ記者が悪いのだろうと思っていたが、その者は、紙のプロレスにも、言いたいこと言っていたらしいと聞かされた。

そういえばその頃、親しげに電話がかかって来ていた。

何を言っているのかよくは知らないが、当時10年修斗を創始創設し、選手を育て、育成のために無理な興行を繰り返し、約1億円の負債があった。
ある会社が乗って来て、それでは道場を作り、興行も任せてくれということになった。
ヒクソンを呼んだりして、その会社はより負債が増えた。
元々業績が悪化していて修斗を利用したかったが、このままでは1億の負債をもいっしょに背負い込んでしまう。

案の定、何だかんだといちゃもんをつけ始めた。
何とか1億円の負債を追い出したかった彼らは、若気の選手を集め、
我々が付いていれば将来道場を提供する。佐山を捨て我々につく人?
とやって手を上げさせたのだ。

その会社は楽に修斗を乗っ取り、一億の責任もなくなった。
いちゃもんをつけ始めた頃から、それに加勢した者もいる。

これが真相である。

最初からその名前も判っているが可愛い選手達だ。何もいう気はなかった。
私にとって既に、その会社が興行をまかせてくれといった時点で、私の修斗ではなかったのだ。

ご存知のように私の理想はまったく違うところにある。
もともと若気の至り、ルールや技術は育てても、今私がいう義は育てられなかった。
格闘技を創ることより、人間を造る方が第一である。

今回の記事はそのことを摩り替えようとしているという。

私にとってそんな者に育てられた選手を見ても、金を餌にした猿にしか見えない。
それを飼うのが金目当ての猿使い。

当時、私が本を出し創始した修斗は、私のサインがなければ商標の継続ができなかった。
今度選手達は「先生!」と、満面の笑顔を見せてやってきた。
そんなレベルである。

私は気持ち良くサインしてやった。
何の未練も無いからだ。
どっち道、真実は明らかになり、彼らは歴史的な恥部となるだろうと、心配さえしていた。

感謝することは、このような者達を見て、私は一から精神性を勉強し、新しい武道を創ることに燃えた。
あれから十数年、人間の本質、強さ弱さ、心理、生理学、催眠を経て、物凄い物が出来ようとしている。
義を背負わせた掣圏の選手は、まったく礼儀作法が違うのは当たり前のことである。

その後、その会社は潰れ、何度も帰ってきてくれと頼まれたが、はたして私が帰るだろうか?
うまく誤魔化さなければ、運営が出来ないのは解るが、佐山はそのクーデターに反抗して、今の掣圏をやっているというすり替えは馬鹿らしい限りだ!

2008/5/7(水) 5月29日(木曜日)、「日本国民フォーラム」が発足します。

第一回のプリンシプルでお話しました米田建三先生が代表を務める「日本国民フォーラム」の発足記念総会が、5月29日に行われます。
「日本国民フォーラム」は、平沼赳夫衆議院議員を最高顧問とし、党派を超えて自民・民主両党の有志の国会議員が顧問として就任しています。
地域から日本を見つめて発言・行動するために、全国の地方議会議員や民間有志を結集するフォーラムです。

このフォーラムの発足記念総会に出席を希望される方は、こちらの参加申込書を印刷してご記入の後、FAXまたは郵送にてお申し込みください。

FAXの場合
FAX:03-6905-8456

郵送の場合
〒152-0001 東京都目黒区中央町1-14-11-303
日本国民フォーラム事務局 平田文昭

日時2008年5月29日(木曜日)
18:30〜20:30(開場 17:30)
会場品川区民センター「きゅりあん」小ホール
JR京浜東北線・東急大井町線「大井町駅」すぐ
東京都品川区東大井5-18-1 電話:03-5479-4100
会費1,000円
記念講演衆議院議員 平沼赳夫先生
特別ゲスト海外同憂有志 他多数
最高顧問衆議院議員 平沼赳夫
代表帝京平成大学教授 米田建三
顧問 衆議院議員 逢沢一郎
衆議院議員 岩屋毅
衆議院議員 中川義男
衆議院議員 松原仁
衆議院議員 牧義夫
衆議院議員 赤池成章
衆議院議員 小野次郎
衆議院議員 笠浩史
日本航空学園理事長 梅沢史毅夫

2008/5/6(火)

次回プリンシプルは、5月29日に米田先生の会がありますので、5月17日土曜日に行います。

武士道とは何か?真の自立とは何か?

TIAは歴史の真実を語るというのが目的ではありません。前回の講義はごく一部に過ぎません。
ごまかされた奴隷精神ではなく、真の精神を復活させ自立した目線を養い、世界観を見切れる民主国家を興す礎を築くための養成機関でもあるのです。
活動は皆さんには見えないでしょうが、巨悪に立ち向かい、民間に大影響を与え続けます。
その中、佐山の講演は、閉ざされた真実、飼いならされた自虐心、助長する平和ボケ精神、自立する強い心を全国に浸透させるものです。

我々は調査機関と情報を持ちます。
何か強力な情報がありましたら我々に知らせてください。
戦争や他国を憎む行為は絶対にするべきではありません。
問題は我々自身にあるのです。

武士道精神を現代に取り戻しましょう。
そもそも武士道とは何か?我が国を構築してきた義とは何か?仁義礼知信とは?信忠義勇節智仁とは?
普遍的無意識を尊重しあって平和は生まれます。
その普遍的無意識が壊されているのです。

直接佐山の声で気づいてください!

2008/5/2(金) 5月17日(土曜日)、プリンシプル第2回を行います。

社会を取り戻しなさい! 規範を取り戻しなさい! 職人芸を取り戻しなさい!
普遍的無意識を民度高く取り戻しなさい!
日本の誇りを取り戻しなさい!
外圧に踊らされるんじゃない!
マスコミに踊らされるのではない!
コメンテーターを見るな。番組を構成している背後の思想を見るべし!

宗教心の無い我々、金が神になり 利権が政治に一体化する選挙。
何も言えず前にならえの奴隷的精神
何か解らないけど世界に取り残されている?
侍か奴隷か 世界は民度ある侍(真の民)になろうとしている。

中身の無いハデな姿に即踊らされる心?
芸能?スター?そこに何がある!
いいかげんにスリーS政策から脱却しなさい。

不動心は真の普遍的無意識の誇りからなり、微動だにしなくなる。
プリンシプルは真の武道で養われる。
真の武道であるからこそ、行うだけのものではない。心を養うものなのである。
武道の神は 「義」 義は正義でも義理でもない。

その武道の総監・佐山が語るプリンシブル講義。
次回は5月17日(土曜日)です。

心は歴史・科学・学びで構成される。
今回は真の武士道と、心の仕組みや普遍的無意識について講義します。

日時2008年5月17日(土曜日)
場所興義館
時間15:00〜17:00
料金1,500円
講師佐山サトル(掣圏真陰流 創師 / 興義館 総監 / 初代タイガーマスク)
締切先着50名様まで
問い合わせ・予約興義館 03-3812-1202(14:00〜20:00)
総監挨拶 戦闘生理学 武士道 掣圏道 思想
興義館 催眠 リアルジャパン