香港で7日、豪雨に襲われ洪水や土砂崩れが発生、道路が寸断されたり国際空港での離着陸が乱れる被害が出た。死傷者の有無は不明だが、新界地区の郊外で路肩なる店舗が大雨で倒壊、2人が不明になっているとの情報がある。
行政当局者によると、豪雨は南シナ海に張り出しだ低気圧の影響で、気象台の観測によると7日朝の降雨量は約305ミリ。土砂崩れは約40カ所で発生、洪水は125カ所で報告された。
地元テレビによると、国際空港へ通じる高速道路が泥水で冠水、複数の車両が立ち往生した。同空港の運営組織によると、150便以上の離着陸が遅れ、到着の1便が休航となった。
香港の雨期は例年、4月から9月まで。
中国南部の四川大地震で出来た、四川省北川チャン族自治県唐家山の大規模な土砂ダムは決壊の危機にもあったが、降雨で軍兵士らが造成した排水路を通じた自然排水が7日朝、満水になると共に始まっている。