通常の営業時間が終わった深夜一時以降に店舗を借り、ホストクラブを無許可で営業したとして、県警生活保安課と川崎署は二十一日、風営法違反(無許可営業)などの疑いで、川崎市川崎区東田町のホストクラブ「大群」経営鄭権洙容疑者(43)=同区大島五丁目=ら男女五人を逮捕、不法残留の韓国籍のホストら十人を東京入国管理局に引き渡した。同店舗で別の経営者が「二部営業」する風俗店の摘発は県内初という。
調べでは、鄭容疑者らは同日午前二時四十五分ごろ、ホストとして雇った二十四〜三十八歳の男に無許可で女性客を接待させた疑い。
同店舗はJR川崎駅近くの繁華街にあり、午後七時から午前一時までは別の女性経営者(48)が男性客を相手にした韓国クラブを営業している。鄭容疑者は今年三月から、経営者に月十五万円を払って午前一時から朝まで、同所でホストクラブを営業していた。月四百万円弱の売り上げがあったという。
同容疑者は「ホストは、不法残留などで表向きの仕事ができなかった」などと供述しているという。
|