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広域医療担当に道から派遣職員〜3人体制で新たなスタート
(6月7日付け)
 6月1日付けの市の人事異動で保健福祉部(広域医療担当)に北海道からの派遣職員・今野一(はじめ)氏(47)が参事として配置された。これにより広域医療担当は職員3人体制として本格的なスタートを切った。医師不足に喘ぐ道立紋別病院の機能を回復させる体制づくりに向けて道と市が連携を密にして努力する一方、広域連合による道立紋別病院の新しい運営を協議する「西紋別地域における医療の広域化検討協議会」(会長=宮川良一紋別市長)の事務局も担っていく。
 市保健福祉部の広域医療担当は、姫田潤市次長(部長職)をトップに、今野参事(課長職)、西田尚市副参事(係長職)という顔ぶれ。
 今年2月に発足した西紋医療の広域化検討協議会は、早ければ6月中に2回目の全体会議を開催したい考え。検討協議会の事務局長は姫田次長、事務局次長は今野参事が務める。
 検討協議会は今後、広域連合のたたき台を元に、道立紋別病院をセンター病院とし、周辺の自治体病院をサテライト病院とする医療体制などが可能かどうかを煮詰めていく。当初示された検討スケジュールによれば、今年12月までに広域連合の内容案をとりまとめ、21年3月に正式決定、その後、大臣の設置許可を受け、22年4月に広域連合による医療提供体制をスタートさせたい考え。
 ただ、西紋各市町村や道の財政負担の割合、現実的な医師確保の方法など課題は山積みで、今後の協議会で、どう議論され、どう現実化させていくのか、その行方が注目されている。
(3人体制になった市保健福祉部の広域医療担当。姫田次長(中央)、今野参事(左)、西田副参事=写真=)

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