総社署は5日、昨年6月6日に総社市門田の産婦人科医院の前に男児を置き去りにしたとして、母親の岡山市当新田、派遣社員(25)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕した。
今年4月までに「(派遣社員が)母親ではないか」などの情報提供が数十件あり、取り調べたところ犯行を認めたという。
これまでの調べによると、派遣社員は男児を置き去りにした3日前ごろ、倉敷市内のホテルで一人で出産。「一人で育てる自信がなく、病院に置き去りにすれば誰かが育ててくれると思った」などと供述しているという。
男児は現在、福祉施設に預けられており、6日で満1歳になる。【坂根真理】
毎日新聞 2008年6月6日 地方版