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米国産牛肉:6日に最大規模のキャンドル集会

 米国産牛肉の輸入に反対するキャンドル集会が始まって以来、最大規模の参加者(警察による推定で5万6000人、主催者側発表では20万人)による集会が6日にソウル都心で行われた。とりわけこの日の集会には「李明博(イ・ミョンバク)政権退陣」を要求するスローガンも前面に登場した。

 「狂牛病(牛海綿状脳症、BSE)のリスクのある米国産牛肉の全面輸入に反対する国民対策会議」(以下、対策会議)はこの日夜7時から、ソウル市庁前広場で大規模キャンドル集会を開催し、明洞やソウル駅、安国洞方面へと行進を続け、大統領府(青瓦台)へと向かい始めた。

 参加者たちは、「李明博は退陣せよ」「魚清秀(オ・チョンス)警察庁長は退陣せよ」などと一斉に叫んだ。「米国産牛肉の輸入反対」から始まった集会・デモが、徐々に「政権の退陣闘争」へと変貌しつつあるのだ。

 広告代理店の社員キム某さん(31)は、「国民に何の希望も与えられない李明博政権は退陣すべきだ」と主張した。

 対策会議は集会がはじまる前の午後4時から、ソウル大学路のマロニエ公園で「国民を無視して告示を強行する政府を審判する汎国民大会」を開催し、1500人が鍾路や乙支路を経てソウル広場にまで街頭行進を行った。対策会議が主催した集会・デモとは別に、インターネット検索サイト・ダウムの掲示板「アゴラ」「アンチ李明博」などの会員や中学・高校生、一般市民などが中心となった3000人は、この日午後1時40分ごろから路上に出て、別の街頭デモを行った。

 デモ隊は光化門、安国洞、憲法裁判所周辺の路上を回りながら大統領府へ向かおうとしたが、警察は世宗路や東十字閣ロータリー、安国洞ロータリーに機動隊のバスなどでバリケードを設置し、デモ隊を遮断した。

 一方、前日午後4時からソウル広場で護国英霊追慕祭を行った特殊任務遂行者会は、この日午後6時に会見を開いた上で、自ら広場から撤収した。

オ・ヒョンソク記者

キム・シヒョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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