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【社会】

看護師174人が試験合格 インドネシア、8月来日へ

2008年6月6日 21時27分

 【ジャカルタ6日共同】インドネシアの首都ジャカルタで6日、日本がインドネシアと締結した経済連携協定(EPA)に基づき初めて受け入れる看護師の試験結果が発表され、180人のうち174人が合格した。

 周知期間が短かったこともあり、両国政府が今回想定した200人に届かなかった。合格者は今後、健康診断や面接を受けるが、ほぼ全員が8月上旬に来日できるとみられる。試験は5日行われた。

 ジャカルタ郊外の病院で看護師として6年近く働いているスワルティさん(30)は「高度な技術と伝統文化が調和し治安が良い日本は、私にとって夢の国。日本語を一生懸命に勉強し、日本の看護師国家試験に挑戦したい」と喜びを語った。

 また、ジャワ島中部プルウォケルトから約10時間の長距離バスで試験を受けに来た男性サヒルンさん(31)は「2003年まで3年間、福岡県の鉄工所で研修生として溶接などをした経験があるが、今度は本業の看護師として日本に行ける。はるかにうれしい」と目を輝かせた

 

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