2008年 6月 6日
香川県信用組合で7500万円着服
高松市に本店を置く香川県信用組合の元職員が客の預金約7500万円を着服していたことが6日、分かりました。元職員は先月、懲戒解雇されています。香川県信用組合によりますと、着服していたのは高松市香川町の川東支店に勤務していた35歳の元男性職員です。去年3月から1年余りの間、客に対し、金利の良い預金への預け替えを持ちかけ、定期預金を解約するなどの手口で32人の預金から総額約7500万円を着服したということです。元職員が今年4月、同僚に犯行を打ち明け、発覚しました。元職員には消費者金融などから1200万円の借金があり、着服した金は借金の返済やパチンコ代に充てていたということです。香川県信用組合では元職員の父親が全額、返済していることから刑事告訴はしない方針です。

JR岡山駅の係員が客の落し物着服
JR岡山駅の係員が客の落し物から現金などを着服していたことが6日、明らかになりました。JR岡山支社によりますと、着服していたのは子会社のジェイアール西日本メンテックの社員で、岡山駅「お忘れ物センター」の33歳の男性係員です。係員はパソコンの落し物データを書き換える手口で、落し物の現金約55万円や、財布などを着服していました。今年3月の内部監査で発覚し、係員に事情を聞いたところ着服を認めたということです。JRは6日付けで係員を懲戒解雇処分にしました。

北京五輪マラソン 中村友梨香選手の壮行会
北京オリンピック女子マラソン日本代表の中村友梨香選手を所属するデパートの社員が激励する壮行会が6日、岡山市で開かれました。壮行会は天満屋岡山店で朝礼に合わせて開かれ、中村選手が集った80人の社員にオリンピックへの抱負を語りました。これを受けて、天満屋の伊原木隆太社長が「我々に出来ることは、応援です。精一杯エールを送りましょう」と社員に呼びかけました。そして、天満屋陸上部の先輩から中村選手に花束が贈られました。中村選手は今月11日、アメリカに出発し、約2カ月間の合宿トレーニングでオリンピックに備えることにしています。

坂出市でショウブの花見ごろ
坂出市のショウブ園で、ショウブの花が見ごろを迎え、訪れる人の目を楽しませています。坂出市の川津花菖蒲園では今、濃い紫や、淡いピンクのショウブの花が鮮やかに咲き誇っています。この菖蒲園、以前、浄水場だった場所を利用したもので、16年前からショウブが植えられ、毎年6月の花の見ごろに合わせて、市民に開放されています。今年も、先月下旬から、約90種類、12万本が咲き始め、見ごろになっています。園内では写真を撮ったり、スケッチをするなどして、たくさんの人が可れんな花を楽しんでいました。川津花菖蒲園の一般開放は今月14日までで、お茶会も予定されています。毎年、一般開放の期間中には1万5千人を超える人が訪れるということです。

野崎武吉郎生誕160年記念展
江戸時代に塩田開発で財を成した倉敷市の野崎家旧宅で三代目当主、野崎武吉郎の遺品などが一般公開されています。野崎家の三代目当主、武吉郎は明治時代に貴族院議員も務めました。今回の一般公開は武吉郎の生誕160年を記念したもので、生前の愛用品や、政財界を中心に友人から贈られた書画や手紙など、約60点が展示されています。こちらは武吉郎が愛用していた蓄音機です。1907年に購入されたもので、当時の価格250円は今の約2000万円に相当します。この他、日本で初めての孤児院を岡山市に開設し、「児童福祉の父」と呼ばれた石井十次が武吉郎に贈った聖書も展示されています。この展覧会は来月27日まで、倉敷市の野崎家旧宅で開かれています。