4回目となるこの日の検討会議では、この春、駅周辺で行った市民や観光客、それに地元商店街など800人余りを対象にしたアンケートの結果が報告されました。それによるとおよそ6割の人が「利用する」と答え、行きたい場所に運行していることを最も重視していることが分かりました。一般市民では市役所や病院、また観光客では美観地区への要望が多く、今後のルート設定の上で、重要なポイントになることが指摘されました。コミュニティバスは1年半前、およそ2ヶ月間、試験運行を行っており、今回のアンケートで、ニーズの把握など検討材料の収集をほぼ終えました。来月からは、最終的なルートや運賃、時刻表など、コミュニティバスの運行計画を具体的に決めていく予定で、来年5月からの運行開始を目指します。
この取り組みは、演出家の森田雄三さんと俳優のイッセー尾形さんが、演劇の魅力を感じてもらおうと3年前から全国各地で行っています。参加したのは、ほとんどが舞台に立つのが初めてという市民40人あまりで、5日間の稽古で舞台を作り上げていきます。取り組みの特徴は、稽古や舞台に特別なシナリオが用意されていないことです。稽古は『何でもいいから話す』というところから始まり、参加者は日常生活やこれまでの人生で気になった人を役にして表現していきます。参加者の演技に対して森田さんとイッセーさんは、『芝居っぽくないほうがいい』、『お客さんが想像力を働かせるように演じてほしい』などこれまでのキャリアに裏づけられたアドバイスをおくっていました。この取り組みは8日までで、7日と8日にはイッセー尾形さんと参加者による公演が行われます。
会場には玉野市文化協会に所属する8つの流派の会員135人が、颯爽の『爽』をテーマに作品を持ち寄りました。初夏の草花をそれぞれの流派の特徴的な生け方で作品にしています。爽快とか颯爽という前向きな想いを表現した作品は、のびやかなイメージで、会場は華やかな雰囲気に包まれています。訪れた人たちはそれぞれの感性を楽しみながら作品を観賞していました。