06年3月13日 著
07年1月20日追記
オンラインカジノで初の摘発者
2006年2月に衝撃のニュースが飛び込んできました。
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以上の文章は個人名は伏せていますが、原文をそのまま引用したものです。
このようないわゆるカジノカフェの摘発はその後も全国で頻発しています。
以下はこの記事に対する私の個人的な疑問点と見解です。
- 「従業員に賭博場開張等図利罪でなく常習賭博罪容疑」
賭博をさせたとしている従業員を賭博場開張等図利罪でなく常習賭博罪容疑にしたということは、店員もオンラインカジノで、しかも常習的に賭博をしていたという見解になる。
通常、必ず相手側が必要である賭博罪において常習賭博罪と賭博罪での摘発だから、今回のケースは店側と客がオンラインカジノを利用してお互いが勝った負けたの賭博をしていたということなのか?
ということは、オンラインカジノはトランプや麻雀パイのようにあくまでも賭博の道具として利用されただけでカジノカフェの営業形態が問題ということか・・?
実際に記事のタイトルも「オンラインカジノを悪用」となっており、海外のサイトでの賭博開帳行為の裏付けには触れているが実際に海外サイトの摘発までは明言していない... - 「客の負け分をカジノ開設者と折半するかたちで、利益を上げていたのではないか」
今回のカジノカフェで使われていたオンラインカジノはプレイテック系の某ネットカフェ専用カジノではないかと言われている。
このオンラインカジノは一般プレイヤーのサインアップは一切できないようになっており、契約できるのはネットカフェのみ。
ネットカフェがあらかじめ購入しておくと、購入額に対する100%のボーナスが加算され、このチップを客に使わせることによって、客の損失分を折半するシステム。(という噂)
当然勝つ客もいるので、その時は店側も損失を出す。こういうシステムで店側は常に多数の客を相手に営業しているので、常習賭博罪ということになったのだろうか・・?
以上の点から読み取れることは、今回の摘発はカジノカフェをいう海外サイトとプレイヤーを仲介する国内業者が介在する形態から起こったものではないかということです。
わたしたち個人が自宅でプレイするのはまた別形態であり、違法と断ずることも摘発も難しいと思えます。
ただし、文末にある弁護士の「個人のパソコンから直接カジノサイトに接続している利用者を取り締まる必要がある。」などというくだりもあるように、今後の動きがどうなるのかはまったくわからない状況であることも確かです。自宅であってもリスクがないわけではありません。
個人的にはそれほど多くのニーズのあるオンラインカジノなら、撤廃をするよりもうまく規制した上で財源の確保等に充てればいいと思うのですが...いまだにランドカジノの構想も進まない国ではなかなかに難しそうです。
注意:以上はわたしの個人的見解であり、見解に対する影響について責任を負えるものではありません。
「やっぱり怖い!」という人は自宅であってもこの際オンラインカジノをやめておいたほうがいいでしょう。
追記
07年1月18日に上記摘発に対して判決が出ています。
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