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四川大地震、せき止め湖の排水間近に 放射性物質の回収完了

 【北京=佐藤賢】中国・四川大地震による土砂崩れで川がせき止められてできた四川省綿陽市北川県の「唐家山・土砂ダム」の水の排水が間近に迫った。武装警察の担当者は6日、掘削した排水路から7日未明までに水が流れ出すとの見通しを示した。中国政府は下流に住む20数万人を避難させたが、ダムが決壊する恐れも強まっており、警戒を強めている。

 一方、環境保護省は6日、地震による核関連施設の倒壊などで安全上の問題が生じた50個の放射性物質をすべて回収・貯蔵したと発表した。中国政府が発表した同日正午までの四川大地震の死者は6万9130人、負傷者は37万4031人、行方不明者は1万7824人となった。(06日 22:01)

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