2008年6月6日 23時1分更新
6日夜、甲府市のアパートの一室で硫化水素が発生し外部に漏れるおそれがあるため近くの50世帯の住民が避難しました。
6日午後6時ごろ甲府市徳行3丁目のアパート「ヴィラホサカ」の2階の1室で男性が横たわっていると、アパートの管理会社から警察に通報がありました。
警察官が部屋に入ったところ、たまごの腐ったような臭いがしたことから硫化水素が発生したとしてアパートや半径100メートル以内の住民およそ50世帯に対して避難する措置をとったほか、周辺の道路を通行止めにしました。
部屋にいた20代の男性はすでに心肺停止の状態で、警察では硫化水素を使った自殺とみて調べています。
現場は甲府市の県道、アルプス通りから30メートルほど入った場所でアパートや住宅が密集している地域です。
アパートの住む女性は、「硫化水素が発生したようなので念のため窓を閉めて外に出ないでくださいといわれた。
ニュースでは知っていたが、こんな身近なところで起きてびっくりしています」と話していました。
現場周辺はパトカーや消防隊が行き交う騒然とした雰囲気で避難した人たちは心配そうに見守っていました。