足利銀行(宇都宮市)は3日、支店・出張所の3割にあたる43店舗で、顧客の名前や口座番号、届け出印などの個人情報を含む計5万7214件の資料を紛失したと発表した。
一時国有化の終了に向けて昨年5月〜今年3月に一斉点検したところ、1992年〜2005年の伝票や帳簿、小型ネガフィルムの紛失が判明した。
保存期間が過ぎた別の資料を廃棄する際に、誤って一緒に捨てたとみられるが、シュレッダーなどで処分したため、外部に流出した可能性は低いという。不正使用による被害は寄せられていない。
足銀広報室は「今回の事態を重く受け止め、情報管理の徹底に取り組んでいきたい」としている。
対象となる43店舗は、統廃合した店舗を含めて、栃木、東京、埼玉、群馬、茨城、愛知の計6都県に上る。
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