福岡放送局

2008年6月6日 19時7分更新

不祥事で県警が意識調査へ

6日開かれた県議会の委員会で、福岡県警察本部は現職の警察官が少女に売春させたとして逮捕された事件など相次ぐ不祥事を受けて、全職員に無記名のアンケート形式での意識調査をして再発防止に取り組むことを明らかにしました。

6日開かれた福岡県議会の警察委員会で、福岡県警察本部の駒走博志警務部長は戸畑警察署の警察官が少女に売春させたとして逮捕された事件について、「3月に逮捕された女性との不適切な交際について判明した時点で、もっと調べておくべきだった」と改めて謝罪しました。
そのうえで、これまでの再発防止策が十分でなかったとして、▼全職員に対して、無記名のアンケートをして意識調査を行うことや、▼外部の専門家による聞き取り調査をして取り組むことを明らかにしました。
一方、5日未明、筑紫野市の駐車場で内偵捜査をしていた捜査員2人が暴力団の関係者とみられる男らに拳銃のようなものを突きつけられ、1人が警察手帳を奪われた事件について、福岡県警察本部の成内修治総務部長は「道仁会だけでなく、すべての暴力団の壊滅のために徹底した取り組みを推進したい」と述べました。