イニシャル・数字・模様入りミサンガ

※検索で直接このページへいらっしゃった方へ※
ミサンガの基本の編み方、斜めや矢印ミサンガなどの作り方は別のページにあります。
作り方他、メニューのあるフレーム表示はこちらです

お待たせしました。
一番問合せの多かった「イニシャル入りミサンガ」の作成方法です。
「カバンドリーワーク」という編み方を使って絵を描くように編んでいきます。
最初はとても難しく感じるかもしれませんが、慣れれば同じ編み方の繰り返しです。
しかもパターンさえ作れば、どんな模様も自由自在。
お気に入りの1本を作ってくださいね。

※カバンドリーワーク※
  マクラメを編む時に使うポピュラーな技法の1つ。たて巻き編み、よこ巻き編みを使って様々な色で模様を描き出す。
  …という説明が正しいかどうか保証はありません。

なお、ZAMALEKさんでも文字入りミサンガについて丁寧に解説されています。
ビーズや雑貨の販売店だけにうちより分りやすい説明です♪ぜひ参考になさって下さいね^^

編み始める前に準備してね
よこ巻き編み・糸の運び方
たて巻き編み・糸の運び方
ミサンガの固定方法
※【基本の編み方4種類】では余りに分りにくいので、ゆみなの糸の運び方をご紹介します。お役に立てれば幸い。あわせて見てみてね♪
※下の方にアドバイスを書いてあるので、編み始める前に一応ざっと目を通して下さいね〜。

編み始める前に準備してね
編み始める前に、必ずパターンを考えて紙に書きましょう。

縦糸9〜10本(=幅およそ1センチ強)、65段(=長さおよそ14センチ)程度が基本のようです。
模様や、巻く手首の長さ等によってミサンガの幅や長さは当然変わってくるはずなので、その辺はお好きに。

方眼紙を買ってきて色鉛筆でデザインするのもすごく楽しいですよ♪
でも、色を変えたり模様をずらしたり…大変だと思ったら、パソコンが便利。
CozyAreaCozyTimeでも【パターン】でWin付属のペイント他お絵かきソフトで使用できる製図用パターンを用意しています(ちょっと使いにくいので、Excel等で自作した方が使いいいかと思われますが)。
手書きだと面倒な処理でも、パソコンなら「色を変えてみる」「模様を付け足してみる」なんて自由自在。
ネットが出来るならパターンだって簡単に作成できます。

  次に刺繍糸。

カバンドリーワークは縦糸の本数だけでは編めません。
横糸になる刺繍糸が+1本必要になります。
上で出しているピンク地に赤のハート模様のミサンガなら、ピンク(縦糸)10本+赤(横糸&模様)1本。
合計11本必要になります、お間違えのないよう。

イニシャルなどを編み入れるカバンドリーワークでは、刺繍糸の長さが斜め模様や矢印模様よりかなり多めに必要になります。
縦糸の長さはほぼ決まっていて、およそ120〜130センチほど。
模様にもなる横糸の長さは、入れる模様によってまちまちですが、今回の例題として使う「Yuminaミサンガ」で250センチでした。
イニシャル1つ程度なら、横糸は150センチもあれば大丈夫だとは思います。
編み途中で糸が足りなくなった時に継ぎ足すことも出来ますが、結構時間がかかるのと裏での処理が面倒なので、心配なら少し長めに取っておいた方がいいです。
いくつか編むうちに、大体これくらいの長さ、というのが分ってくると思います。

よこ巻き編み・糸の運び方 **よこ巻き編みは縦糸の色が出る編み方です**
今回の例題は「Yuminaミサンガ(ハート付き)」。
よこ巻き編みは縦糸の色(地の色)
たて巻き編みは横糸の色(模様の色)が出ます。

刺繍糸の色がアレなのは、単に持ち合わせがそれしかなかったからです^^;
でもま、説明するには分りやすい配色でよかったね、と。
縦糸=濃いオレンジ、白、薄いオレンジ
横糸=青

編み始めの起点は、ゆみなは常にパターンの左上。
そこからまず右方向へ編み、端まで行ったら折り返して編んでいます。
パターンの真中から両側へ向かって編む方法もあります。
これだと編む時に糸端が短くて編みやすいのですよ〜。
お好きな方法でどうぞ♪

端を輪にする方法もあるようですが、そこまで習得していないので今回は両方とも三つ編みしっぽで。
しっぽの長さはお好きにどうぞ。
ゆみなは15センチとりました。

糸の並べ方ですが、写真のように編む順番に美しく整列させて下さい。
横糸は一番左端です。

  **左から右方向へ編み進む時のよこ巻き編み**

写真左の通り糸を交差します。
交差した部分を上からしっかり持ちます。

  縦糸を横糸(青)に、上からくぐらせて引き抜きます。
横糸(青)をぴんと張ります。
横糸(青)を若干斜め上方に引っ張りながら、縦糸を根元までしっかり締めます。
これでよこ巻き編み1回目終わり。
よこ巻き編みの1回目はきつめに結んでください。
緩いと編地に穴がぽこぽこあいてしまいます。
もう一巻きするのですが、手順が違うのでしっかり覚えてください〜。
  よこ巻き編み2回目。
この手の形は…、そうです。
何の事はない、2回目は左結びを1回やるだけです。
  横糸(青)を斜め上方にぴんと張り、縦糸を根元までしっかり締めます。

これで「左から右方向へ編み進む時のよこ巻き編み」が一目出来ました。

  **右から左方向へ編み進む時のよこ巻き編み**

今までと逆のことをやればいいんですよ、おしまい。

なんてのはあまりにどうかしてるので、解説行きます。
こぴぺだらけですが、写真見て付いて来て下さい。

糸を写真通りに交差させて、交差部分を上からしっかり持ちます。

  縦糸を横糸(青)に、上からくぐらせて引き抜きます。
横糸(青)をぴんと張ります。
横糸(青)を若干斜め上方に引っ張りながら、縦糸を根元までしっかり締めます。
これでよこ巻き編み1回目終わり。
もう一巻きするのですが、手順が違うのでしっかり覚えてください〜。
  2回目。
はい、今度は右結びを1回お願いします。
横糸(青)を斜め上方にぴんと張り、縦糸を根元までしっかり締めます。

これで「右から左方向へ編み進む時のよこ巻き編み」が一目出来ました。

  「Yuminaミサンガ」はこの調子で5段、ひたすらよこ巻き編みを続けます。
6段目でいよいよ模様が出てきますよ。
さ、次のたて巻き編みへどうぞ♪

たて巻き編み・糸の運び方 **たて巻き編みは横糸の色が出る編み方です**
  おめでとうございます。
やっとイニシャル部分ですよ。

**左から右方向へ編み進む時のたて巻き編み**

まず横糸(青)を縦糸の下におき、交差させます。
たて巻き編みは、最初に常に横糸が縦糸の下に入ります。

  下のほうも交差させ、上から交差部分をしっかり持ちます。
そして(写真がわかりにくくてゴメンナサイですが)、縦糸を横糸(青)の上からくぐらせて引き抜きます。
  縦糸の糸端は必ず横糸(青)の左側に出してください。
張っている横糸(青)を緩め、縦糸をしっかり下方に張ってください。
緩んだ横糸(青)を上方へ引っ張り、根元でしっかり締めます。
1回目終わり。

2回目も、写真3枚目から全く同じ事を行います。
これで「左から右方向へ編み進む時のたて巻き編み」が一目出来ました。

  **右から左方向へ編み進む時のたて巻き編み**

まず横糸(青)を縦糸の下におき、交差させます。
たて巻き編みは、最初に常に横糸が縦糸の下に入ります。

  下のほうも交差させ、交差部分を上からしっかり持ちます。
  縦糸を横糸(青)の上からくぐらせて引き抜きます。
  縦糸をぴんと張り、横糸(青)を緩めます。
縦糸を下方にしっかり引っ張り、横糸(青)を上方へ引きます。
根元でしっかり締めましょう。
1回目終わり。

2回目も、写真3枚目から全く同じ事を行います。
これで「右から左方向へ編み進む時のたて巻き編み」が一目出来ました。

  たて巻き結びが出来ると模様が少しずつ浮かび上がってきます。
編み進めばやがて、はっきりと出てくるでしょう。

すんごく楽しい瞬間。

  実は編地の裏の方がきれいに模様が出ます。
ハートや☆といった模様なら大して表裏関係ないけど、イニシャルで編地の裏を表にしたい場合は、パターンを水平反転(手書きなら裏返し)させてから編み始めてください。
しっぽの始末をして出来上がりです。
かなり時間がかかると思いますが、その分出来上がりの喜びは格別ですよ^^

ビーズ編み込みや、別糸を使用してカラフルに模様を描く事も出来ます。
横糸を真横に通さず斜めに通して、ハート模様を直接作成する事も可能です。
創意工夫次第で何でも出来ますよ〜。

そうそう、よこ巻き編みは縦に糸が結ばれ、たて巻き編みは横に糸が結ばれます。
面白いね〜と思ったのは私だけ?

ミサンガの固定方法

カバンドリーワークは編地がずれるとゆがんだりするのが難点です。
編地が伸びるにつれ編みにくくなるし、固定してしまいましょう。
コルクボードやアイロン台にピンで留めるのが一般的らしいですが、ピンで編地が見えずに非常にやりにくくて困ってしまいました。
お金をかけないで何とか固定する方法はないもんか…とひらめいたのがこれです。

1・編地が5mm程になったら、固定開始。
2・セロテープで『上→左右→下』の順に2回重ね貼りするだけ。
3・編地が伸びて編みにくくなってくるたびに、ミサンガをしっかり持ってずるずる上部へ移動させます。セロテープの囲みの穴から、常にミサンガの編む部分がぎりぎり出ていればOKです。

箱等、移動できるものの上に固定して編んだ方がすぐに片付けられて良いかと思います。
毎回ゆみなは机から剥がしては貼って、剥がしては貼ってw